寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

広島市南区皆実町5丁目の古書店・あき書房

2012年08月06日 | 日記
みんながみのるまちと書いて皆実町(みなみまち)と読む。東千田町キャンパスで学んでいた頃、一風変わった友人が広大附属高校の東側に住んでいたので、時々御幸橋を渡って皆実町界隈に遊びに行ったものである。

友人が住んでいた木造二階建の下宿は幽霊屋敷の様相を呈していた。電車通りから少し離れた下宿の周りには農地もあり、中区とは対照的にのどかな感じであったと記憶する。

さて話をもとに戻そう。広大附属高校の近くにあき書房という小さな古書店がある。ここは戦前の地図を定期的に復刻することで有名な店だが、いかにも昭和という雰囲気が漂っている。私が広島で生活した昭和末期には大学周辺にあき書房のような店がたくさんあった。どこの店主も恐ろしいほど無口だったが、あの適度な距離感が私は好きだった。

古書店・あき書房の最寄り駅は広電・皆実町六丁目電停(宇品線)

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旧制広島高等学校講堂(広島市南区翠に残る被爆建物)

2012年08月06日 | 日記
昭和2年(1937)竣工の旧制広島高等学校講堂は爆心地から約2.7kmの位置にある。強烈な爆風で木造校舎が全半壊したのに対して鉄筋コンクリート製の講堂は大きな被害が出なかった。

原爆投下によって全半壊した旧制広島高等学校の木造校舎(米軍が撮影した写真)

官立広高の敷地は広島大学附属小学校・中学校・高等学校になっている。正門裏辺りに「旧制広島高等学校之跡地」と刻まれた石碑が建つ。旧制高校を偲ぶ唯一の建物(国指定の重要文化財)が今も活用されている点は高く評価したい。

旧制広島高等学校之跡地を示す石碑

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