tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

6月8日(土)は、<ナント>萬葉チャリティーウォークです!(2013Topic)

2013年05月31日 | お知らせ
南都銀行が主催する「<ナント>萬葉チャリティーウォーク」(第55回)が、6月8日(土)に開催されます。今回は「日本最古の道『山の辺の道』~秀麗な山容を誇る三輪山麓を巡る~」です。講師の坂本信幸氏や大神(おおみわ)神社神職の講話が聞けて、参加は無料という恒例のウォーキング・ツアー(約9km、6時間)です。お申し込みは、南都銀行の本支店窓口へ。弁当、水筒、敷物、雨具などはお忘れなく。締め切りは6月5日(水)ですので、お申し込みはお早めに。同行のニュースリリースから抜粋しますと、
※トップ写真は天理市立黒塚古墳展示館(入館無料)。3/24、奈良交通のバスツアーで撮影

南都銀行(頭取 植野康夫)は、平成25年6月8日(土)に『第55回 <ナント>萬葉チャリティーウォーク』を開催します。同ウォークは昭和63年11月のスタート以降毎年春と秋の2回開催しており、第55回となる今回は、前回(天理~柳本間)に引き続き日本最古の道である「山の辺の道 南コース」のうち、天理市柳本町の黒塚古墳から桜井駅までをウォーキングします。

「<ナント>萬葉ウォーク」は、当行が創立70周年を迎えた平成16年11月の第38回から「チャリティーウォーク」とし、参加者の人数に応じた金額を当行から「社会福祉法人 奈良県社会福祉協議会」に寄付しています。秀麗な山容を誇る三輪山麓を、講師によるわかりやすい講話に耳を傾けながら巡ってみませんか。詳細は以下のとおりです。

1.内 容
開催日 平成25年6月8日(土)午前9時20分集合〔雨天決行(荒天中止)〕
コース 山の辺の道 南コース(柳本~桜井間、約9km・約6時間)
黒塚古墳(集合)⇒崇神天皇陵〔講師講話〕⇒景行天皇陵〔講師講話〕⇒ 桧原神社〔講師講話〕⇒大美和の杜〔昼食〕⇒ 大神神社〔神職の講話〕⇒志貴御県坐神社〔講師講話〕⇒ 仏教伝来の地〔講師講話〕⇒桜井駅北口駐車場(解散:午後3時00分頃予定)
講 師 高岡市万葉歴史館館長・奈良女子大学名誉教授 坂本信幸(さかもと・のぶゆき)氏
(万葉学会編集委員等を務めておられます。)

2.申込等
受 付 <ナント>の本支店窓口
 ※窓口備え置きの申込書(チラシ兼用)に必要事項をご記入のうえ、窓口にご提出ください。
締切り 平成25年6月5日(水)
参加費 無 料
持ち物 弁当・水筒・敷物・雨具等(各自ご持参ください)
【本件に関するお問い合せ先:営業統括部 萬葉サークル事務局 TEL:0742-27-1554】


梅雨に入っているのでお天気が心配ですが、山の辺の道を歩くのに多少の雨は気になりません(雨天決行。ただし荒天の場合は中止)。締め切りは6月5日(水)に迫っています。ぜひ、<ナント>の本支店窓口でお申し込みください!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今夜7時、ならどっとFMで森井康文さんの二胡の演奏がON AIR!(2013Topic)

2013年05月30日 | お知らせ
ならどっとFMで、今夜(5/30)午後7時~8時、生番組「ソムリエtetsudaのどっぷり!奈良漬」が放送される。ゲストは、ダイシン化工株式会社取締役社長室長の森井康文さんである。森井さんはウチの会社の先輩で、太極拳と二胡がお得意だ。先日は奈良大宮ロータリークラブでも、シルクロードの終着点・奈良の響きというミニコンサートを実施され、万雷の拍手を浴びた。
※トップ写真は、奈良大宮ロータリークラブでのミニコンサートの様子(奈良ホテルで3/12撮影)

「ソムリエtetsudaのどっぷり!奈良漬」は月1回のトーク番組で、進行役の羽原あき子さん、準レギュラーの長岡光彦さん(奈良市観光協会事務局長)、月替わりのゲストと私の会話で番組を進行しているが、今回は森井さんの二胡の演奏が入るので、音楽番組の様相を呈する。

森井さんはわらべうたフェスタや、紀寺の珹寺(れんじょうじ)でも二胡を演奏され、好評を博した。今回は初の電波メディア出演なのでご本人は緊張の様子であるが、いつも通りに弾いていただければ、リスナーは満足されるはずである。なにしろ玄人はだしの演奏なのだから。曲目は「大河の一滴」「イ・サン」「シルクロードのテーマ」などを予定している。

奈良市内の方は、78.4MHz(ならどっとFM )、遠方の方はリアルタイムで「インターネット・ラジオ」で聴取できる。同局サイトの「サイマルラジオ」をクリックしていただきたい。

なお「ソムリエtetsudaのどっぷり!奈良漬」終了の1時間後、午後9時~10時は、朝日新聞の人生あおによしで話題となった、海龍王寺・石川重元住職の「イケ住の it's 僧 night!」があるので、ぜひこちらもお聞きいただきたい。

森井先輩、リラックスして行きましょう。羽原さん、長岡さん、今夜も楽しくやりましょうね!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

沙山華(奈良ロイヤルホテル)の中国料理

2013年05月29日 | グルメガイド
奈良ロイヤルホテル別館の「中国料理 沙山華(さざんか)」は、早くも今年で開店16周年を迎えたのだそうだ。先日、縁あって久々にこちらを訪ねた。このお店はずいぶん以前から何度も訪ねているのだが、不思議と印象に残っていない。読売奈良ライフの『美味しい奈良(弐)』に登場するし、行った人の評判も良いのだが、私には料理の内容も味も、ほとんど記憶になかった。

よくよく考えてみると、すべて会社の宴会(歓送迎会や忘年会)で行ったので、酒ばかり注(つ)がれて、ゆっくり料理を味わっていなかったのだ。今回は4人でゆったりとテーブルを囲むので、シッカリ味わってこよう、そう思い、勇んで出かけた。


菊華の間

お邪魔したのは5月23日(木)。まずはお庭が見渡せる「菊華の間」を見せていただいた。沙山華のHPには《数奇屋風建築のお部屋から望む情緒豊かな日本庭園。当店のメインルームとなる菊華の間ではそんな純和風の中に、洋風のシャンデリアと花梨のテーブル席をしつらえ、大きな窓から差し込む日差しに包まれた和やかな空間で家族や親族を中心とした日中のパーティ、さらに大切な友人ゲストを招いての夜のパーティ、親族のみの結婚披露宴などを執り行う事も可能です》とある。こんないいお部屋があることも、今回初めて知った。





食事をいただいたのは「梅華の間」である。こちらは《少人数に対応したお部屋となります。ご家族での特別な日のお食事会に、ご夫婦の記念日に、是非ともご利用下さい》という部屋で、結納や顔合わせなどにもピッタリだ。今回の料理は前菜からデザートまで8種類。最初に運ばれてきたのは「クラゲ入り前菜4種盛り合わせ」(トップ写真)。


梅華の間

途中で「沙山華」支配人の英(はなぶさ)みちさんが来られた。きれいな方だと思ったら、OSK(日本歌劇団)のご出身だった。沙山華のHPに、英さんのコメントが出ている。

食事を快適に進めるためのおもてなしを行うため、私が心がけていることは主に3つあります。一つ目は、お客様の気持ちに近づくこと。常にお客様の気持ちを考え、またお客様の気持ちに近づけるような会話を行うことで、「お客様に喜んで頂けること」を感じ取り、最高のサービスを提供するように心がけております。


カニ味噌(上海ガニ)の味がこってり凝縮した「上海蟹味噌フカヒレスープ」

二つ目は、我が家のような雰囲気作り。沙山華の日々の暮らしから離れた優雅な純和風の空間の中で、心から料理を堪能していただけるよう、お客様にリラックスして頂く雰囲気作りを心がけております。


「大和肉鶏(やまとにくどり)パリパリ揚げ 北京ダック仕立て」。県特産の大和肉鶏は、皮も身も美味しい

三つ目は、四季を感じて頂ける料理です。日本の四季、また奈良の歴史香る町並み。それらの空気を部屋の装飾、雰囲気作り、また料理を出す際など様々なところにからお客様の五感で触れて頂けるよう、細やかな気配りを心がけております。


大正海老の旨味たっぷり「大正海老の海老味噌煮込み」

かつてOSK日本歌劇団に所属していた際に培った、すべてをプロデュースしてただ「お客様に喜んでいただく」ために全力を尽くすこと。そのときの経験を生かし、また私自身の旺盛なチャレンジ精神でもって、どんどんスキルアップしてゆこうと思います。


「真鯛の麒麟蒸し」。麒麟に見えるかも…



英さんのご指導の賜物だろうか、さすがに接客サービスも素晴らしかった。料理長の西本浩平さんは、こんなコメントを載せておられる。

平成9年10月の沙山華オープンから10余年、沙山華の調理場に立ち続けてきました。初めて調理場に立ってからずっと、私はお客様に満足していただける「美味しい中国料理を提供すること」一筋に考えてきました。

沙山華の目指す味は、「日本人が好むような中国料理」。中国料理に精通するため、何度も本場中国に渡って修業を重ね本格中華料理を自身の体に叩き込みました。そして中国料理の幅を更に広げるために、洋食のグランシェフに学びながら洋食の良さも取り入れています。北京料理云々より、和の雰囲気に溢れる沙山華に合う中国料理を目指し、近づけるよう日々研究しております。



ここでドッシリと牛肉が出てきた。「牛サーロインソテー」

いろいろな料理法の良いところを知り、何度も試作を重ねて作る料理。沙山華の中国料理1品1品は、スタッフ皆の様々な試みの結晶です。驚きと感動を詰め込んだ中国料理を是非とも召し上がってください。

開店15周年を迎えた昨秋、英さんはこんな挨拶文を沙山華のHPに載せられた。


私の大好物・中華風おこげ「海鮮おこげ土鍋仕立て」

沙山華がオープンしてこの秋で15年の歳月が刻まれることになります。開店当初は、支配人・料理長ともに中国人スタッフでした。日本庭園を借景に数寄屋風の日本座敷で、贅を尽くした本物の中国料理を、最高のおもてなしで味わっていただこうというのが店づくりのコンセプトで、現西本浩平料理長は開店当初からの設立メンバーです。

この「開業の想い」は、15年たった今でも沙山華の基本理念として、何ら変わることはありません。永年にわたるお客様の温かいご支援とご愛顧に対しまして衷心より感謝を申し上げ、変わらぬご愛顧を賜りますよう心よりお願い申し上げます。




確かにこれは「日本人好みの中国料理」である。素材の持ち味を活かし、それを一部「洋風」に調理して意外性を演出する。日本料理のように、ヴィジュアルも素晴らしい。今までこんな美味しい料理を出していただいていたのに、飲んだくれて味を覚えていなかったとは、もったいないことをしてきたものだ。


デザートの杏仁豆腐とコーヒー

NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」の発会式は、奈良ロイヤルホテルで開かせていただいた。あとで「お料理がとても美味しかった」と会員から聞いたが、小北博孝理事長と私は、ひと箸もつけられなかった。これは文字通り口惜しいことであった。小北理事長は、ここの奈良まほろば歴史講座の講師も務めておられる。参加費は500円だが、同ホテルのギフト券500円が返ってくるので、実質的には無料である。同ホテルのHPによると、

奈良ロイヤルホテルでは、奈良についての勉強会を平成25年度も引き続き月2回開きます。ここでの勉強を「奈良まほろばソムリエ検定」の試験に活かします。一般の方の御参加もOKです(会場の関係で一般の方の御参加は先着30名に限ります)。参加希望の方は TE:L0742-34-1131(担当 森下 迄連絡お願い致します。) 一般の方の参加費:500円(引換に当社でご利用出来るギフトチケット500円分をお渡し致します)

月2回も、カルチャー講座を開いておられるのだ。時々はホテルのバスを使って現地講座も開催しているというから、すごい。

話が飛んでしまった。味も雰囲気も抜群、奈良ロイヤルホテル別館沙山華の「日本人好みの中国料理」を、ぜひじっくりと味わってください!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さくらバーガーのスモーキーカレー

2013年05月28日 | 奈良のカレー
久々の奈良のカレーシリーズ、19皿めの今回は、SAKURA BURGER(さくらバーガー)の「さくらスモーキーカレー」780円を紹介する。言わずと知れたさくらバーガー(奈良市東向北町6)は、東向北商店街にあるごちそう系ハンバーガー屋さんである。お店のHPによると

家族や恋人、友達、仕事仲間と。美味しいものにかぶりついて、大いに飲んで。そしてもっと楽しく、もっと笑顔になってもらいたい。SAKURA BURGERは、皆様にそんな時間を過ごしていただきたいという想いでお店をスタートさせました。

(さくらバーガー)パテは歯ごたえ・食べ応えをしっかり残すために、包丁でミンチし手捏ね。溶岩を敷き詰めたグリルで香ばしく焼いています。自家製ベーコンは力強いバーガーに合わせ濃い目の塩味で、「さくらのチップ」で少し強めに燻製。薫りと食べ応えを楽しんでいただけるよう、ざくっと厚切りにして焼き上げています。そして、フレッシュなレタスやトマト、ほど良い酸味のピクルス。それらを「風いろ小麦」さんの協力で作り上げたバンズで挟んでいます。(初代バンズ「ボーノ」さんとは異なる個性がお楽しみいただけます。)味付けは、塩・こしょう・オリジナルのタルタルソース。


さくらバーガー(980円)、写真はお店のホームページから拝借

(もみじバーガー)「さくらバーガー」より少し細かく挽いて作った新鮮な牛肉のみのパテを、溶岩グリルで焼き上げ、特製デミグラスソースを絡めています。一緒に挟む野菜はデミグラスソースにも良く合う玉ねぎ。厚めにスライスして甘みを引き出すようにソテーします。また、バンズはこのバーガーに合うように作ったちょっと素朴な味わいのロースト胚芽のパン。「さくらバーガー」より一回り小さく、全体的にやさしく仕上げています。「さくらバーガー」との味の違いを楽しんでいただくことはもちろん、少し足りないと思った時に追加したり、「さくらバーガー」はちょっと大きくて食べきれないかな?と、思った時にどうぞ。


もみじバーガー(500円)、同上

ハンバーガーが美味しいのは当然だが、知らない間にメニューがどんどん増え、こないだ(5/14)久しぶりにランチタイムに訪ねると、「さくらスモーキーカレー」が店頭の黒板で紹介されていた。「スモーキーな香りと、お肉たっぷりのカレーライス」とある。いただいてみると、スモーキーなベーコンと、トロトロに煮込んだ牛すじ肉がたっぷり入っていて、これはイケてる。香り高いカレーとベーコンのスモークが、絶妙のハーモニーだ。日頃は肉を控えている(魚と野菜ばかり食べている)私の体は驚いて、毛穴からじっとりとした汗を吹き出した!

お店のHPには出ていないので、「きまぐれメニュー」なのかも知れないが、こってり系のカレーがお好みの方には、ピッタリである。ぜひ、チャレンジしていただきたい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NPO法人文化創造アルカのミニトーク&シンポジウム

2013年05月27日 | 奈良にこだわる
文化創造アルカというNPO法人をご存じだろうか。「アルカ」は「有るか?」ではなく「アルカディア」(Arcadia=理想郷)「アーカイヴ」(Archive=記録・保管)から来ているのだそうだ。NPO法人文化創造アルカの公式HPによると、
※トップ画像は、同法人のホームページから拝借

文化創造アルカは、2012年11月、NPO法人として認可されました。「奈良時代のことよりも、明治時代のことを調べる方が大変」。奈良を拠点に編集・ライターの仕事をしてきた中で、このことを痛感してきました。奈良には、古代から伝わる有形文化財はもちろんのこと、町並みや地名、祭事、食文化など、奈良を形作ってきた歴史的遺産が今なお豊富に残っています。しかし、近代・現代や、ごく身近にあるものについては、ありがたみを感じる人が少ないためか、きちんと資料を収集し、記録し、伝え、守っていく体制が整っているとはいえません。

そこで、文化創造アルカでは、特にこれまで軽視されがちだった近代・現代を中心に、奈良の歴史や文化などの魅力を掘り下げ、ひいては、日本文化全体の理解を深め、ともに考え、さらには記録として未来へ伝えていくために、勉強会・講演会などの催しと出版活動などを行っていきたいと存じます。奈良を、日本をこよなく愛するものとして、奈良を中心として日本文化の継承と地域の活性化、地域の魅力の再発見に尽力したいと思います。


「奈良時代のことよりも、明治時代のことを調べる方が大変」とは、全くその通りである。私もこれから奈良ゆかりの近代文学を勉強しようと思っているが、関連資料の少なさに驚いている。


倉橋みどりさん。ご自身のFacebookより

NPO法人 文化創造アルカは、自主講座やワークショップを開催している。代表者は、長年、季刊誌『あかい奈良』の編集長を務めてこられた倉橋みどりさんである。倉橋さんとは以前から何度かお会いして、今はFacebook友達である。その倉橋さんから、こんなメールをいただいた。

今月末に奈良きたまち界隈で「奈良きたまちweek2013」というイベントを企画しています。その一環で以下のようなイベントを、私共のNPOで主催します。日がせまっておりますので恐縮ですが、ご興味ありそうな方に、ご案内いただけるとうれしいです。

Ⅰ.ミニトーク「写真家・入江泰吉が愛した奈良きたまち」
5月30日(木)14時~16時。
コーヒー代込みでおひとり2,000円。定員30人。
近々一般公開される予定の 入江先生の旧居に隣接するギャラリー五風舎(奈良市水門町)にて、弟子の牧野貞之先生に私がお話をうかがいます。入江先生お好みのコーヒーを飲みながらのひとときです。

Ⅱ.シンポジウム「奈良きたまち学」
日 時 2013年6月1日(土) 14時開演
場 所 奈良県新公会堂 能楽ホール
参加費 3,000円
奈良時代から現在までの長い時間を重ね、さまざまな歴史の足跡とともに人々が暮らすまち、奈良きたまち。「奈良きたまち学」とは、どこからどこまでが奈良きたまちなのか、また、このまちの魅力をどう整理し、発信していくべきなのか、歴史的、地理的に考えていくこと。シンポジウムでは奈良ゆかりのゲスト三人に、奈良きたまちについて大いに語っていただきます。

シンポジウム「奈良きたまちってどんなまち?」
 千田 稔氏(奈良県立図書情報館館長)
 絹谷幸二氏(洋画家)
 狭川真一氏(元興寺文化財研究所研究部長)

箜篌(くご)演奏
 摩寿意英子氏(正倉院にも納められている楽器)
 (解説:奈良国立博物館学芸部長補佐 内藤 栄氏)


「奈良きたまちweek 2013」については当ブログでも紹介した。私は、5/28(火)の良し良し吉野のランチ(マクロビランチは予約受付終了)と、6/2(日)のきたまち奇跡のコラボナイト(予約受付終了)にお邪魔する予定だが、こんなアカデミックな催しもあったのである。



倉橋さんは俳人でもあり、この3月には評伝『北を見る人 橋本多佳子論』(角川学芸出版)も出版された。啓林堂書店のHP(著者の言葉)によると

俳人・橋本多佳子(1899~1963年)をご存じでしょうか。一般的にはあまり知られていないかもしれませんが、女性俳人の先駆者と称され、今も俳壇では大変人気のある女性俳人です。実は奈良にもゆかりが深く、戦後から亡くなるまで、奈良あやめ池に住み、登大路の日吉館旅館で句会を重ね、興福寺の阿修羅や東大寺修二会など奈良で詠んだ名句も多く残しています。…

また倉橋さんは文化創造アルカのブログも運営されていて、そこで「二十四節気と七十二候のお話」を連載中である。最新の記事(その28)では、

5月21日から25日は七十二候の「蚕起食桑」。 「かいこ おきて くわを はむ」と読み、蚕の食欲が増してくる頃という意味だそうです。ふるさとの山口市には桑の木は何本もありましたが、養蚕にはまったくなじみがなく、実は一度も生きた蚕を見たことがありません。蚕は人間に飼われないと生きていけない、家畜化した虫だといいます。ではなぜ私達人間が蚕を飼うのかというと、それは絹糸を得るためです。絹といえば、シルク。すぐに「シルクロード」という言葉が浮かびます。…

倉橋さんの今後の活動には、大いに期待したい。皆さん、ぜひミニトークとシンポジウムに足をお運びください!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする