Jacques Higelin "Tombé du ciel" | Archive INA
フランスの歌手のジャック・イジュランが1988年にリリースしたアルバム
『空から落ちる』からシングルカットされたアルバム同名曲を和訳してみる。
「Tombé du ciel」 Jacques Higelin 日本語訳
雲を突き抜けて空から落ちる
航空管制官にとっては何て幸運な前兆
夢の真っ最中に転倒し
目覚めを告げるベルの剣に驚かされてベッドから落ちる
前日に貞節な雰囲気を纏う女性客に恋に落ちてしまった
耳の不自由な人の耳に入り
架け橋の高所から
ちょっと浮ついた心を持つポーターの両腕の中に落ちる
金で雇われたベテランの殺し屋
それ以上に酷い状況に陥ることがあるだろうか?
空から落ちてきて
最初の楽園の天使たちに追われている称賛される反逆者
眠りから覚めて意識を失い
クリスマスの巨大なもみの木の根元で耄碌してしまい
砂漠の中で星が一つ生まれることによって
僕の目が眩んだことに乗じた神秘によってぼかされ
有名な3人の大王で輸出入の密売人である
バルタザール、ガスパール、メルヒオールのポケットの中の
流星のように落ちる
窓の外から僕が耳にする落ちる音の元である
水の小さな雫のように高所から落ちる
祭りの真っただ中で僕が眠っていると
鐘楼の上の風見鶏の設置人が
風が僕の歌を口ずさんでいる場所から
僕の声に方向性を与える
幸運の日に滑り込んで
忘却の中で最も成熟した年齢に滑り込む
一人で
失業が長引き
落ちぶれるところを目にすることができることは異常である
両目は宙を舞い
足踏みで埃が舞う
バルコニーから
吸い殻や花の植木鉢や
魅力的な歌手たちや
泣いている少女たちや
登山愛好家たちが落ちるのを目にする
窓の外から僕が耳にする落ちる音の元である
水の小さな雫のように高所から落ちる
祭りの真っただ中で僕が眠っていると
鐘楼の上の風見鶏の設置人が
風が僕の歌を口ずさんでいる場所から
僕の声に方向性を与える
幸運の日に滑り込み
愛情の不注意によって落ちる
愛する女性のために地上に降りると
無事に立ち上がり
再び恋に落ちる
君の上に落ちると
気絶してしまい
毒ニンジンの毒を飲み込み
愛を殺す毒を味わう
愛は永遠だ