序論にある「そもそも虚構と真実には違いがあるのか。幸福とは何か。不幸とは何か。僕らはどうして仕事をしなければならないのか。仲間は必要なのか。」と言う投げかけには実に共感。そして「胸の奥の核を、やはりないがしろにするわけにはいかない。」と言う叫びにも聞こえる一節。ちょっと怜悧冷徹に見える押井監督は、実はとてもハートフルな人なのだろうと思える。
作品を評価しながらも「世界の」宮崎駿の作品の作り方に意義を唱える、なかなかできることではない。ダメだと言うのではなくどこが自分の主義と合わないか、きちんと整理して発言しているので判り易い。たぶんこういう所が一部で疎んじられているんだろう。
アニメ業界の話を期待したら満足できないかもしれないが、こういうものの考え方があると知ることは良いのではないか。自分の考え方、捉え方と似た部分があるからそう感じるのかもしれないが。ところで押井監督と言えば「攻殻機動隊」が(世界的と言う点でも)代表作とされているんじゃないかと思うけど、自分にとっては「機動警察パトレイバー」なのです、ハイ。
2019年11月12日 通勤電車にて読了
作品を評価しながらも「世界の」宮崎駿の作品の作り方に意義を唱える、なかなかできることではない。ダメだと言うのではなくどこが自分の主義と合わないか、きちんと整理して発言しているので判り易い。たぶんこういう所が一部で疎んじられているんだろう。
アニメ業界の話を期待したら満足できないかもしれないが、こういうものの考え方があると知ることは良いのではないか。自分の考え方、捉え方と似た部分があるからそう感じるのかもしれないが。ところで押井監督と言えば「攻殻機動隊」が(世界的と言う点でも)代表作とされているんじゃないかと思うけど、自分にとっては「機動警察パトレイバー」なのです、ハイ。
2019年11月12日 通勤電車にて読了