大貝バター焼き

大貝（オオガイ）の正式名称はウチムラサキガイ。居酒屋ではオオアサリと呼ばれ、焼き物にすることが多い。

少年時代、アサリを掘りに行って大貝が見つかると自慢したものである。大貝はワタがうまい。舌が痺れるようなえぐい旨みが特徴だ。

塩水で洗ったむき身をバターで炒め、仕上げに醤油をほんの少し落とす。これは本当にビールが進む。私などはカキよりもこっちの方がいい（笑）

猿頬貝（サルボウガイ）

猿頬貝（サルボウガイ）を地元では藻貝（モガイ）と呼んでいる。生の藻貝は赤貝のような色をしている。これを茹でると赤茶色に変わる。

潮干狩りはアサリを目当てに行くのだが、時々大貝や藻貝が取れると大きな声をあげたものだ。藻貝は通常煮付けて食べていたと思う。

今ではボイルしたものが売られているので非常に便利だ。一度茹でこぼしてから刻み生姜と一緒に、酒・砂糖・醤油を加えて煮る。

アサリ以上に濃厚な味で酒のアテにはもってこいだ。これから貝がますます美味しくなる時期を迎える。