tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

あしたのなら表彰(第2回)の表彰式(2011Topic)

2011年10月31日 | お知らせ
昨日(10/30)「第2回あしたのなら表彰式」(於:奈良県新公会堂)に行ってまいりました。この日は、第2回ビューティフルシニア表彰式と、佐伯チズさん(美容アドバイザー)の講演会との3本立てでした。その様子が、今朝の奈良新聞に掲載されています。見出しは「県の魅力向上 貢献者を表彰 活躍するシニアも」です。《県の魅力向上に貢献している人物・団体と積極的な社会活動を行うシニア顕彰する「あしたのなら・ビューティフルシニア」の表彰式が30日、奈良市春日野町の県新公会堂で開かれ、受賞者13人に表彰状が贈られた》。
※トップ写真は11/29追加。勤務先からも表彰していただいた(11/28撮影)



《同表彰は県が昨年から実施しており、今年で2回目。受賞者は大学教授や財界人、行政関係者らでつくる選考委員会が選出。当日は約200人が出席した》《選考委員長の吉田修県立医科大学名誉教授が「皆さんの活動のおかげで奈良の未来の可能性は明るく、勇気付けられた」と講評。荒井正吾知事は「皆さんの活動を県民に広く知っていただきたい」と祝辞を述べた》。



なお、あしたのなら表彰の受賞者は、私のほか、
・岡本新悟様(65歳) 海外での医療援助活動者
・柴田修様(84歳) ものづくり後継者の育成に貢献
・社団法人奈良まちづくりセンター 市民主導行政支援型のまちづくり活動の先駆者
・吉田侑加様(22歳) クリケット女子日本代表選手
・尾川欣司様(67歳) 地産地消や食育の大切さを伝える活動リーダー。なお尾川氏が運営するル・ベンケイ(フランス料理店)は、このほどミシュランで一つ星を獲得された
・高橋裕子様(57歳) 禁煙プログラム「禁煙マラソン」主宰者
(ご本人は所用のため、お母様が代理出席)


撮影はN先輩

表彰式では、受賞者それぞれの活動がスライドとナレーションで紹介されました。私の紹介は《奈良が好きで、その奈良の魅力をいろんな人に知ってほしいと、様々な活動を実践しておられます。昨年は、地元・奈良県を盛り上げたいとの思いで、勤務先の南都銀行の退職者から希望者を募集し、ボランティアグループ「ナント・なら応援団」を結成。1300年祭の事業「奈良大和路 秘宝秘仏特別開帳」の対象となっている寺社23か所で、解説・ガイドなどの活動を精力的に展開されました。「もてなしの心」を発揮して丁寧な対応を心掛けたその活動は、観光客から大変な好評を得るとともに、「秘宝秘仏を開帳したくても人手がない」という寺社を支援することで、その魅力アピールに一役買ったことが評価され、薬師寺、大安寺、中宮寺などから感謝状が授与されました》。


撮影はtenbouさん。次の写真も

《今年4月には、「奈良まほろばソムリエ検定」の最上級資格「奈良まほろばソムリエ」の合格者を対象に呼びかけをし、「奈良まほろばソムリエ友の会」を発足されました。メンバーは153人、tetsudaさんはその事務局長を務めておられます。友の会では、解説ボランティアなどを行う「ソムリエサポート部会」、ホームページの運営などを行う「ソムリエ広報部会」、会員間の親睦と相互研鑽を行う「ソムリエ交流部会」を置いて、奈良の文化・観光の振興に役立てていきたいと活動を展開しておられます。さらに、友の会の有志により、来年の「古事記完成1300年」に向けた活動の準備も始めておられます》。



《また、tetsudaさんが平成17年に開設されたブログ「日々ほぼ好日」は、県内で最も読まれる個人ブログと親しまれており、奈良に関する情報を足繁く取材して、日々全国に向けて発信しておられます。最近は英語圏向けに、英文の記事も書かれ、外国人観光客誘致にもひと役買っておられます。このように、奈良を愛してやまないtetsudaさん。今後も、活動を通して、ますます奈良県の魅力をアピールしていただき、奈良県の観光振興にひと役買っていただけることを期待してやみません》。


お祝いに駆けつけてくださったtenbouさん、N先輩と

過分なお褒めをあずかり、恐縮至極です。「ナント・なら応援団」は、勤務先の理解・支援と、活動に携わるOBの皆さんの努力、「奈良まほろばソムリエ友の会」は、会長はじめ役員の皆さんの尽力、そして当ブログは、読者の皆さんのたくさんのアクセスと励ましのコメントのお陰でここまで続けて来られましたす。厚く御礼申し上げます。

すでにその道の功労者でいらっしゃる他の受賞者と違い、私の活動はまだまだスタート地点ですし、私自身、アマチュアに過ぎません。ナント・なら応援団は、新規メンバーを増やさなければなりませんし、ソムリエ友の会は、これから本格的に解説ボランティアなどの活動に取り組まなければなりません。当ブログでは、英文の記事を含め、もっと広く奈良の素晴らしさをアピールしなければなりません。

今回の受賞を機に、活動をパワーアップしてまいります。今後とも、皆さまのご支援・ご指導をよろしくお願いいたします。

コメント (13)
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霜月祭(第13回)は、11月13日(日)開催!(2011Topic)

2011年10月30日 | お知らせ
今年もごせまち(御所市)で「霜月祭(そうげつさい)」が開催される。ごせまちは、江戸時代から続く風格ある「むかし町」である。NPO法人ごせまちネットワーク「創(そう)」のHPによると《「ごせまち」には、江戸時代から続く風格のある町家が多く遺され、落ち着いた町並みがあります。最近は建築の専門家などから高い評価を得て、専門誌などにも紹介され始めています。江戸期、大和にあった集落は、ほとんどが「村」で、「町」と名が付く所は、わずかしかなかったのです。御所町は奈良町、今井町(橿原市)などとともに、活気のある「町」として知られていました》。

《積極的に商工業を興した町人である先人たちが、この町並みを築きあげ、仕舞屋(しもたや)になって以降も、子孫によって大切に修復されながら守られてきた町家と町並みを「ごせまち」の誇りとして、現代と未来に生かしていけるまちづくりができないか。遺産を守るだけではなく、いま、このまちに暮らしている私たち自身が、生き生きした交流を深め、助け合い、住み良い、安心して暮らせる活気のあるまちをつくりあげていきたい。そんな思いから、私たちは『生き生きした風格あるまち』を旗印(スローガン)に、まちづくり運動に取り組み始めました》。さて、霜月祭である。御所市観光HPによると、

第13回 霜月祭 開催のお知らせ

今年も霜月祭が開催されます。
【日   時】 2011年11月13日 日曜日
【場   所】 ごせまち一帯
【お問合せ】 TEL 0745-62-3001 御所市企画観光課
TEL 0745-65-1201 霜月祭実行委員会

霜月祭とは?
毎年11月第2日曜日に開催され、由緒ある町家の公開をはじめ、地元の人たちの個性あふれる芸術作品の展示・名物「行者蕎麦」の手打ち実演販売・「おづぬ餅」・「霜月(しもつき)茶会」・「行者おねり」など、見どころや食べどころが満載の催しです。是非この機会にごせまちへお越し下さい。


ごせまちは9/23に訪れた。地元の観光ボランティアガイド・杉村保幸さんにご案内いただき、町の見どころを拝見した。今井町やならまち、五條新町などとはまた違った、趣のある町である(今のところ、公開されている町家はない)。1日限りのお祭りであるが、イベント数は、ざっと数えただけで20ほどある。地元出身の役小角(えんのおづぬ=役行者)にちなんだ「山伏おねり」「行者そば」などが楽しめる。

平成の大修復を終えた「大和五ヶ所御坊」の1つ、圓照寺の無料拝観もできる。なお奈良検定受験者のために、大和五ヶ所御坊(県下にある浄土真宗本願寺派の5つの寺)をすべて書いておくと、今井御坊(称念寺)、畝傍御坊(信光寺)、高田御坊(専立寺)、田原本御坊(浄照寺)、そして御所御坊(圓照寺)である。

秋の1日、御所のむかし町で、風情とご当地グルメを満喫していただきたい。
※「霜月祭ガイド」(印刷用PDF)はこちら
※「ガイドマップ」(印刷用PDF)はこちら





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史跡頭塔の特別公開がスタート!(2011Topic)

2011年10月29日 | お知らせ
昨年の平城遷都1300年祭で大好評を博した「祈りの回廊 秘宝・秘仏特別開帳」(県・巡る奈良実行委員会)は、今年度も実施されている。春日大社、興福寺、海龍王寺、薬師寺、浄瑠璃寺、長谷寺、当麻寺など、県下各地で好評開催中である。

いよいよ今日(10/29)からは正倉院展に合わせて、史跡頭塔(ずとう 奈良市高畑町921)の特別公開が始まる(11/14まで)。「謎のピラミッド」として、テレビなどで大きく取り上げられた重文である。通常は事前の予約が必要だが、この期間中は予約なしで拝観ができる(協力金:300円)。現地では、「ナント・なら応援団」(南都銀行OBによる解説ボランティア団体)が無料でガイドをしている。なお頭塔から東800mの不空院(奈良市高畑町1365)でも、10月末まで、ご本尊・不空羂索観音坐像(重文)を特別公開中である。頭塔に関しては、県のHPによると
※トップ写真は春の特別公開(5/2撮影)

史跡 頭塔・重要文化財 頭塔石仏 10月29日~11月14日  特別公開を実施いたします。

上記期間中において頭塔の特別公開及びボランティアガイドによる説明を行います。この期間中は、事前予約なしで頭塔の見学ができます。 史跡 頭塔は東大寺南大門から南に約1kmのところにある、土壇からなる非常に珍しい奈良時代の塔です。かつて頭塔は、奈良時代の僧玄の頭を埋めた墓との伝承があったため、この名称の由来とされてきました。その後大正11年(1922年)3月8日付けで国の史跡に指定され、頭塔は奈良時代の土塔として、学術的に位置づけされ今日にいたります。

そもそも頭塔の造営については、神護景雲元年(767年)に東大寺の僧で二月堂修二会(にがつどうしゅにえ)行法(お水取り)を創始した実忠が、東大寺別当の良弁の命により造った塔であるとされています。

現在の頭塔は、南側については頭塔の森としての価値を認めそのままにし、発掘調査により遺構解明された北側のみを昭和61年から平成12年まで奈良県教育委員会が復元整備を行いました。この頭塔に類似するものとしては、行基が関与した堺市の土塔があります。

見学時間  9時~17時(受付は16時30分まで)
所在地   奈良市高畑町921番地(近鉄奈良駅南東約2km 徒歩で約25分)
交通機関等 奈良交通バス「破(わり)石(いし)町」バス停下車すぐ 車でお越しの方は県営高畑観光駐車場をご利用ください(料金1000円)

※頭塔の見学においては、頭塔保存顕彰会への協力金として300円を納めて下さい(10名以上の団体は200円)


何しろ正倉院展の開催期間中なので、相当の渋滞が予想される。足の便には十分ご注意いただきたい。市内循環バスも、近鉄・JR奈良駅から内回り(時計回りと逆)で「破石町」バス停に向かった方が早いだろう(帰りは外回り。つまり奈良国立博物館前を通らない)。とにかく「何でこんなものが、こんなところに?!」と驚くような謎の遺跡である。ぜひ、この機会にお訪ねいただきたい。
※周辺地図はこちら
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ごはん屋

2011年10月28日 | グルメガイド
今回は定番中の定番、ごはん屋(奈良市高天町45-6)を紹介する。有名店なので、自分ではすでにブログに書いたつもりだったが、今回、初登場である。「奈良グルメ図鑑」には《平城ニュータウンのボランティアグループの主婦たちが、経済的自立と活動の幅を広げるために開いた店。(近鉄)奈良駅からすぐという立地ながら、この路地は地元民でも入ったことがある人は少ないだろう。民家を改装した店内で出される食事は手作りの家庭の味で落ち着ける》と簡潔に紹介されている。なお土日祝日は定休日である。



やすらぎの道から、袋小路の路地を入ったところにあり、初めて行くときは少し迷うが、すぐ近くに「しゃぶしゃぶ松山」ができてから、やや人通りも多くなった。11:30から17:00までの営業で、ランチは11:30から14:00まで。12時台は結構混み合うので、11時台に訪ねるのがベターである。注文してから出て来るまで少し時間がかかるので、その点もお含み置きいただきたい。



ランチメニューは日替わり(900円)で、「おにく」と「おさかな」の2種類。トップ写真は「したけの肉詰め」(おにく)である。大ぶり椎茸にミンチ肉がぎっしりと詰まっている。椎茸とお肉が見事なコンビネーションである。ボリュームもたっぷりだ。小鉢や味噌汁やご飯にも手を抜いていない。ちなみに、この日の魚メニューは「鮭の豆乳シチュー」であった。



次の写真は別の日の「揚げ鶏の甘酢あんかけ」(おにく)。たくさんの揚げ鶏に、これもたっぷりの野菜がかかっていて、とてもヘルシーで美味しい。なお、この日の魚メニューは「揚げサバのおろし煮」であった。ここはランチタイム以外は、落ち着いた「町家カフェ」になる。何だか実家に帰ったような、のんびりくつろげる空間である。

「食べログ」にこんな口コミが出ていた。《近鉄奈良駅のほど近く、ビブレのわきにある小さな路地に目をやるとひっそりと看板が…。この奥か!と狙いを定めて路地深くに入っていくと、古い古い長屋が並んでます。その上に目をやると、ちょこんと小さな看板を発見》。

《ガラガラっと引き戸を開くとまず大テーブル、奥には座敷がありました。私が行ったのは13時だったのですいてました。奥の座敷か2階へどうぞと言われ、どんな様子か見たかったのもあり2階に行きました。2階は座敷のみ。畳の上に大テーブルが3卓。掘ごたつ式ではありませんので体が固すぎてあぐらがかけない私にはちと辛い…。でも座布団を3枚重ねてなんとかお座り》。



《料理が来るまでの間に心おきなく写真撮影タイム! 印象としては、お婆ちゃんが住んでる家そのものです。畳の和風の古い部屋に置物、三面鏡、古いふすま等、非常に懐かしい感じを受ける部屋です。と、感慨に浸っていると料理が来ました》。

《日替わり定食…900円 まずは鰆のムニエル 豆乳ソースをパクリ。。鰆は程よい大きさ。豆乳ソースが一杯かかっていて鰆の姿が見え無いほど。そしてこれが旨い!鰆は臭みがなくいい風味。これに豆乳ソースがぴったり。嫌な風味を豆乳が包み込んで、良い風味だけを感じ取れます。添えられている菜の花、しめじがまた美味しい。素晴らしい一皿でした》。

《小鉢のカボチャの煮物は優しいお袋の味、キャベツの浅漬け?は少し塩気が強かったですがご飯のお供にはGOOD。味噌汁は薄めの味でした。ごはんは艶々で粒がしっかりしていて旨かった!量的にも満足できて、何より美味しかったので非常に満足出来るランチでした。鰆のムニエル、豆乳ソースは共に初めての経験でしたが、こんなにも美味しいんですね! 御馳走様でした》。

とにかく美味しくてヘルシー、お腹も心も十分満足できるお店である。ぜひ、お訪ねいただきたい。
※奈良市高天町45-6 ℡ 0742-24-5808 近鉄奈良駅から徒歩3分 地図はこちら
(高天交差点をやすらぎの道へ左折し、アート福住ビルから裏の路地に入る 近鉄奈良駅から約100m)
営業時間
[ランチタイム]11:30~14:00
[ティータイム]14:00~17:00
土・日・祝休
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消費者モニターフェア(in 大阪産業創造館)

2011年10月27日 | 奈良にこだわる
昨日(10/26)、「<ナント>消費者モニターフェア」が大阪の産創館で開催された。これは同館の「サンソウカンdeモニター会」という仕組みを活用し、中堅・中小メーカーの商品をモニターに試用・試食してもらい、商品開発に役立てようという試みである。



今日(10/27)の奈良新聞「女性意見を参考に 消費者モニターフェア 商品改善に役立てる」によると《南都銀行(奈良市)と財団法人大阪市都市型産業振興センターは26日、大阪市中央区の大阪産業創造館3階マーケットプラザで「<ナント>消費者モニターフェア」を開催した》。



《この催しは大阪産業創造館に登録している主婦、会社員などの女性モニター会員200人が、会場で用意した出展企業の商品を試食、試用して率直な意見を企業に伝えるもので、同行にとって初めての試み。出展企業は同行と取引のある15社で、県内からは文具メーカーの呉竹、三輪そうめん山本などが参加した》。



《バリュー開発部の木下茂樹上席業務役は「企業にとって消費者需要を把握する調査は重要だが、多くの企業は調査に多くの費用をかけることができない。今回のフェアでは、とりわけ消費に敏感な女性の声を聞き、新商品の開発や既存商品の改善に役立てていただくことが狙い」などと語った》。



モニターさんは女性ばかりの約200人で、第1部(14:00~16:30)と第2部(17:30~20:00)各100人の総入れ替え制であった。出展企業は菓子メーカー、文具メーカー、健康衣料品メーカーなど、一般消費者を対象としたメーカーばかり。アンケート用紙を横からチラリと見たところ、メーカーに迎合するのではなく、「女性消費者の声」がストレートに書かれていた。これは大いに参考になりそうだ。



ふと「この仕組みを奈良の『みやげ物』や『食べ物』に活かせないだろうか」と思った。「買いたいみやげ物がない」という話をよく聞くし、「観光客がどんな食べ物を求めているのか、よく分からない」というお店の声も耳にする。どうも、供給側と需要側にギャップがあるように思えるのだ。

ともあれ、今回のフェアは大きな一歩である。アンケート結果を受けて、良い商品がどんどん開発されることを期待している。
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