寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

福山空襲から67年

2012年08月07日 | 郷土史
8月8日は福山の中心部が米軍の空襲を受けた日である。祖母や両親からその日の話は何度か聞いたが、酷い有様だったことがわかる。アメリカは事前に近々爆撃を行うことを仄めかすビラを空中からばら撒き、予告通り焼け野原にした。爆撃する価値があるとみなした街を徹底的に潰したのである。

辛うじて焼失を免れたエリアというのは(言葉は悪いが私が見ても)どうでもいいような所だった。爆撃の正確さには驚くばかりである。皮肉なことに一度壊滅した城下町は敗戦後しばらくして広島県第二の都市へと発展を遂げる(建物がなくなった所に近代的な太い道路を建設し交通の便が著しく向上した)。先人の血のにじむような努力があったことは言うまでもない。

「JR福山駅周辺には古いものが何もない」と小馬鹿する輩(暑苦しくて香ばしい田舎町出身者に特に多い)がいるが、焼け残った貴重な文化財は結構ある。真正の田舎者と福山市民(若年層)が知らないだけなのだ(行政がシャンとしていないという見方も可能)。少なくとも私は明治・大正生まれの人たちの精神は受け継いでいるつもりだ。「人間としてやってはいけないことは絶対にしない」という理念をベースにして郷土史を研究している。

お目出度いほどの我が町マンセー、型にはまった戦争反対論(自虐史観)はあまり意味がない。己の血を流してでも自由を掴みとる意気込みを今の日本人はアメリカ人から学ぶ必要性があろう。

戦前藝備銀行があった場所は戦後日本勧業銀行を経て現在は中華ダイニング青冥(ちんみん)になっている

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広島県は過酷な暑さが続く

2012年08月07日 | 日記
広島県福山市は24日連続で30℃超え。8月になって今日を含めて猛暑日が6日。過酷な暑さで頭が焼けるように痛いという表現がぴったりだろう。ものも言いたくなるほどの状態がいつまで続くのやら…

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