とりあえずここらでフォロー:ひぐらし[ネタバレなし]

2006-01-07 23:59:45 | ひぐらし
前の記事で推理という枠組み、そして演出的な問題の二点からバッサリ斬り捨てたのだが、ここいらでフォローというか自分の姿勢を別の角度で表明しておきたいと思う。 ひぐらしへの愛が薄れたわけではないし、ましてや完全否定するつもりは毛頭ない。批評に値するからこそこうして書いているのだ(逆に言えば、批評に値しないものはこのブログに書くことも頭の中で印象を整理することもしない)。このあたり、前から読んでいる方 . . . 本文を読む
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また本が増えた…

2006-01-07 20:52:29 | 本関係
竹山博英『マフィア その神話と現実』、マキャベリ『君主論』、エレナ・ポーター『スウ姉さん』、夏目漱石『行人』を購入。ちなみに全部百円。 マフィアのやつは「サフィズムの舷窓」のニコル・ジラルド、アンシャーリー・バンクロフトの影響で購入。片やシチリア・マフィアの娘、片やコロンビアの麻薬王の娘なので…wマキャベリはペトラルカについての本を読んで興味が湧いた。都市国家の群雄割拠という状況下を踏まえての君 . . . 本文を読む
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ひぐらし:フラットになった人間関係[皆編ネタバレ]

2006-01-07 17:50:38 | ひぐらし
※かなりキツめの内容です。その点を踏まえた上でお読みください。 信じることしか知らない者の信頼に大して価値は無い。疑いを乗り越えた上で生まれた信頼に比べれば。 少なくとも罪編までは、疑うことがしっかりと意識されていた。だが、それが皆編でどうなったか?「仲間」という言葉で全ては体よく片付けられるようになった。しかも疑わなくなった理由が「悪夢を見たから」だって!?ヤレヤレだぜ…「奇跡」の言葉・現象 . . . 本文を読む
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ひぐらしの凄さと幻滅[皆殺し編ネタバレ]

2006-01-07 16:23:55 | ひぐらし
まず最初に。題名にもある通りネタバレの内容です。皆殺し編プレイ後の方以外は読まれないようお願いします。 「事実は小説よりも奇なり」 裏には、それぞれの真意がある。だがそれが行動や言葉として表に表れたとき、 程度の差こそあれ誤解が生じてしまう(言語概念や認識の相対性ゆえ)。上の有名なフレーズは、そういった誤解が積み重なって生まれる奇妙な現象・状況の本質を言い当てていると思う。 ひぐらしに表れる . . . 本文を読む
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