山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

「クズ」は手ごわい

2020-07-17 21:37:51 | 出会い・近隣

 毎年、国道の法面の雑草を刈り取る作業を集落あげて取り組んでいる。しかし、急斜面での作業や夏の熱中症の問題もあるが、それ以上に集落の人手が減る一方のうえ、高齢化でこの作業がやりきれるかがいつも問題になってきている。その解決の一つとしてアジサイやレンギョウなどの植栽事業をしてその面積を小さくする戦略をオイラは提案したが現実は焼き石に水の状態だ。それでも、全体の五分の一くらいは花壇として確保できつつある。

 その花壇で大きく成長したレンギョウには「クズ」が上から襲いかかり、レンギョウがあることさえわからない。提案者の責任としてその「クズ」の除去にとりかかることになる。孤独な作業だが修行だと思ってひとり続ける。

  

 ところがなんと、植栽した花壇の下を誰かが草刈りしておいてくれていたではないか。これでずいぶんクズや雑草の除去作業もやり易いことこの上ない。最近は、こうした応援してくれる地元メンバーがいることが心強い。ほんとうはまめに草刈りや整枝をやればいいのだが、ついつい忙しさにまみれて後になってしまう。集落では生涯現役がふつうだから定年がない。つまり、老後の地域貢献という発想が生まれにくい。みんな自分の仕事に忙しいのだ。

    

 愚痴を言ってもしょうがない。自分なりにやれることをやる、というのがモットー。なんとかクズを除去し粗削りな整枝作業も終える。まわりの伸びた雑草も刈り込む。これだけでも3時間近くはかかっている。クズも直径3cmくらいの幹(こいつが元凶だった)を伐る。イノシシではないから根っこはとても手が出ない。「農薬を使おう」とまわりは言うが下側は田んぼなのでなんとか拒否を続けている。あとこのくらいのレンギョウが二つもある。粛々とやるのだが、集落としての草刈りは明日の予定。しかし、雨天の関係で後日に持ち越し。それまでにはクズと対峙することとなりそうだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする