原題:『47 Meters Down』
監督:ヨハネス・ロバーツ
脚本:ヨハネス・ロバーツ/アーネスト・リエラ
撮影:マーク・シルク
出演:マンディ・ムーア/クレア・ホルト/クリス・J・ジョンソン/ヤニ・ゲルマン
2017年/イギリス
女性の挫折の悲惨さついて
作品冒頭でプールで浮き輪に座っている姉のケイトを目がけて妹のリサが水底からぶつかるように飛び出してくるとケイトは持っていた真っ赤なカクテルをプールにこぼしてしまうのだが、ここから既に不吉な感じが演出されている。
ボーイフレンドに「君は退屈な人間だ」と言われてフラれたケイトを励ますために2人はケージ・ダイビングを体験することになる。ストーリーの流れとしてはこの経験を活かしてケイトは成長するということになるはずだが、それは窒素中毒による幻影の中では叶うものの、現実はケイトだけが瀕死で辛うじて救助されるという厳しいものである。
「海」の話なのに「森」について歌っているエンディングテーマが気になったのでリチャード・ホーリーの「ダウン・イン・ザ・ウッズ」を和訳しておきたい。
「Down In The Woods」 Richard Hawley 日本語訳
テレビが素晴らしいと思う人もいれば
車が全てだと思う人もいる
君の好みの赤い頬をした子にキスをすることは
木々に覆われた奪われた愛
君は森に行く僕に付いて来ないのか?
僕に付いて来ないのか?
また気分が良くなるよ
僕たちが一つになれる場所が絶対にどこかにある
君の肩や髪の周囲で
僕の両目は太陽のフレアで見えなくなった
君は森に行く僕に付いて来ないのか?
僕に付いて来ないのか?
また気分が良くなるよ
菌が成長するが腐葉土かもしれない
僕を食べれば君は虹を掴めるはず
僕たちが一つになれる場所が絶対にどこかにある
君の肩や髪の周囲で
僕の両目は太陽のフレアで見えなくなった
「地震」が起こることは滅多にないが
君からのこの地震のようなキスが
苦しさや気落ちさせる全てのものを取ってくれるだろうか?
僕の中の影が表われるだろうか?
気づいてくれ
彼女なら分かる
僕の全てを食べて
君は希望を失う
数日の内にこれらの木々は売られる
僕は君に知って欲しいんだ
僕が君を愛していることを
君は森に行く僕に付いて来ないのか?
僕に付いて来ないのか?
また気分が良くなるよ
僕に付いて来ないのか?
また気分が良くなるよ
緑の森に入っていこう
また気分が良くなるから
Richard Hawley - Down in the Woods [Official Music Video]