茶碗蒸しを自ら作るのは正月くらいだが、入手した銀杏が干乾びても困るので久しぶりにやってみた。
玉子1個(L玉)に対して加える調味液は220cc。調味液を少なくするほどプリン状に近くなる。私は出汁の多い茶碗蒸しの方が好きだ。調味液は出汁に薄口醤油、塩、少量の味醂を加えたもの。グルグルかき混ぜるのではなく箸を左右に動かして白身を切るようにするのがポイント。これを漉しておくとなめらかな仕上がりになる。
そば猪口に具材(茹でた銀杏、ゆり根と戻した干し海老、椎茸)を入れ卵液を静かに張る。表面にできた気泡はティッシュなどで吸い取っておく。
蒸し器で湯を沸かし、中火強で2分加熱する(蓋に割り箸をかまして内部の温度を下げてやるとすが入りにくい、サラシをはさむとなお良い)。それから弱火にして更に7分ほど加熱(時間は容量で変わってくるので注意、今回卵液は120cc使用)。
熱々の茶碗蒸しを口に含む時の嬉しさは言葉にならぬほど。安い材料費でも美味しいものはできる、手間をかけるのを嫌がらない限り(笑)

