香港から日本に戻る途中の機内で、クリストファー・マッカリー『ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015年)を観る。
舞台はリトアニア、ロンドン、パリ、ウィーン、カサブランカなど。何も考えないつもりだったのに色々とゴチャゴチャしていて、もう少し単純にしてほしい。せっかく『アウトロー』というアホアホ映画を撮った人なのだし。ウィーンでオーストリア首相が狙撃されそうになる場面は、明らかに、アルフレッド・ヒッチコック『知りすぎていた男』の引用なのだが、もっと楽譜の進行とあわせてじっくり見せないと効果なし。
トム・クルーズがロンドンのレコ屋で工作員と接触するときの暗号は面白かった。「サックスは?」「コルトレーン。」「ピアノは?」「モンク。」そして、渡されたLPにより指令が再生される。
そういえばシリーズの第4作を観ていない。