霜降りとは生の魚や肉をお湯(注し水をして85℃くらいに調整)に浸けて表面が白っぽくなったら冷水にとることである。和食の場合は魚を煮付ける前に行うことが多い。魚特有の生臭さを抜くとともに鱗や汚れを落とす。その後のアク取り作業が随分と楽になるはずだ。魚が苦手な人はぜひ試してほしい。やるとやらないのとでは味は大きく変わってくる。
私は鶏肉(ブロイラー)の臭み消しとして霜降り処理をする。余分な脂を落とす目的もある。湯に浸けておく時間は10秒程度だから旨みの流出は許容範囲だ。炒めないで肉そぼろを作る際にもこの工程は有効だ。
以前、北岡三千男さんがある雑誌に「カキのしゃぶしゃぶ」の作り方を公開していたが、カキの下処理を見て「さすがプロだな」と思った。カキの汚れを大根おろしで落とした後にやはり霜降りしていたからだ。この料理を作るのはカキの値段が下がる年明けになるだろう(笑)
![にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ](http://diary.blogmura.com/hitorigoto/img/hitorigoto80_15.gif)