チェーホフ「ワーニャおじさん」補足:思想のモード化の恐ろしさ

2006-01-25 19:43:40 | 本関係
以前「ワーニャおじさん」の感想を書いたとき、特にソーニャの、教授とその思想に対する態度は流行という現象を想起させると指摘した(「『ワーニャおじさん』分析:フェミニズムと思想への態度」参照)。これについて、教授を否定する立場のワーニャ、アーストロフの二人に焦点をあてて考えてみたい。彼らは、「変人」として扱われるかのけ者にされている。これらは、時代の流行から外れているがために異端として扱われていると言 . . . 本文を読む
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