tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

東京で講話「空海の足跡をたどる」、12月27日(日)にやります!(2015 Topic)

2015年11月30日 | お知らせ

暮れも押し詰まった12月27日(日)東京・日本橋三越前の「奈良まほろば館」で、「空海の足跡をたどる~奈良から高野山へ~」という講話をいたします。奈良まほろばソムリエの会が実施している「まほろばソムリエの深イイ奈良講座」の一環です。同館のHPによりますと、

今年は高野山開創1200年の年。高野山を開いた弘法大師・空海は、奈良とも深い関わりがあります。そんな空海について、司馬遼太郎著『空海の風景』などを引用しながら、空海の生涯について、やさしく語っていただきます。[なお、講師の鉄田氏は、高野山麓・九度山町(和歌山県伊都郡)のご出身です。]

1.日時:平成27年12月27日(日)14:00~(1時間半程度)
2.演題:「空海の足跡をたどる~奈良から高野山へ~」
3.講師:鉄田憲男 氏 NPO法人奈良まほろばソムリエの会専務理事 奈良佐保短期大学講師
4.会場:奈良まほろば館2階
5.資料代等:500円(※当日受付にて申し受けます)
6.定員:70名(先着順)
7.申込方法:
・ハガキまたはFAX:必要事項(講演名・講演日・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・年齢)を明記いただき、奈良まほろば館までお送りください。
・ホームページ:「申込フォーム」からお申し込みください。

お問い合わせ先 奈良まほろば館 【開館時間】10:30~19:00
 〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-6-2 奈良まほろば館2F
 電話03-3516-3931 / FAX03-3516-3932
※聴講券等の発行はいたしません。定員に達し、お断りする場合のみご連絡いたします。
※キャンセルされる場合は事前にお知らせください。
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募集開始!12月20日(日)の「生駒・葛城の名神大社巡拝」(第14回古社寺を歩こう会)

2015年11月29日 | 古社寺を歩こう会
お待たせいたしました。恒例の「古社寺を歩こう会」第14回の企画として「生駒・葛城の名神大社(みょうじんたいしゃ)巡拝」バスツアーを開催いたします!実施日は暮れも押し詰まった本年(2015年)12月20日(日)。午前9時頃に近鉄・JR奈良駅を出発します!
※トップ写真は片岡神社(王寺町本町2丁目)。11/24の下見の際に撮影

なお名神大社とは《日本の律令制下において、名神祭の対象となる神々(名神)を祀る神社である。古代における社格の1つとされ、その全てが大社(官幣大社・国幣大社)に列していることから「名神大社」と呼ばれる》(Wikipedia)。名神祭とは、国家の事変などのおりに祈願した「臨時の祭り」です。名神大社は全国に306座、うち大和には46座(25所)あります。ざっとしたコースは(一部、名神大社以外の神社を含みます)、

近鉄・JR奈良駅9:00頃出発→平群坐紀氏(へぐりにいますきうじの)神社(平群町上庄)→平群神社(同町西宮)→石床(いわとこ)神社(同町越木塚)→(昼食)→片岡神社(王寺町本町)→竜田大社(三郷町立野)→広瀬神社(河合町川合)→近鉄・JR奈良駅着17:30頃

道路事情により、ルートが変わることがあります。ガイドは木村三彦さん(元奈良県観光ボランティアガイド連絡会会長)と私が務めます。参加費はバス代、昼食代、保険料、ガイド料、消費税などオール込みで@5,000円(当日集金)です!午前中は細い山道を歩きますので、運動靴でご参加ください(歩く距離は約5.5km)。雨天決行・荒天中止。募集人数は50名です。

ざっと神社名を見ていただいて、ご存じのところはいくつありますか?『奈良まほろばソムリエ検定 公式テキストブック』に載っているのは、おしまいの竜田大社と広瀬神社くらいで、他は載っていません。これらの神社は、木村三彦さんにお選びいただきました。特に「石床(いわとこ)神社」は圧巻です(ここだけ、結構歩きます)。

このツアーにお申し込みの際は、
1.ご住所
2.お名前
3.携帯電話番号(お持ちでない場合はご自宅の電話番号)
4.バス乗車地(近鉄奈良駅、JR奈良駅のいずれか)


を明記の上、以下の専用アドレスあてメールをお送りください(グループでご参加の場合、ご住所と電話番号は代表者のみで結構ですが、お名前は全員の氏名をお知らせください。携帯メールではなく、パソコンのメールでお送りください。着信があり次第(数日以内に)、私から確認の返信をいたします。
※締め切り日は12月15日(火)といたしますが、定員(50名)に達し次第、打ち切ります。お早めにお申し込みを!

[当ブログご愛読者用の申し込みアドレス・コピペしてお使いください]
kosyaji@goo.jp

めったにお参りできない名神大社を巡拝するマニアックなツアーです。たくさんのお申し込みをお待ちしています!
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「奈良 食べる通信」は、食べ物付きの情報誌!

2015年11月28日 | 奈良にこだわる
一昨日(11/26)、エヌ・アイ・プランニングの福吉貴英さんに「奈良食べる通信」のことを聞いた。ユニークな「食べ物付きの情報誌」で、来月(12月)創刊だという。12月5日(土)には、創刊記念パーティーも開かれる。同誌のFacebookによると、
※トップ写真は同誌のFacebookから拝借

2015年12月創刊。食べ物付きの情報誌「奈良食べる通信」は"食で巡る奈良"をテーマに、奈良県内の生産者や食材、シェフ、イベント情報をご案内します。

隔月2,980円で情報誌と、こだわりの生産者から直送の食べ物がセットで届く「奈良食べる通信」。農山漁村で食べものを作り続ける生産者をクローズアップし、特集記事を掲載した冊子と、彼らが収穫した食べものをセットにしてお届けするのが『食べる通信』です。2013年に東北から始まったこの新たな情報誌が、全国へと広がっています。私たちも『食べる通信』が目指すものに共感し、その活動に参加すべく、手を挙げました。
 
いま、日本における食べものの生産現場は、高齢化と過疎化が進み、とても疲弊しています。また、多くの消費者が集まる都市部では、「効率性」を追い求めるあまり、食べもの自体が命であり、食べものが命の糧であることを見失っています。分断された生産者と消費者、この両者をつなげたい。

味や価格ではなく、食べものの裏側にある物語を伝えることで、食べものが命であることを実感してほしい。そして、つくる人と食べる人、農山漁村と都市をつないでいくことで新たなコミュニティが生まれ、お互いに支えあい、高めあう関係へと育てていく。それが『食べる通信』が目指すゴールです。生産者と生活者の絆を取り戻し、より良い未来を築くために。ぜひ、あなたも参加してみませんか?

「奈良食べる通信創刊記念パーティー」開催のお知らせ
日時:2015年12月5日(土)18:00~21:00(予定)
場所:「ならまちセンター」cotocoto
〒630-8362 奈良県奈良市東寺林町38
http://www.cotocoto.nara.jp
イベントの詳細は、調整中です。後日、改めてアナウンスさせていただきます。


創刊号には「宇陀 金(きん)ごぼう」がつくという(申込締切は12/7)。「つくる人と食べる人が直接つながって、奈良を食で巡る“体験誌”」というコンセプトは面白い。お申し込みはHPまたはFax(0743-71-7730 24時間受付)で「奈良食べる通信」係へ(郵便番号、住所、氏名、電話番号、メールアドレス記入)。皆さん、「奈良食べる通信」にご注目ください!
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歴史に憩う橿原市博物館で、出土品に触(さわ)れる展示が人気!(2015 Topic)

2015年11月27日 | 奈良にこだわる

歴史に憩う橿原市博物館(橿原市川西町858-1)には、「モノを持とう・見よう・感じよう」というハンズ・オン(手で触れることができる)コーナーがある。7~9月は「縄文祭」(土偶など縄文時代の祭祀用具の展示)だったが、今は「人形」(ひとがた=儀式の用具)や「籌木」(ちゅうぎ=排便時に尻を拭う木片)を手に取ることが出来る。毎日新聞奈良版(11/24付)「古代の息吹を体感 1300年前の出土品 触れる展示が人気」によると、

橿原市の「歴史に憩う市博物館」で、7世紀ごろに儀式で用いられていた木製道具「人形(ひとがた)」などに直接触れられる企画が人気を呼んでいる。約1300年前の出土物を自由に手にできる機会は珍しく、同博物館は「古代人の息吹を肌で感じてもらえれば」としている。【矢追健介】

人形は橿原市の藤原京(694〜710年)の跡で発見された。長さ約50センチで細長く、頭や胴体、足を模している。年末の儀式「大祓(おおはらえ)」などで罪や災いを移す身代わりとして用いられたらしい。同館は「後世の子供のお守り、玩具人形の原形とも考えられている」とする。

また、館内には藤原京で出土した古代のトイレットペーパー「籌木(ちゅうぎ)」も展示し、手に取ることができる。手のひらの長さの棒で、排便時に尻を拭うのに使った。藤原京では道路の側溝から邸宅内に水を引いた「水洗トイレ」とみられる遺構で、籌木が多量に出土している。いずれも展示は年末ごろまで。開館は午前9時〜午後5時。24日と月曜休館。大人300円、高校大学生200円、小中学生100円。問い合わせは同博物館(0744・27・9681)。


たいていの出土品はガラスケースに収まっていて、触感や重量感を味わうことができないが、手に取ることができると、グッと臨場感が増す。博物館の周辺は「新沢千塚古墳群公園」の整備が進められているので、ついでに立ち寄ることができる。皆さん、ぜひ足をお運びください!
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大和当帰の入浴剤、高取町が12月1日から発売!(2015 Topic)

2015年11月26日 | お知らせ
大和当帰(ヤマトトウキ)をご存じだろうか。冷え性、血行障害、強壮、鎮痛薬などの漢方薬「当帰」として処方されるセリ科の多年草で、県中南部で栽培されている。奈良県の「漢方のメッカ推進プロジェクト」においても、最も注目されている薬草である。県農業研究開発センターのHPによると、
※トップ写真は大和当帰の葉。介護のおくむらさん(楽天市場店)のサイトから拝借

奈良県の生薬の歴史は古く、允恭(いんぎょう)3年(414)、新羅から医師金波鎮漢紀武(こんはちんかんきむ)を招き、允恭天皇の病気を治療した記録があり、このとき初めて中国の漢方薬が日本に入ってきました。

推古19年(611)には、推古天皇が兎田野(宇陀郡大宇陀町)に薬猟(くすりがり)し、山野に薬草や鹿の若角を求めた記録が日本書紀に残っていて、当時、宇陀などの山野は薬草の宝庫であったことが想像できます。1988年、藤原宮の発掘調査で71点の木簡が見つかり、判読できた30点の9割に生薬名が書かれていました。その中では人参、当帰、葛根(かっこん)の名が多く、山野で採取された薬草が各地から朝廷に送られ、天皇や一部の高級官僚に利用されたものと解釈されています。

国産の当帰の歴史を振り返ってみると、今から約300年ほど前、先人達は当時輸入品で高価であった唐当帰(カラトウキ)にかわる生薬として、わが国に自生する植物の中から現在の当帰のもととなった「トウキ」を選び出しました。苦労の末選び出された植物は、カラトウキとはまったく別の種類であったにもかかわらず、結果的に同じ成分を含んでいました。当時、科学的手段がほとんどなかったことを考えると、五感のみによって、的確な代用品を選び出した古人の卓見には、驚くべきものがあります。


そんなスグレモノ「大和当帰」を使った入浴剤を高取町が開発、12月から販売されるというから、興味津々だ。毎日新聞奈良版(11/21付)「大和トウキ 入浴剤に」によると、

“特産”薬草生かし開発 町の漢方推進プロジェクト
高取町は20日、町内で育てた薬草・大和トウキの葉を用いた入浴剤「大和当帰の湯」を開発したと発表した。同町では飛鳥時代に「薬狩り」が行われた記録があり、歴史を生かそうと町は地元農家などと連携して薬草栽培に取り組んできた。入浴剤は12月から町内などで販売予定だ。【矢追健介】

高取町は薬の材料となる動植物に恵まれ、古くから製薬業が盛んな土地。地域活性化と併せて耕作放棄地の解消も図ろうと、町は2012年度から「漢方推進プロジェクト」を発足させ、薬草栽培を推進した。

現在は農家25戸が延べ約1ヘクタールの農地でトウキやハトムギ、ヨモギなどの薬草を栽培。中国などからの輸入品に押される中、原料の安定供給や高品質化を実現し、地元製薬会社の原料にすることを目指している。トウキは乾燥させた根が、冷え性や貧血などに役立つ漢方薬の原料になる。町は残った葉に注目し、新潟市の入浴剤メーカーの協力で葉のエキスを入れた入浴剤を開発した。

乳白色と黄緑色の2種類があり、1個150円(税込み)。12月1日から、同町観光案内所「夢創舘」▽県立万葉文化館(明日香村)▽かしはらナビプラザ(橿原市)--で販売する。実際に試したという植村家忠町長は「漢方の匂いがして、他の入浴剤よりも気持ちが良い」とアピール。「今後も付加価値の高い商品を開発したい」と意気込んだ。


これからの寒い季節に入浴剤とはグッドタイミングだし、1個150円(税込み)は安い。ちょっとしたお土産にも最適だ。大和八木駅に立ち寄る折には南口の「かしはらナビプラザ」で買うことにしたい。皆さんも、ぜひお試しください!
コメント (2)
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