amazonプライムで、ジョアン・チェン『オータム・イン・ニューヨーク』(2000年)を観る。
いや馬鹿馬鹿しい。金持ちのプレイボーイとか美少女の不治の病とか、ベタベタのネタを並べてみた感じ。濡れ場の処理はお決まりの「小鳥が飛ぶ朝」とか「すりガラス」。このダメ極まりない演出に、どうしようもないイモ俳優のリチャード・ギア。目当てはウィノナ・ライダーだったのだが、キャラ作り過多の演出で痛々しい。
ところで、リチャード・ギアの生き別れた娘が働く場所が「ネイティブ・アメリカン博物館」だが、見たところ、マンハッタン最南端にある国立アメリカ・インディアン博物館である。この名称については「ポリティカリー・コレクト」ではないとの議論があったというが、その意識があったのかどうか。