日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【本】小池龍之介著 「いま、死んでもいいように」(幻冬舎文庫)

2019-12-19 06:28:06 | 本・映画・展覧会
 坊さんの書いた本で、生や物への執着を捨て心安らかに死ねるよう説く本。

 連載物をまとめたため、一編ごとに考えやすい反面で全体を通しての著者の主張が解り難い。個々の節の内容には賛同する部分あり、同意できない部分あり。あまり「所詮は詮無いことだ」ばかりで片付けてしまうと、生きているうちの楽しみがなくなってしまう。それでは単に生命を繋げるためだけに生きる動物や虫と変わらなくなってしまうではないか。

 せっかく文明を持ったヒトに生まれたからには、死んだら遺ったものに意味がないとしても多少はモノに執着したり、生きている間のコトに注力したりしても良いのではないかと思うのだが(程度問題はあるけどね)。

 2019年11月26日 通勤電車にて読了
コメント
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