昨日(11/29)、出張の途中でランチをとろうと、同僚と国境食堂(奈良市奈良阪町2611-5)をめざした。ここのカツ丼は780円と安くて、お腹が一杯になる。しかし国境食堂に着いてみると、お昼どきとあって駐車場はほぼ満車状態だった。仕方なく奥の方まで駐めに行くと、そこには別のお店があり、看板には「ステーキの店」「DOURAKU」、のれんには「道楽」とある。さほど新しい店ではない。ということは、今まで国境食堂敷地の奥に別の店があるとは、気づいていなかったのだ。
※国境食堂(食べログ)
http://r.tabelog.com/nara/A2901/A290101/29000489/
「お金もうけではなく、道楽でステーキ屋をやっているのだろうか」と首をかしげながらも、「ランチ すじのせハンバーグセット 1000円」に引かれて、試してみることにした。ちなみに「まかないステーキ コーヒー付」は1600円である。愛想の良い奥さんが、出迎えて下さった。掃除の行き届いた和風の店内には、カウンターが6席に、座敷が20席ほど。私たちは、掘りごたつ式の座敷に座ることにした。DOURAKUはご夫婦で営んでおられ、オープンは9年も前なのだそうだ。
店内にあった09年発行の『奈良うまいもん大図鑑1000』(ぱーぷる別冊)に、DOURAKUの紹介が出ていた。《「タレではなく、本当のお肉の味を味わっていただきたくて…」との思いから開店したオーナー。噛みしめると肉の甘みが口いっぱいに広がる。全国の和牛を厳選してたどり着いた、宮城産の日高見牛だ。「DOURAKU」のステーキを食べたい、と県外から通うファンも多い。落ち着いた和風の店内で、こだわりの味をぜひお試しあれ》。なお、夜のステーキは日高見牛、ランチのまかないステーキはノープランドの国産黒毛牛なのだそうだ。
注文してほどなく、ハンバーグがジュージューと音を立てて運ばれてきた。とても分厚いハンバーグだ。そこにトロトロに煮込んだすじ肉が載っている。ハンバーグを箸でぱくっと割って口に運ぶ、うーん、これはうまい! こんなに分厚いのに、奥までよく火が通っている。このハンバーグに、トッピングのすじ肉や、ソースや、付け合わせの野菜が、とてもよく合う。きのこたっぷりの味噌汁も、浅漬けも、ご飯も美味しい。
これは良い店を見つけた。とても「道楽」どころの話ではない、立派なプロの技である。次回はぜひ、「まかないステーキランチ」(サラダ、みそ汁、ライス、ドリンク付)1600円を試してみよう。
なお夜は「セット」メニュー(スープ、サラダ、ライス付)と「コース」メニュー(スープ、サラダ、魚貝きのこバター、ライス、デザート、ドリンク付)があり、肉の部位と量によって値段が決まる。例えばロース130gのセットは3600円、フィレ130gのコースは5800円、ロース220gのコースは6900円、といった具合である。
奥さんによると、土曜日(11/27)には、あの「ビリーズブートキャンプ」のビリー隊長(ビリー・ブランクス)が来店し、私たちの座った席に陣取っていたのだという。ビリー夫人が、この店の常連さんなのだそうだ。ビリーは、お店のノートに英語で「あなたたちのおもてなしに感謝します、良いお仕事をお続け下さい」等々と書かれていた。ビリーのエクササイズスタジオは心斎橋だし、自宅は茨木市なのに、わざわざ奈良にステーキを食べに来られていたとは!
ノートには、他にもお客の感想がたくさん書きつづられている。「山梨県から出てきて、道に迷いみつけたこの店で、こんなにも美味な肉にありつけるとは、思いもよりませんでした。きっと偶然をよそおった必然だったのかも知れません。友達みんなに『良い店あるよ』と伝えたいと思います。本当にごちそう様でした。また機会がありましたら来ます。こんどはハンバーグで」「姫路から古寺巡りに来ました老夫婦です。おいしいお肉で車の渋滞の疲れもふっ飛びました」等々。
家に帰って、05年に発行された『奈良うまいもん大図鑑1000』をめくると、ちゃんとこの店のことが出ていた。しかし「奈良市奈良阪町2611-5」と載っていたから、ピンとこなかったのだ。「国境食堂と同じ敷地の奥で、駐車場も共用」と書かれていたら、すぐ分かったのに…。周囲には青山住宅も州見台もあるのだから、もっとお客が押し寄せてもおかしくない。夜は特別な日のディナーに、ピッタリだ。
DOURAKUとは、そんな素晴らしいお店である。あまりブログで宣伝してしまうと、「隠れ家的雰囲気」がなくなってしまうが、私としては、もっと広く知られて、たくさんの人に美味しいステーキとハンバーグを味わっていただきたいと願っている。
奈良市奈良阪町2611-5(奈良阪町北バス停前) 0742-23-8400
営業時間 11:00~14:00、17:30~22:00(ラストオーダー 21:00)
不定休 カウンター6席、座敷19席 駐車場30台
http://r.tabelog.com/nara/A2901/A290101/29004749/
※国境食堂(食べログ)
http://r.tabelog.com/nara/A2901/A290101/29000489/
「お金もうけではなく、道楽でステーキ屋をやっているのだろうか」と首をかしげながらも、「ランチ すじのせハンバーグセット 1000円」に引かれて、試してみることにした。ちなみに「まかないステーキ コーヒー付」は1600円である。愛想の良い奥さんが、出迎えて下さった。掃除の行き届いた和風の店内には、カウンターが6席に、座敷が20席ほど。私たちは、掘りごたつ式の座敷に座ることにした。DOURAKUはご夫婦で営んでおられ、オープンは9年も前なのだそうだ。
店内にあった09年発行の『奈良うまいもん大図鑑1000』(ぱーぷる別冊)に、DOURAKUの紹介が出ていた。《「タレではなく、本当のお肉の味を味わっていただきたくて…」との思いから開店したオーナー。噛みしめると肉の甘みが口いっぱいに広がる。全国の和牛を厳選してたどり着いた、宮城産の日高見牛だ。「DOURAKU」のステーキを食べたい、と県外から通うファンも多い。落ち着いた和風の店内で、こだわりの味をぜひお試しあれ》。なお、夜のステーキは日高見牛、ランチのまかないステーキはノープランドの国産黒毛牛なのだそうだ。
注文してほどなく、ハンバーグがジュージューと音を立てて運ばれてきた。とても分厚いハンバーグだ。そこにトロトロに煮込んだすじ肉が載っている。ハンバーグを箸でぱくっと割って口に運ぶ、うーん、これはうまい! こんなに分厚いのに、奥までよく火が通っている。このハンバーグに、トッピングのすじ肉や、ソースや、付け合わせの野菜が、とてもよく合う。きのこたっぷりの味噌汁も、浅漬けも、ご飯も美味しい。
これは良い店を見つけた。とても「道楽」どころの話ではない、立派なプロの技である。次回はぜひ、「まかないステーキランチ」(サラダ、みそ汁、ライス、ドリンク付)1600円を試してみよう。
なお夜は「セット」メニュー(スープ、サラダ、ライス付)と「コース」メニュー(スープ、サラダ、魚貝きのこバター、ライス、デザート、ドリンク付)があり、肉の部位と量によって値段が決まる。例えばロース130gのセットは3600円、フィレ130gのコースは5800円、ロース220gのコースは6900円、といった具合である。
奥さんによると、土曜日(11/27)には、あの「ビリーズブートキャンプ」のビリー隊長(ビリー・ブランクス)が来店し、私たちの座った席に陣取っていたのだという。ビリー夫人が、この店の常連さんなのだそうだ。ビリーは、お店のノートに英語で「あなたたちのおもてなしに感謝します、良いお仕事をお続け下さい」等々と書かれていた。ビリーのエクササイズスタジオは心斎橋だし、自宅は茨木市なのに、わざわざ奈良にステーキを食べに来られていたとは!
ノートには、他にもお客の感想がたくさん書きつづられている。「山梨県から出てきて、道に迷いみつけたこの店で、こんなにも美味な肉にありつけるとは、思いもよりませんでした。きっと偶然をよそおった必然だったのかも知れません。友達みんなに『良い店あるよ』と伝えたいと思います。本当にごちそう様でした。また機会がありましたら来ます。こんどはハンバーグで」「姫路から古寺巡りに来ました老夫婦です。おいしいお肉で車の渋滞の疲れもふっ飛びました」等々。
家に帰って、05年に発行された『奈良うまいもん大図鑑1000』をめくると、ちゃんとこの店のことが出ていた。しかし「奈良市奈良阪町2611-5」と載っていたから、ピンとこなかったのだ。「国境食堂と同じ敷地の奥で、駐車場も共用」と書かれていたら、すぐ分かったのに…。周囲には青山住宅も州見台もあるのだから、もっとお客が押し寄せてもおかしくない。夜は特別な日のディナーに、ピッタリだ。
DOURAKUとは、そんな素晴らしいお店である。あまりブログで宣伝してしまうと、「隠れ家的雰囲気」がなくなってしまうが、私としては、もっと広く知られて、たくさんの人に美味しいステーキとハンバーグを味わっていただきたいと願っている。
奈良市奈良阪町2611-5(奈良阪町北バス停前) 0742-23-8400
営業時間 11:00~14:00、17:30~22:00(ラストオーダー 21:00)
不定休 カウンター6席、座敷19席 駐車場30台
http://r.tabelog.com/nara/A2901/A290101/29004749/