そのままでは売り物にならない雑魚(小骨が多い外道)を擂り潰して塩などの調味料とつなぎを加えて整形して油で揚げたものがガス天。値段が安いほど、澱粉含量が多く味も悪い。
私がよく買い求めるのはネブト天だが、厳密に言うとガス天とはちょっと違う。ガス天より上品でしかも美味しい。これを軽く焙って酒の肴にするのだ。
いただきものの麦焼酎を生でぐいっとやる。胃に染み入る様だ。今日のBGMはジャズではなくハードロック。
LED ZEPPELINのブートレッグを引っ張り出してきて聴いている。1970年9月19日のMSGのイーブニング・ショー。“SINCE I'VE BEEN LOVING YOU”におけるジミー・ペイジのギターソロがすばらしい。
1970~71年の演奏をネブト天に譬えると1973年のはガス天か。それくらい大味で雑な舌触りになってしまうのが悲しい。今ではすっかり落ちぶれたギタリストにも輝いていた時期は確かにあった。それはあまりにも短すぎたが(笑)