例によって「駅からハイキング」コース近辺のラーメン屋探訪。コースから近い店を探すのは面倒だが、楽しみでもある。数軒の候補から、今日は醤油味がウリらしい店をチョイスして訪問。昼時とは言え、店の前には行列、10番目。いつもなら「じゃあいいや」で諦めてしまうのだが、滅多に来る場所でもないし、今日は待つことにした。本を持っているので暇にはならないが、少々風が冷たい。
案内されて店に入ると、空席があった。厨房の調理スピードと調整しているのかな?接客がとても丁寧。醤油と白醤油があり、珍しい白醤油をオーダー。
出てきた丼を見ると、思ったよりも濃い色。一口啜ると、強く魚介出汁が香る。油も軽く存在を主張する。割とガツンと来る味だが、しつこく残らないのは不思議。やや白っぽい細ストレート麺、味がよく沁みたメンマ、チャーシューは柔らか目が二種各一枚。鮮やかな緑のネギ。そしてカウンターにスパイス等は置かれていない。
インパクトあるスープだが、食べていてもしつこくならないのが素晴らしい。なるほど、行列も頷ける。白醤油は愛知の七福醸造のものを使用と壁に貼られていた。帰宅して調べてみると、有名な業者のようだった。能書きはともかく、美味しく並んだ甲斐がある一杯だった。
「ラーメン屋以外ではラーメンを食べない、ブログに書かない」がモットーの自分としては、この店を取り上げて良いものか迷った。が「ラーメンWalker神奈川2023」に取り上げられている店だし、まあいいかと。とは言え看板メニューの「麻婆まぜそば」はいかにもターゲット外、唯一ラーメンっぽい「塩そば」をオーダーする。これがなければ、この店には来なかっただろう。券売機故障中で、着席してオーダー、支払い。
丼が大きい。小さな店の1.5倍くらいありそう、その中にこんもりと、粗挽き黒胡椒がまぶされたモヤシがタワーのように…なんだか二郎系みたいだなあ、そこまで量は多くないけど、そのもやしのごま油が塩スープと混じり、塩ラーメンでなくタンメンのような味がする。嫌いではないが、やはりラーメンと言うジャンルには入れたくないかな。塩がちょっとキツ過ぎると感じた。麺は細めストレート、食べやすい。タワーもやしの他、ほうれん草にチャーシュー。チャーシューは小さいが4枚あったか、柔らかすぎず堅すぎず、しっかり味も出ていて好感。
塩ラーメンとして評価するとスープが今一つだったが、店内は広く清潔で接客態度も丁寧、メインの麻婆まぜそばを食べにならまた来ても良いかなと思った。
映画を観終えて図書館へ行こうと商店街を歩いていたら、今日が月に一度のサービスデーとの看板に惹かれ入店。確かに、今どきラーメン一杯600円とは安い。醤油味を「麺かため、味うすめ、油すくなめ」でオーダー。
ルックスは確かに家系ラーメンのそれだが、スープはややクリーミーに感じた。そして麺はやや太め、かためのせいもあって噛み応えたっぷり、家系と言うより二郎系の食感なのは意外だった。
東神奈川へ行く用があり、ついでに「ラーメンWalker」掲載店を訪れることにした。定期券を持たない今、ラーメンのためだけに電車に乗って出かけるまではしたくない。
店は大通りに面しているが、看板が小さいため気付かずに通り過ぎてしまいそう。先客が1名待っていたので解ったが。先日の鴨宮同様、タイミング悪く10分以上待って入店。ここもやはり、店主1名で切り盛りされているが忙しくあっても刺々しい雰囲気はない。醤油ラーメンを注文、食券制。
先日に続いて、澄んだスープ。こちらは油がけっこう浮いている。出汁は出過ぎておらず、かと言って醤油の味しかしないかと言えばそんなこともない。麺は細め、ちょっと九州ラーメンに似たような、ぽそぽそした食感で好み。
けっこう具沢山である。チャーシューが3種3枚、厚みがありバラチャーシューはとろける味わい、美味い。これだけを白飯に載せたチャーシュー丼を食べたい。アクセントの小松菜はしゃきっとしており、見た目も味もアクセントが付く。多目のネギも嬉しい。カウンターには何種類かの調味料、ユニークなのは注射器に入った香味油だろうか?軽くコショウだけ振って食べたのだが、試せば良かった。後で調べたら、煮干オイルらしい。やはり試せば良かった。
一緒に入店した先客と、一緒に退店。もう少し駅から近いとか、駐車場があればリピーターになりそうなのだが。
「駅からハイキング」を歩いた際は、沿線のどこかで「ラーメンWalker神奈川2023」掲載店でラーメンを食べようと思っている。今回は小田原の掲載店でと思っていたが、ゴールが鴨宮店なのと、掲載店のラーメンが好みのタイプでなかったり駅から遠かったりのため、掲載店でないラーメン屋に寄ってみた。
「駅ハイ」のゴールは鴨宮駅南口だったが、橋上駅舎を通り抜け北口に出、何となく商店が並ぶ通りを歩いてすぐのところ。どうやら有名店らしい。客席数も小さくちょうど一杯になったらしく、15分くらい外で待った。待ち客3組目、後で店内で他のお客さんと店主との会話を聞くともなしに聞いていたが、これでも空いている方らしいのはラッキーだった。
「醤油」をオーダー。けっこう色濃いが澄んだスープ。しつこくないがしっかりとした魚介系の出汁が香るが、くどくない。麺は細めでつるりとしており、見た目も食感も玉子麺っぽい。テーブルに一切の調味料はなく、こだわりが見える。
一人で切り盛りしている店主は、忙しいながらも全てのお客と注文以外に一言二言、会話をしており感じが良い。味だけでなく、接客も人気の理由か。駅から近いと言うだけで行った店だったが、大当たりで嬉しかった。ごちそうさまでした。
「ラーメンの鬼」こと佐野実氏(故人)の店であり、現在は弟子が店長らしい。そういうブランド性もあってか、価格は4桁とすこぶる高い。ネットで検索すると麺はxx、スープの鶏はxx…とこだわりを知ることができるが、出された丼にそのような能書きはなく、目の前の味が全てである。
味は醤油と塩の2つのみ。オプションで大盛や多少のトッピングはあるが、サイドメニューや利益率が高いとされるビール等はなく、ラーメン一本勝負というプライドが感じられる。真っ白な丼に盛られたラーメン、スープは脂がキラキラ、これは唇にまとわりつくタイプかと身構えたが杞憂に終わった。拍子抜けするほどスッキリあっさり、後に引かないのが物足りないほどキレが良い。麺は「支那そば」と言うだけあってやや黄色っぽくツルリとした細ストレート、個人的にはもう少しザラつき、もう少し硬めの方が好み。メンマは先割れ?で長い。チャーシューは2枚、厚みがありながら柔らかい。海苔は小判が1枚、口に含むと溶けて磯の香りが広がる。細い輪切りにされているのは青々とした九条ネギか。
スタッフの接客は丁寧かつ上品、厨房も勇ましく掛け声が飛び交うわけでなく、粛々と丁寧に作っている。それでいて居住まいを正されるような圧迫感はないのは有難い。
一般的な店より高い価格も納得の一杯でした。この日歩いた「駅からハイキング」のコース上にあり、立ち寄れて良かった。
「駅からハイキング」を歩いた寒川から川崎に戻り、午後はワクチン接種。その合間に昼食。今日のタイムマネジメントは完璧で気持ちが良い。旧東海道のチネチッタ裏あたり、数軒のラーメン屋がある。すべて訪問済みと思っていたが本店は記録(記憶)にないので入ってみた。
スープは店で炊くのではなくチェーンで配送されてくるものを温めるシステムっぽい。ちょっと量が少なくないか?飲み過ぎ防止の親心と理解する。麺は家系らしくなく、四角くかなり太め。もっちりした食感、これなら柔らか目に茹でて貰っても良いかもしれない。堅めにすると、二郎系になってしまいそうだ。ほうれん草は多目でうれしく、チャーシューは薄いのが1枚だが炙ってあり悪くない。海苔は大き目、つい無料のライスに手が伸びる。
麺とスープの量のバランスが悪いのが気になったが、まあ悪くない一杯でした。正統派家系ファンからは歓迎されないとは思うけど。ところで店名は横浜と川崎からつけたのだろうか?大陸系の店主に尋ねれば良かった。
いよいよ10月、今年も残り1/4となった。今日は大黒ふ頭で、またクルーズ客船のお仕事。帰りに通った鶴見駅前に九州ラーメン屋があるのを見つけ、夕食には早めだが寄ってみた。
シンプルにラーメン、そしてネギ(+刻みチャーシュー)丼を頼む。これが失敗で、まず九州ラーメンにしては麺の量が多目だった。そして、ライスまたは替え玉が無料だった。
スープはさほど匂わず寂しいが、味は濃い目。取り立てて特徴は感じないが、白飯が欲しくなる味。麺はかためで頼んだ。普段は辛子高菜を入れるのだが、今日は何となく気分で入れない。
食べ過ぎと思えど、無料の替え玉を見逃す自分ではない。意地汚く啜り込むのだった。うっぷ、食べ過ぎ…駅までの僅かな距離を、ヨロヨロしながら歩いた。また食べても良いが、ラーメンのみ、替え玉すら不要なくらいが健康的には良さそうだ。ところで、九州ラーメンに海苔って珍しいんじゃない?ここだけは家系ラーメンの影響なのかな。
久しぶりに「ラーメンwalker神奈川2023」掲載店を訪問した。場所はJR/京急鶴見駅近くでアクセスは便利だが、路地を入った場所はわかりづらいかもしれない。
券売機は上から塩・醤油・味噌と並ぶので、店の一押しは塩なのだろうか、だが今日はムックにも載っていた醤油を食べたく、オーダーした。スープの味や麺の茹で加減などは訊かれなかった。
割と脂が濃そうな、色も濃い目のスープだが、啜ってみると塩っぱくも酸っぱくもなく良い加減。麺に箸をつける前に2,3口啜ってしまった。その麵は玉子麺のように黄色味が強め、表面が光ってつるりとした喉越し。このためスープが必要以上に絡まず、しつこさを感じない食感になるのだと思った。チャーシューは薄めだがきちんと茹でられ、柔らかい。カイワレの苦みが良いアクセント。ごちそうさまでした。