tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

平城京天平祭・秋2014 は、11月1日(土)~9日(日)!(Topic)

2014年10月31日 | お知らせ
いよいよ明日(11/1)から「平城京天平祭・秋2014」がスタートする。お祭りの公式HPは、こちらである。水曜日(10/29)の奈良新聞《1日から「平城京天平祭・秋」 花と歴史を満喫 ライブや食マルシェも》によると、

天平文化が花開く祭典「平城京天平祭・秋2014~花と古のフェスティバル~」(平城宮跡にぎわいづくり実行委員会・県・奈良市主催)が11月1日から9日まで、奈良市の平城宮跡で開かれる。春、夏に続く秋は、花と古代行事をメーンにイベントが繰り広げられる。

平城京を守る四神を竹アートで表現したオブジェ「竹の四神」や朝堂院広場を花々で彩る「天平花桟敷」、宮殿を警護していた衛士隊(えじたい)の再現、奈良のおいしいものを集めた「食とものづくりの天平マルシェ」など盛りだくさん。

第一次大極殿前の特設ステージでは、開幕の1日午後1時から、「FM OSAKA Dramatic LIVE」があり、比嘉栄昇さん、大塚愛さん、吉田山田の3組が出演。比嘉さんは「涙そうそう」などのヒット曲がある沖縄県出身のバンド「BEGIN」のボーカル。韓国の伝統舞踊(3日)や石見神楽(8日)も披露される。入場無料。問い合わせは平城京天平祭実行委員会、電話0742(25)0707。


「食とものづくりの天平マルシェ」「韓国の伝統舞踊(3日)や石見神楽(8日)」には心が惹かれる。1日の音楽イベントも楽しそうだ。皆さん、ぜひ平城宮跡に足をお運びください!
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天理のRURIHAI(瑠璃杯)は、すっきりお洒落な日本酒セット!

2014年10月30日 | 奈良にこだわる
RURIHAI(瑠璃杯)とは何か。正倉院宝物の「瑠璃杯(るりのつき)」ではない。天理市の酒好き女子職員が開発したお土産用の日本酒セット(180ml×2本で1,000円)である。読売新聞奈良版(10/5付)の「女心くすぐる天理地酒 RURIHAI 市女性職員、酒蔵と開発 正倉院宝物酒器イメージ/土産、贈り物に」によると、
※トップ写真はYOMIURI ONLINE から拝借。完成した「RURIHAI」
を手にする(左から)吉田さん、石田さん、工藤さん(天理市役所で)

奈良県天理市役所の女性職員と地元の酒蔵が協力して日本酒「RURIHAI(瑠璃杯)」を開発した。天理の地酒の魅力を発信しようと職員側が企画。酒蔵や天理駅前広場で開かれる天理マルシェで販売される予定だ。“酒好き女子”を自認する職員らは「女性にも気に入ってもらえる味わいで、天理のお土産に選んでもらいたい」と呼びかけている。

きっかけを作ったのは、市職員同士の飲み仲間、吉田久恵さん(44)、石田久実代さん(37)、工藤千恵美さん(51)の3人。職種の違う3人だが、今年の市制60周年を機に大好きなお酒で天理をPRできないかと思案。昨年12月に市の会議で提案し、居酒屋に集まってはアイデアを練ってきた。

予算も経験もなかったが、同市の酒蔵「稲田酒造」と「増田酒造」に頼み込み、協力を得た。「女性でも飲みやすくて、ちょっとおしゃれ」をコンセプトに、3人はそれぞれの酒蔵が販売している商品の中から試飲を繰り返し、すっきりした飲み口の清酒を選んだ。

女性心をくすぐろうと、商品名やパッケージも試行錯誤。奈良が誇る正倉院宝物の酒器「瑠璃杯(るりのつき)」をイメージしたものに落ち着いた。お土産として持ち帰りやすいよう、180ミリ・リットルの2本セットで1000円(税抜き)に設定し、今月初めに完成した。

県酒造組合(大和高田市)によると、県内の酒蔵ではアルコール度数を下げたソフトタイプやスパークリングタイプなど女性が好む商品の開発が進んでおり、日本酒を楽しむイベントにも女性の参加者が目立つようになってきているという。吉田さんは「同年代の女性たちも地元の日本酒に親しむ機会が増えればうれしい。仕事終わりの一杯や、妻や恋人へのプレゼントにも活用してもらいたい」と話している。問い合わせの窓口は、稲田酒造(0743・62・0040)へ。


これは面白い試みである。パッケージはお洒落だし、「すっきりした飲み口の清酒」なら、女性や若者にも受けそうだ。私の知人で天理市職員の葛本恵さんによると、

天理市制60周年記念事業「日本酒プロジェクト」として、地元酒蔵さん(稲田酒造、増田酒造)と天理市役所酒好き女子で、お土産を開発。「仕事はマジメに、プライベートはへべれけ」を合言葉に、自分たちがもらって嬉しい、飲みたい!日本酒「瑠璃杯 ―RURIHAI―」が、ついに完成。女性が開発に携わったというだけあって、そのままプレゼントに使えるおしゃれなパッケージです。

天理市では「白堤」の宮崎酒造が撤退したと聞き、心配していたが、稲田酒造と増田酒造がこんな新たなコンセプトのお酒を作られたとは、嬉しいニュースである。この日曜日、「天理のいいとこ再発見バスツアー」で同市を訪れるので、ぜひお土産に買って帰りたいと思う。葛本さん、興味深い情報のご提供、有難うございました!
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日本酒の歴史講座と試飲の会、11月13日(木)開催!(2014Topic)

2014年10月29日 | お知らせ
※場所が変更されました。近鉄奈良駅ビル5階の
「クラブツーリズム奈良旅行センター」です。
コース番号も「B5323」に変更されました。

11月13日(木)14:00~15:30、近鉄奈良駅ビル5階の「クラブツーリズム奈良旅行センター」で、「奈良は清酒の発祥地!」(まほろばソムリエの深イイ奈良講座 特別編)と題した講座が開催される。講師は杉本憲司さん(有限会社ももたろう社長)と私である。「楽・元気」プラザのオープン3周年を記念した「秋フェスタ2014 in 奈良」の一環である。チラシによると、

奈良市では昨年12月「日本酒で乾杯条例」が制定されました。奈良は清酒発祥の地。今回は「特別編」として、奈良まほろばソムリエから清酒の歴史を学ぶとともに、美味しい奈良酒を試飲していただきながら、ももたろうの杉本社長から、上手な日本酒の選び方や美味しい飲み方について、詳しく解説していただきます。ご質問も、大歓迎です!

最初に私が30分ほど日本酒の歴史などをお話ししたあと、杉本さんが日本酒の醸造の工程や賢い選び方などについて解説される。そのあと美味しい奈良酒を試飲しながら、質疑応答。帰りにはお土産としてボトル1本(300ml)の奈良酒がついてきて、参加費は1,000円という大変おトクな講座である。数年前、大和文華館でよく似た講座を3回開催し、すべて大入り満員だった。今回は場所を移し、値段も下げてその簡略版をやろう、という趣向である。

お申し込みは、クラブツーリズム奈良旅行センターへ電話(0742-90-1000 月~土の9:15~17:30)またはホームページへ、ぜひお早めに!

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忍坂街道まつり(第3回 )は、11月9日(日)開催! (2014Topic)

2014年10月28日 | お知らせ
今年も「忍坂(おっさか)街道まつり」が開催される。忍坂(忍阪)は、あまり耳慣れないかも知れないが、HP「忍阪の風」によると、

忍阪(おっさか)とは、奈良県桜井市の東部の地名で、一見何の変哲もない、山間の静かな集落です。しかし、そこには、日本最古の石仏とされる「伝・薬師三尊石仏像」がある石位寺や、舒明天皇陵や鏡王女のお墓など、古代の歴史や万葉集などに興味のある方には、この上なく魅力的なスポットが数多く存在しています。

ここで「忍坂街道まつり」が開かれる。同HPによると、

2014年11月9日(日) 第三回「忍坂街道まつり」開催します!

3回目を迎えた今年の『忍坂街道まつり』は、「石に刻まれた思い いにしえ人との対話」をテーマに催します。午前の第一部は、御陵参道口駐車場の特設会場において、大和桜井が生んだ稀代の文人・保田與重郎先生の歌碑除幕式を行ないます。

式典では、京都産業大学名誉教授・ヴルピッタ・ロマノ先生に保田與重郎先生について語っていただきます。そして、保田先生が父祖伝来の忍阪の地を詠まれた『押坂の 古河岸のねこやなき ぬれてやさしき 春の雪かな』の短歌を和歌山市・浄蓮寺の補陀義恵尼(歌雅号・瑞蓮さん)に朗誦披露していただきます。

午後の第二部は、忍阪生根会館において、補陀義恵尼(琵琶号・旭蓮さん)による琵琶演奏のあと、高松塚古墳石室の解体や南米チリのモアイ像修復に携われ、NHKの「プロフェッショナル」でも紹介された奈良文化財研究所・名誉顧問、世界の石工(いしく)・左野勝司氏の特別講演会「石を叩いて半世紀」を催します。

左野氏からは、寺院・神社の石造物をはじめ石造文化財の修理・復元にまつわる貴重な体験談などを聴かせていただけると思います。また、関連イベントとしては、石位寺三尊石仏の収蔵庫内での特別拝観(限定100名)を催します。是非、秋の一日を記紀万葉故地・忍阪の里でお過ごし頂ければと思います。皆様のお越しをお待ちしております。

深まり行く秋の1日、ぜひ「忍坂街道まつり」に足をお運びください!

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鳥居由佳さんは、肉食系「川上村地域おこし協力隊」女子!

2014年10月27日 | 奈良にこだわる
鳥居由佳(とりい・ゆか)さんは、東大阪市のご出身で(1982年生)、昨年(2013年)6月、川上村の「地域おこし協力隊」の隊員(かわかもん)となった。私が初めてお会いしたのは、今年の8月だ。
※トップ写真は、鳥居さんのFacebookから拝借

仕事で林業振興に関わるなか「奈良県で『林業女子会』を立ち上げませんか?」と打診したのだが、あっさりとフラれてしまった(まだ諦めていないが)。その頃からFacebook友達となり「東大阪の元気なおネエさんが川上村に入ると、どのような化学反応を起こすのだろう」と、期待(&心配)しつつ、日々の動静をチェックしていた。


奈良の木シンポジウム(10/5 イオンモール橿原)

10月5日(日)にイオンモール橿原で開催された「奈良の木シンポジウム」(県主催)では、鳥居さんも私もパネラーに呼ばれたので、しばらくぶりにお会いした。鳥居さんは、折りたたみ式の木のベンチを普及させようと懸命にPRしておられた。シンポジウムではモンペと地下足袋姿で「海が好きだ。森がきれいな水を運んでくれないとサンゴやマングローブも育たないので、林業と森を守る活動に関わっている」と話しておられた。鳥居さんのプロフィールはまほなび(奥大和総合情報サイト)に詳しく紹介されている。


竹枠を外し、樽をあっという間に分解するパフォーマンス(10/5 イオンモール橿原)

水源地の村から始まる林業女子の挑戦
川上村地域おこし協力隊員 『かわかもん』/鳥居 由佳さん


奈良県南部地域の過疎化・高齢化は深刻だ。中でも川上村は65歳以上の村民が半数を超える奈良県一の高齢化率。その川上村が変わろうとしている。地域おこし協力隊員(通称=かわかもん)として移住者を募集し、今春(2013年)、東京や大阪などから6人の若者が移住した。鳥居由佳さんもその1人だ。

写真は、川上村地域おこし協力隊のFacebookから拝借

「海が好き、だからここで林業がしたい」。東大阪で生まれ育ち学校事務をしていた鳥居さん。学生時代の一人旅をきっかけに八重山の海に10年余り通い続けるほどの海好き。「海から見える広い空、眩しい太陽、水平線を見ればその向こうに何があるのだろうとワクワクする」。そして海の中で山をおも想った。「この豊かな海があるのは山のおかげ。山がありそこに雨が降る、養分を蓄えたその水は川に流れて海へゆく。豊かな海を作るため山林を守る林業に関わりたい」。鳥居さんは心に決めた。


以下の3点の写真は、鳥居さんのFacebookから拝借

山のことを学ぶため2年前から森林ボランティア活動に参加し、兵庫や京都で環境整備などを経験。同時に、林業者や建築家、デザイナーなど林業に関わる人々が集まる場にも積極的に参加し林業ネットワークを広げていった。

川上村との出合いも活動を通じて知り合った友人からの誘いだった。60年以上吉野林業を支えてきた同村の辻谷達雄さん(80歳)を塾長に、孫世代の若者約20人が集い、山の知恵、山村の文化を学び次の世代に伝えていこうと『源流塾』を立ち上げた。そんな頃、川上村の地域おこし協力隊員の募集を見て、迷わず応募。採用となり前職を辞して、今年(2013年)6月に村民となった。移って実感したのは林業衰退の深刻な問題だった。「ここは海の源、水の1滴目ができる水源地の村、川上村を人生を賭けて守りたいと思いました」



村では『源流塾生』として師匠辻谷さんに学び、『かわかもん』として地域振興活動にいそしむ。林業といっても山仕事だけではない。丸太を切り出せば売れた時代とは違い、知恵を出し合い売れる製品にしていかなければならない。「今の時代に合わせ、林業の活性化を村の人に寄り添いながら考えることがよそから来た、そして若い私の役割かなっと思っています」。ブログやソーシャルネットワークでの情報発信活動をはじめ、今からできることが山のようにある。



「楽しいんです! エネルギーが水のように湧き出てきます」。新しい価値観や情報を村に伝え、村に生きる技と知恵が合わさる。「甘いかもしれないですが、未来への小さな光が見える ”予感 “がしませんか」『かわかもん』の活動は始まったばかり。村から都市へ、世界へ。彼らの力強いまなざしをこれからも追いかけていきたい。



巫女さんに化けた(?)鳥居さん。吉田遊福さんから拝借

そんな鳥居さんが、トンでもないことをしでかした。なんと、吉野杉の丸太をまるごと1本買ったというのだ! 鳥居さんのFacebookによると、

今日わたしは人生ではじめて吉野杉の原木を買いました!可愛すぎなので、名前つけようかな ということで、名前公募します。笑(10/24 180人が「いいね!」)

マイ原木との面会♪(いやいや、そんな特別なことではなくて、誰でも会いに行けます。)昨日よりもほんのりピンク色が綺麗にでてる。(10/25 156人が「いいね!」) 

あすか(貝谷明日香)さん☆「おすぎ」やったら中性でちょどいいかなとも思うし。おすぎでいこ!ほんで、ピーコも買う!(10/25)
 




もう2本め(ピーコ)を買うことも決めているのだ。買った丸太を何に使うのか、ハラハラ・ドキドキしながら注目している。11月1日(土)~3日(祝)には、川上村の「匠の聚(むら)」で、「山のふゑすた」というイベントが開催される。川上村地域おこし協力隊のFacebookによると《薪窯のピッツアやあたたかいスープを提供する『林業Cafe』のほか、『山の図書室』では、お外でほっこり読書ができたりもします。また、期間中ギャラリーのカフェも、いつもと違う空間になりますよ。みなさま、お楽しみに ♪》というイベントである。鳥居さんは「カフェコーナー」に「和」のテイストを持ち込もうと目論んでいるようだ。

鳥居さんをはじめかわかもん(川上村の地域おこし協力隊)では8人ほどの若者が活動している。私の先輩のお嬢さんも、隊員の1人である。彼ら彼女らが今後、どのように活動を展開していくのか、これは楽しみである。お行儀よく活動するも良し、丸太を買うような無茶をするも良し…。

鳥居さん、かわかもんの皆さん、若い力で川上村を大いに盛り上げてください!
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