tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

究極の親子丼

2006年12月31日 | グルメガイド
※吉座 伝右衛門を運営する「大和軒」は、破産が決定しました!(2021.11.18)

「吉座 伝右衛門」(きちざ でんえもん)というお店で、写真の「究極の親子丼」(1360円)をいただいた。

この店は、10/24にオープンしたばかりの和食店で、やすらぎの道沿い・率川(いさがわ)神社前の奈良市本子守(ほんこもり)町にある。新築だが古い民家の柱や調度品を使っているので、店に入るとホッと心が安らぐ。
※吉座 伝右衛門の紹介サイト
http://big-ocean.co.jp/claire/shop/945/index.html

限定10食というこの親子丼は、比内地鶏の肉と卵をたっぷり使い、ご飯はかまど(釜+薪)で炊いたあきたこまち、という凝りようである。とろりと半熟の黄身が比内鶏のしっかりした味とからんで、とても美味しい。ご飯からは、ほんのり焚き火の香りが漂う。食べ終わると、体が内側からぽかぽかと温まってきた。

今まで親子丼は「難波 うのあん」(卯之庵)で「特製 地鶏の親子丼」(大和肉鶏使用・1260円)を食べていたのだが、奈良市内でもこんなに旨い親子丼が食べられるのは、とても有り難い。
※難波 うのあんのホームページ
http://www.unoan.com/casuno/nanba.html

「吉座 伝右衛門」は、天理市に本店のある「大和軒」(やまとけん)が運営する店で、これが6軒めの出店となる。なお大和軒本店の中華そばは、昔懐かしいあっさり味で、これもおススメだ。
※大和軒本店の紹介サイト
http://www.digi-pa.com/kanji/yamatoken/index.html
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全日本女子ホッケー選手権大会2006

2006年12月30日 | 奈良にこだわる
12/24(日)、天理市親里(おやさと)ホッケー場で開かれていた「第67回 全日本女子ホッケー選手権大会」が幕を閉じた。

06年の社会人・学生それぞれの上位4チーム、計8チームが対戦し日本一を決める大会である。この日行われた決勝戦は、05年の本大会同様、ソニー一宮(社会人1位)と南都銀行(社会人2位)の対戦となった。前回は地元の南都が(初)優勝している。

手に汗を握る試合展開だった。前半はどちらも譲らず0対0。堅い守りが身上の南都だが、強豪・ソニーをよく攻めていた。

しかし後半に入ってソニーが速攻で2得点。南都は試合終了間際に1点を押し込んだが力及ばず、2対1でソニーの優勝が決まった。
※本大会の結果(日本ホッケー協会のサイト)
http://www.japan-hockey.com/taikai/w_alljp_2006.html

それにしても奈良県勢は、南都が準優勝、3位が天理大学と健闘した。「ホッケー王国・奈良」の面目躍如というところだ。ドーハで行われたアジア大会では、奈良県勢が多数参加した日本代表チームが準優勝し、北京オリンピックへの出場権を手にした。

一般にはあまり知られていなかった「フィールド(陸上)ホッケー」という競技は、アテネオリンピックに日本代表チームが出場(8位入賞)したことから、徐々に知名度が上がってきた。選手の多くが奈良県にゆかりがあること(天理大学出身、南都銀行勤務 など)も、県民に知れ渡ってきた。

この競技を「県技」として日本に、そして世界にPRしていきたいものだ。
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法華寺おりおり(19)雛侘助

2006年12月28日 | 写真
クリスマスイブの24日(日)、法華寺・華楽園(=東庭園)を訪ねると、ご覧の雛侘助(ひなわびすけ)が咲いていた。

侘助とは《(文禄・慶長の役の際、侘助という人が持ち帰ったからという)椿(つばき)の一品種。葉も花も小ぶり。白・紅・絞りなどの一重の花を半開。花期はやや早く、晩秋から。茶花に賞用される》(広辞苑)とある。

冬の季語で、以前にもこのブログで紹介したことがある。
※法華寺の侘助(1/29 ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/2488d6765c3a4c0a61d0fbe5dae5eed2

茶花に用いられるだけあって、可憐なピンク色の花にも「わび・さび」の雰囲気が漂っている。

園内の椿には、すでに花びらを散らしている寒椿から、まだつぼみの固いものまで様々だが、これから梅の季節までをつないでくれる貴重な花だ。時々訪ねて様子を紹介することにしたい。
※参考 法華寺おりおり(18)山茶花
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/d/20061220
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太郎の寄せ鍋

2006年12月26日 | グルメガイド
主計町と書いて「かぞえまち」と読む。金沢市に残る3つの花街(東山、主計町、西)の1つだ。

大通りに面した尾張町から主計町へは「暗がり坂」という狭くて急な坂(石段)を降りるのだが、「お忍び」の雰囲気が良い。

「太郎」(金沢市主計町2-7)は、浅野川沿いの石畳の道に面していて、お茶屋さんのような造りの店だ。周りの町並みは、時代劇に出てくる郭(くるわ)街そのものだ。

太郎は、地元でも有名な鍋料理屋である。良い魚の入らない7~8月だけは会席料理に変わるが、それ以外はずっと寄せ鍋一筋(写真=4830円)。具はご覧のとおり、鱈、鯛、カキ、皮ハギ、鶏肉、粟餅、それにたっぷりの地場産野菜だ(特に菊菜が旨い)。

これらを秘伝のダシ(昆布、鰹、薄口醤油など)で煮る。新鮮な材料から自然の甘みが出て、絶妙のハーモニーを醸し出す。

鍋のお世話も取り分けも、すべて仲居さんがやってくれるので、鍋奉行は無用だ。粟餅の後は、ご飯と昆布ダシと塩を足し、あっさりした雑炊にする(卵やポン酢は入れない)。

具の旨味が染みて、さらさらと何杯でもおかわりできそうだ。淡い飴色に透き通ったダシが、最後まで濁らないのが不思議である。
※Yahoo!グルメ
http://gourmet.yahoo.co.jp/0004285990/M0017000150/

「毎年冬には、必ず太郎に行く」という地元の方もいた。海のない奈良では味わえない、日本海に面した城下町の味だ。
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加能ガニ

2006年12月25日 | グルメガイド
写真は石川県金沢市にある近江町市場、100年前から続く金沢人の台所だ。カニ漁が解禁された今はご覧の通り、カニ、かに、蟹づくしである。金沢に転勤した知人を訪ねると、真っ先にここに連れてきていただいた。
※近江町市場の紹介サイト
http://www.kanazawa1.com/62ohmicho/

大きなズワイガニに青いタグがついているが、これは石川県で水揚げされたカニで「加能ガニ」という(タグは漁師がつける)。

この名前は、石川県漁協が一般募集して11/1に決定したばかりの愛称で、加賀(=石川県南部の旧国名)の「加」と能登(=同県北部の旧国名)の「能」を組み合わせたものだ。

福井県の「越前ガニ」、京都府や山陰の「松葉ガニ」に対抗し、石川県のカニを全国ブランドにしようとつけられた名前で、店頭では「加能(本ズワイ)ガニ」などと表示されていた。

大ぶりの加能ガニは、1万円以上の値札がついている。だから買い求める人の大半は進物用で、随所でクール便の手続きをしていた。
※大口水産の紹介サイト(同市場で最大の魚屋さん)
http://www.kanazawa1.com/08-ohmicho/data/ohguchi-suisan.html

写真手前の小さなカニは、「コウバコ(甲箱)ガニ」と呼ばれるメスのカニだ。メスを入れる箱を「甲箱」ということから、この名がついたそうだが、地元民のおススメはこちらの方だという。甘みが濃く内子(卵)も詰まっているそうだ。

市場内にある「江戸寿司」という回転寿司屋で「カニ」と注文すると、コウバコの脚の身が載ったにぎりが出てきた。とろりとした食感で、カニの味を凝縮したような旨さだった。

なお回転寿司とはいえ、さすが近江町市場の寿司はレベルが高い。地場産のエビや貝類はもちろんだが、最も驚いたのは脂の乗ったノドグロ(赤ムツ=スズキ科の白身魚)だ。

ノドグロは「白身のトロ」とも呼ばれるそうだが、このにぎりが350円、軍艦巻はたったの120円だった(いずれも1皿に2カン)。結局、寿司を6皿と生ビールで1650円。至福のランチタイムであった。
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