最近になって八神純子が1978年にリリースした「みずいろの雨」がニール・セダカが
1977年にリリースしたアルバム『A Song』に収録されている「Hot and Sultry Nights」に
似ていることを知った。とりあえず和訳をしてみる。
「Hot and Sultry Nights」 Neil Sedaka 日本語訳
ここで暮らすことが楽ではないことは承知のはず
この暑くて鬱陶しい夜を過ごすことはとてもきつい
君は恋人を愛する余裕さえ失う
謝肉祭と化すなんて想像さえしていなかった
一時的にせよ救済的な冷気が使えればいいのに
こんな暑くて鬱陶しい夜には
僕たちは世界の片隅にいる
ケシの花道の上にある発着所
かつて僕たちは永遠に生きられると思っていた
喜悦が絶えることなどあり得ないと思っていた
ある晴れた日に僕たちは邪魔をされた
数人の男たちがやって来て僕たちのフィールドを燃やしたんだ
取り引きは途絶えて街は死につつある
どのような気持ちになるか誰も想像できまい
ここで暮らすことが楽ではないことは承知のはず
この暑くて鬱陶しい夜を過ごすことはとてもきつい
君は恋人を愛する余裕さえ失う
謝肉祭と化すなんて想像さえしていなかった
一時的にせよ救済的な冷気が使えればいいのに
こんな暑くて鬱陶しい夜には
嘆き悲しむ歌が聞こえる
僕たちは早く大人になってしまった
彼らがフィールドに火を放つところを僕たちは見ていた
僕は周囲が見えなくなるくらいに泣いた
移住できる者たちは
ぼろきれや骨だけを残して去って行った
明日について語る者などいない
ただ暑くて鬱陶しい夜について語るだけだ
ここで暮らすことが楽ではないことは承知のはず
この暑くて鬱陶しい夜を過ごすことはとてもきつい
君は恋人を愛する余裕さえ失う
謝肉祭と化すなんて想像さえしていなかった
一時的にせよ救済的な冷気が使えればいいのに
こんな暑くて鬱陶しい夜には
訳してみてニール・セダカのイメージと違い、意外とシビアな内容の歌詞に驚く。ポップ・
シンガーのニール・セダカでさえ本作リリース当時のベトナム戦争の影響を受けていたのだろうか。
八神純子さん『みずいろの雨』の歌詞
ミズイロノアメ
words by ミウラヨシコ
music by ヤガミジュンコ
Performed by ヤガミジュンコ