九州を襲っていた線状降雨帯は昨日に引き続きわが地域にもやってきた。昨日は横殴りの雨がひどかったので、予定していた集落の寄り合いも延期となった。近くの市道も倒木による通行止めの防災放送もあった。
わが家の前の道路もだんだんと川になろうとしていた。ひどいときは、深さが十数センチになったこともあった。ジャガイモを洗うにはちょうど良い水量だが、今のところは4~5cmほどだ。
近くの川の濁流の轟音が、わが家にも聞こえてくる。近所の人に聞いてみると、早朝はこの倍くらいの水量だったという。まるで台風が来たような数日間だ。深夜にはしばらく停電が続いた。山を背にするわが家も土砂災害も覚悟しなければならないので、寝る場所をいつもの山側ではなく居間・玄関側で寝ることにする。
雨以上にわが家にとっては風害が猛威を振るった。心配していたトウモロコシは真っ直ぐ立っているのは1本もなかった。当局はそろそろムジナことアナグマがトウモロコシを狙っているのを察知していたが、まるでアナグマにやられたような風害だった。
また、ピーマンや甘長トウガラシなども倒伏していた。ほんとうは事前に支柱を複数立てて誘引しなければならなかったが、なかなか手が回らない。プロの農家なら雨天の中でも作業をするのだが、雨天の時は晴耕雨読ならぬ「晴寝雨寝」を旨としているので、どうしても作業が遅れてしまう。そのため、和宮様から厳しい叱正が飛んでくるのだが、のらりくらいと弾丸をよけている。懲りないんだなー。