寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

悪天候の門司港

2008年03月24日 | 

「やれやれ、すごい人だ。小雨が降ってきたし、止めて帰るか(笑)」

「馬鹿野郎!止めてどうすんだよ。あれを見たいって言ってたじゃないか。行くぞ」

栄さんに喝を入れられて門司港行きを承諾した。次の便に回されるのを覚悟していたが、乗船できた。関門連絡船内はギュウギュウ詰めで息苦しいほどである。対岸へは5分で着いた。

関門連絡線で門司港に到着

街の看板であるJR門司港駅

先ずはJR門司港駅(九州最古の駅)に向かう。駅前で2台の人力車が客を待っていた。筋肉質の車夫が「お客さん、これに乗って観光しましょう」としきりに勧めてくる。これをあっさり無視してレトロな駅の便所に入り汚水タンクを空にした。

「バナナの叩き売りの発祥地は門司なんだ。知ってたか」

「ほー、そいつは初耳だ。道理で彼方此方にバナナが置いてある訳だ(笑)」

貯水タンクを空にした私達は旧門司三井倶楽部などの古い建物を見て目的の場所を目指した。今にも土砂降りになりそうな濁った空が私は気になっていた。

旧門司三井倶楽部(1921年誕生)

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下関ぶらり旅(その3)

2008年03月24日 | 

「赤間神宮に参ったことはあるのか」

「ないよ。初めてだ」

「腹ごなしに参拝しよう。そうすりゃちょうどいい時間になるわ」

「そうだな」

再び9号線を渡って参拝を済ませた。神宮の隣が有名な春○楼である。下関に来たのはシーズン最後の白身を堪能するのが目的なのだ。

貫禄十分の春○楼

先付、薄造り、唐揚げからメインの鍋に移った。私が鍋奉行を務めさせてもらう。下関に敬意を表しこの地のやり方で通した。上品な魚にはやはり日本酒が合う。最後の雑炊が仕上がった段階で既に満腹だった。

曇り空から恐れていた小雨が落ちてきた。私はハンカチで顔を拭いて苦笑したのである。

「やっぱり雨男だな」

「あぁ。どうやら本降りになりそうだ」

連絡船乗り場に辿り着くと長蛇の列ができていた。

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