山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

やっと焚き火ができた幸せ

2020-07-23 21:16:53 | 野外活動

 長ーい梅雨と天候不順が続き、私設焚き火施設がコロナと連動?して自粛が続いた。古い竹の支柱や雑草・畑の残滓が積もっていくだけでなく、焚き火会場にさえ草が生えてしまっている。毎日天気予報と空をうらめしく見つめる。山の梅雨空は突然大雨が襲うことがある。やっと、「きょうしかない」日がやってきた。晴れの日は避けて小雨があるくらいがいいのだ。火災とその延焼にはかなり気を使っているのだ。

         

 竹の支柱はよく燃えるはずだが、今回はどれも濡れていてなかなか火が回らない。乾かしながら少しづつ燃やしていく。ついでに、周りの雑草も刈り取っていく。今まで草取りを専念してきた和宮様も「きれいになってきたぞよなー」と顔をほころばせる。

         

 山のように積んであった支柱もずいぶんなくなってきた。最近は害獣対策で支柱の数が多くなってきている。また、挿し木から育てた樹木の植栽も増やしてきているからでもある。今年は、裏山の伐採の影響で竹林がかなりなくなってきているので、支柱の供給が課題となってきている。

         

 いつもだと、うどんやそばを茹でるのが定番だったが、今回は燃やすのに精一杯だったので余裕がなかった。それを察してか、和宮様が「トビウオのクサヤがあるからに」とのたまうので、さっそく七輪で焼いていく。夕飯に食べてみたがこれが実に旨い。さめていても味がきちんと濃縮されている。地元の人は意外に食わず嫌いの反応なので強くすすめないことにしている。

                 

 最後に、ミントのハーブ茶を作る。いつもだと、焚き火コーヒーとなるが昼食に間に合わず。この傷だらけの七輪も土中に捨てられていたのを掘り起こして使ってみたが、まったく問題がない。まさに七輪文化のゆかしさを満喫する瞬間を楽しめる。炭はほとんど焚き火からの消し炭でまかなっているので、市販の炭はほとんど使っていない。畑の残滓がここで灰となり、再び畑に返されていく循環型農業の一翼を実感する一日となった。 

          

 ゴミの山がこんなに小さくなった。そして土壌改良として草木灰がまもなく畑に散布される。                 

 

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