今年(2016年)も、いろんな美味しいものを食べ歩いた。特に食べ物を意識した訳ではないが、旅先などでたまたま出てきたものがビックリするほど美味しかったり、食べたあとで美味しさがじわじわと広がってきたり…。なかでも印象に残った食べ物を挙げてみると、
1位 よしなやの天然鮎の塩焼
2位 あんどの芋煮
3位 ホテル杉の湯の大和茶麺(やまとちゃめん)
4位 天好園のぼたん鍋(猪鍋)
5位 吉野山ハム
次点 柿バターと柿けーき
堂々の1位は、よしなや(吉野郡大淀町桧垣本1334)の天然鮎の塩焼だ(1,250円=トップ写真)。このお店の料理は、何でも美味しい。うどんもトンカツも柿の葉寿司も…。同町ご出身の平田進也さんとも、このお店の話題で盛り上がった。私はここには何度も通っているが、この鮎には驚いた。かつて夏の夜に京都の高級料亭の軒先で、炭火で焼きたての鮎もいただいたが、これほどの味ではなかった。今年、私がいただいたのは「天川産」とあり、おそらく天川村を流れる天ノ川(熊野川)の鮎だったのだろう。あの清流がこんなに美味しい鮎を育てたのだ。もちろん焼き加減もいい具合だった。
2位は安堵町の「あんどの芋煮」。この料理は、これまで県の「あったかもんグランプリ」で過去に優秀賞(2席)と特別賞(3席)を獲得したことがある。私は審査員として2回ともいただいたが、審査の場ではたくさんの鍋物を短時間で食べて審査するし、少し冷めているので「本当の味はどうなのだろう」とずっと思っていた。それで今年は10月29日(土)の「あんど芋煮会」に足を運び、ホンマモンをいただいた。お値段は1杯200円。これがとても美味しかったのだ!
大きな器に2杯もいただき、しかも残ったお汁を使って作られた「特製カレーうどん」まで平らげてしまった(もちろんカレーうどんも美味しかった)。これは驚きの「エコ料理」だ。安堵町には、よほどスゴい料理プロデューサーがいらっしゃるのだろう。
レストラン山吹の夏限定「天ざる茶麺」1,080円。麺は大盛りにしたかも
3位はホテル杉の湯(川上村迫)や付属のレストラン山吹で出てくる「大和茶麺」。温も冷もいただいたが、どちらも美味しかった。温のツユはダシがよく利いている。ホテルの売店やお隣の道の駅ではツユのついた半生麺(3人前 1,080円)も販売しているので、こちらはお土産にピッタリだ。大和高原の粉末茶とモロヘイヤを練り込んでいて、そば粉は使っていない。「一般社団法人 奈良県日本調理技能士会 考案」とある。
4位は「たかすみの里 天好園」(東吉野村平野689)のぼたん鍋(5,775円)。新鮮な猪肉を使い、脂身までとても美味しい。天好園の敷地は1万坪。そこのコテージ風の日本間でこの鍋をつついた。あれは至福の時だった。女将の池田美砂子さんのおもてなしも抜群だった。
5位は、ご存じ「吉野山ハム」。よく「吉野・山ハム」とおっしゃる人がいるが「吉野山・ハム」である。もと県職員の橋田茂さんが作る渾身の逸品だ。ヤマトポークをヤマザクラの木で燻製して作る。吉野町の「ふるさと納税」のお土産品にも選ばれている。田中利典師もお気に入りのハムである。
何とか5位以内に入れたかったのだが、惜しくもはみ出したのが石井物産(五條市西吉野町八ツ川458)の「柿バター」(648円)だ。全国の地方新聞社で作る「47CLUB」の「こんなのあるんだ!大賞2016」で、最優秀賞を受賞している。パンやクラッカーに塗っていただく。お土産にも重宝する。なお「柿けーき」(1,080円)は以前から販売されている商品だが、最近久しぶりに食べてみたところ、以前より飛躍的に美味しくなっていて、びっくり仰天した。
新バージョンの柿けーき。柿のようかんが入っている
以上、意識してはいなかったが、すべて奈良県内、それも中南部のものばかりになってしまった。まあそれだけ私がせっせと県中南部に足を運んだということなのだ。
まだまだ書き切れなかった食べ物はたくさんあるが、きりがないのでここまでにしておく。「奈良はうまいものばかり」。来年も美味しいものを食べ歩くぞーっ!
1位 よしなやの天然鮎の塩焼
2位 あんどの芋煮
3位 ホテル杉の湯の大和茶麺(やまとちゃめん)
4位 天好園のぼたん鍋(猪鍋)
5位 吉野山ハム
次点 柿バターと柿けーき
堂々の1位は、よしなや(吉野郡大淀町桧垣本1334)の天然鮎の塩焼だ(1,250円=トップ写真)。このお店の料理は、何でも美味しい。うどんもトンカツも柿の葉寿司も…。同町ご出身の平田進也さんとも、このお店の話題で盛り上がった。私はここには何度も通っているが、この鮎には驚いた。かつて夏の夜に京都の高級料亭の軒先で、炭火で焼きたての鮎もいただいたが、これほどの味ではなかった。今年、私がいただいたのは「天川産」とあり、おそらく天川村を流れる天ノ川(熊野川)の鮎だったのだろう。あの清流がこんなに美味しい鮎を育てたのだ。もちろん焼き加減もいい具合だった。
2位は安堵町の「あんどの芋煮」。この料理は、これまで県の「あったかもんグランプリ」で過去に優秀賞(2席)と特別賞(3席)を獲得したことがある。私は審査員として2回ともいただいたが、審査の場ではたくさんの鍋物を短時間で食べて審査するし、少し冷めているので「本当の味はどうなのだろう」とずっと思っていた。それで今年は10月29日(土)の「あんど芋煮会」に足を運び、ホンマモンをいただいた。お値段は1杯200円。これがとても美味しかったのだ!
大きな器に2杯もいただき、しかも残ったお汁を使って作られた「特製カレーうどん」まで平らげてしまった(もちろんカレーうどんも美味しかった)。これは驚きの「エコ料理」だ。安堵町には、よほどスゴい料理プロデューサーがいらっしゃるのだろう。
レストラン山吹の夏限定「天ざる茶麺」1,080円。麺は大盛りにしたかも
3位はホテル杉の湯(川上村迫)や付属のレストラン山吹で出てくる「大和茶麺」。温も冷もいただいたが、どちらも美味しかった。温のツユはダシがよく利いている。ホテルの売店やお隣の道の駅ではツユのついた半生麺(3人前 1,080円)も販売しているので、こちらはお土産にピッタリだ。大和高原の粉末茶とモロヘイヤを練り込んでいて、そば粉は使っていない。「一般社団法人 奈良県日本調理技能士会 考案」とある。
4位は「たかすみの里 天好園」(東吉野村平野689)のぼたん鍋(5,775円)。新鮮な猪肉を使い、脂身までとても美味しい。天好園の敷地は1万坪。そこのコテージ風の日本間でこの鍋をつついた。あれは至福の時だった。女将の池田美砂子さんのおもてなしも抜群だった。
5位は、ご存じ「吉野山ハム」。よく「吉野・山ハム」とおっしゃる人がいるが「吉野山・ハム」である。もと県職員の橋田茂さんが作る渾身の逸品だ。ヤマトポークをヤマザクラの木で燻製して作る。吉野町の「ふるさと納税」のお土産品にも選ばれている。田中利典師もお気に入りのハムである。
何とか5位以内に入れたかったのだが、惜しくもはみ出したのが石井物産(五條市西吉野町八ツ川458)の「柿バター」(648円)だ。全国の地方新聞社で作る「47CLUB」の「こんなのあるんだ!大賞2016」で、最優秀賞を受賞している。パンやクラッカーに塗っていただく。お土産にも重宝する。なお「柿けーき」(1,080円)は以前から販売されている商品だが、最近久しぶりに食べてみたところ、以前より飛躍的に美味しくなっていて、びっくり仰天した。
新バージョンの柿けーき。柿のようかんが入っている
以上、意識してはいなかったが、すべて奈良県内、それも中南部のものばかりになってしまった。まあそれだけ私がせっせと県中南部に足を運んだということなのだ。
まだまだ書き切れなかった食べ物はたくさんあるが、きりがないのでここまでにしておく。「奈良はうまいものばかり」。来年も美味しいものを食べ歩くぞーっ!