tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

在原神社と業平道(産経新聞「なら再発見」第43回)

2013年08月31日 | なら再発見(産経新聞)
産経新聞奈良版・三重版ほかに好評連載中の「なら再発見」、回目の今日(8/31付)は、在原業平がテーマだ。筆者は、NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」の西川誠さんである。在原神社(天理市)、業平橋(斑鳩町)に業平道(天理市~八尾市)と、業平ゆかりの地のオンパレードだ。以下、全文を引用する。

 平安時代に書かれた「伊勢物語」全125段の多くは「昔、男ありけり」の書き出しで始まる。主人公「男」のモデルとされるのが、在原業平(ありわらのなりひら 825~880年)である。
 業平は平城(へいぜい)天皇の孫で、父は阿保(あぼ)親王。歌を詠めば六歌仙に数えられ、容姿は端麗、光源氏のモデルといわれる。こんな男がモテないわけはない。百人一首の「ちはやふる神代もきかず竜田川 からくれなゐに水くくるとは」の歌でも知られる。
 伊勢物語の23段には、妻とのなれそめや、愛人・河内姫とのやりとりなどが書かれていて、姫の住む河内高安(現大阪府八尾市)に通った道が「業平道」として現代にも伝わる。



業平の住まい跡とされる在原神社=天理市櫟本町

 業平の住まいは、現在の天理市櫟本(いちのもと)町の在原神社がその跡とされていて、幼なじみの妻と遊んだ思い出の井戸も境内に残る。そこから業平道をたどると大和高安(現斑鳩町高安)に着く。この集落はその昔、富の小川村と言ったが、業平が河内高安に通った際に立ち寄っていたので「高安」と呼ばれるようになったそうだ。色男の業平に連れ去られないように村の娘たちは鍋の炭を顔に塗り、醜く装ったという伝承もある。

 集落はずれの天満宮には業平を祀る在原神社がある。そこから西へ進むとすぐ富雄川があり、ここに「業平橋」が架かる。幅2メートルほどの狭い橋で、少し南に自動車も通る「新業平橋」が架けられ、橋上には業平道の案内板が掲げられている。
 橋を渡ると上宮(じょうぐう)遺跡公園や成福寺(じょうふくじ)があり、周辺は聖徳太子が膳大郎女(かしわでおおいらつめ)と暮らした「葦垣飽波宮(あしがきあくなみのみや)」想定地とされる。
 だから、ここは太子道のルートでもある。時代は200年ほど隔たるが、道に名を残す2人の縁が交差する場所だ。



富雄川に架かる「業平橋」=斑鳩町(トップ写真とも)

 業平道の想定ルートはこのあたりで2つの説に分かれる。平群からの十三峠越えと、勢野からの竜田越えだが、どちらにしても、目的地は1つだ。当時なら決して近くない距離だが、八百夜も通ったという説もある。
 そんな激しい恋も突然終わりを告げる。伊勢物語には「手ずから飯匙(いいがい)をとりて 笥子(けこ)のうつわものに盛り付けるをみて」、つまり通い始めた頃は淑(しと)やかで、ご飯を侍従によそってもらっていたが、このごろは自分でよそい、大きな器で食べている。そんな姿を見て恋もさめてしまい通わなくなったということだ。
 ただし説話は様々に伝え、こんな話もある。ある夜姫の家に着き呼んだが出てこないので、中を覗くと姫がしゃもじで直かにご飯を食べているのを見てしまい、嫌になって逃げ帰る。気づいた姫は必死で追いかける。怖くなった業平は井戸の横にある木に登って身を隠した。追いついた姫は井戸水に映った業平に抱き着こうとして転落し、溺れ死んでしまったということだ。
 その井戸が「業平姿見の井戸」として、斑鳩町役場向かい側の五百井戸など数か所に伝えられている。
 業平の伝説をしのび、この道をたどるのも面白いだろう。(NPO法人奈良まほろばソムリエの会 西川誠)

伊勢物語の23段の話は「筒井筒」(丸い井戸の竹垣のこと)と呼ばれる。この話を世阿弥は能「井筒」に仕立てた。業平ゆかりの寺は、奈良市にある。『奈良まほろばソムリエ検定 公式テキストブック』(山と渓谷社刊)の「不退寺(奈良市法蓮町)」によると、 

正式には不退転法輪寺。平城天皇が仮住まいした「萱の御所」が阿保親王と子の在原業平に伝えられ、業平が仁明天皇の勅命により自作の観世音像を祀ったことに始まるという。鎌倉時代の正和六年(一三一七)に南門と多宝塔が建てられたが、寛正五年(一四六四)にいずれかの堂宇が焼失した。

本堂・南門・多宝塔、再建された本堂はいずれも重要文化財、本堂前に鎌倉時代の梵字四面角塔婆が立つ。裏山の墓地にある鎌倉時代の五輪塔は、在原業平の供養塔であるとの伝承もある。

今、NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」では、万葉集ゆかりの地を訪ねるバスツアーを行っている。9月14日(土)と23日(月・祝)には「宇陀コース」を実施する。六歌仙の1人で奈良にゆかりのある在原業平の歌などのゆかり地めぐりも、面白いかも知れない。私も暑さが和らげば、業平道を歩いてみたいと思っている。

西川さん、興味深いお話を有難うございました!

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銀平本店のランチ

2013年08月30日 | グルメガイド
8月5日(月)、和歌山県庁へ出張したので、ランチタイムに会社の同僚のTくんと落ち合った。Tくんは、こないだまで奈良市で勤務していたが、転勤して今は和歌山市内で仕事をしている。「どこか美味しい店でランチしたい」とリクエストしたところ、「銀平(ぎんぺい)和歌山本店」(和歌山市十一番丁22番地)を訪ねることになった。

銀平は、もう30年以上も前のサラリーマンになったばかりの頃、「大阪道頓堀店」にお邪魔したことがある。大学の同級生に案内してもらったのだが、出てくる魚はどれもこれも新鮮で美味しく、特に締めの「鯛めし」(鯛と米を昆布ダシで炊き、炊き上がったご飯に鯛のほぐし身を混ぜたもの)は絶品だった。だから道頓堀店はよく利用したし、銀平で修業した店主が営む「魚々(ぎょぎょ)」(奈良市大宮町6-5-8 インペリアル奈良1階)も、何度かお邪魔した。しかし、銀平本店にお邪魔するのは初めてだ。


「付き出し」として出てきたざるそば(麺は2人前)

しかし、少し奇妙だった。Tくん(田原本町出身)は魚も野菜も苦手な「肉食系」だったからだ。それを聞くと「和歌山に来てから、魚の美味しさが分かるようになりました」とのことだった、なるほど。銀平本店の北側には市堀川(和歌山城の外堀)が流れる。お堀の南側は、もともと上級藩士の屋敷が建ち並んでいた場所だ。



メニューを見ると「お造り定食」「海鮮丼定食」「煮魚定食」「焼魚定食」「天ぷら定食」「天重定食」が、それぞれ1,575円。「おまかせ定食」(付き出し、小鉢、造り盛り合わせ、天ぷら、本日の煮魚または焼魚)2,100円。「お昼の魚めしコース」3,675円、「お昼の鯛めしコース」5,250円。私たちは「おまかせ定食」にした。本日の魚は「プリの煮付け」だった。出てきたのが写真の料理である。



刺身はカツオ、タチウオ、ヨコワを大胆にぶつ切りにしたもの(トップ写真=2人前)。ブリの煮付けは、こんなにデカい。これほどたくさんの料理がついて2,100円とは、激安である。「ぐるなび」には、同店の「こだわり」として、

当日獲れた魚しか使いません。太刀魚で有名な紀州辰ケ浜港を中心に、和歌山加太、雑賀崎、などから毎日新鮮な朝獲れ魚を仕入れております。漁師さんから直接買う魚は鮮度抜群!お造りのインパクト大の盛り合わせは 見た目も華やかで楽しめます。獲れたての魚の旨さを是非お楽しみください!

とあるが、看板に偽りはない。銀平は、和歌山、神戸、東京のほか、大阪市内だけでも5ヵ店を展開する。お出かけの際には、ぜひいちどお訪ねいただきたい。
Tくん、良いお店を教えていただき、どうも有り難う!
※食べログは、こちら
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イワミンに1票を!30日(金)午前10時締切(ミュージアムキャラクターアワード2013)

2013年08月29日 | お知らせ
昨日(8/28付)の産経新聞奈良版に《ミュージアムキャラ 橿考研のイワミン目下2位 ネット投票 日本一目指せ》という記事が出ていた。

インターネット投票でミュージアムのキャラクター日本一を決める「ミュージアムキャラクターアワード2013」で、奈良県立橿原考古学研究所(橿原市)の「イワミン」が28日午後3時現在、エントリーしている42キャラ中、目下2位と善戦。1位の東京富士美術館(東京都八王子市)の「ガオー&ミュー」とデッドヒートを繰り広げている。投票は30日午前10時まで。橿考研は「日本一を目指し、さらなる支援を」とイワミンへの投票を呼びかけている。

投票は7月16日に始まり、8月24日時点ではイワミンが大差で1位だったが、その後逆転された。イワミンには「埴輪王子がんばれ」「つぶらな瞳が素敵です」「考古学を愛する人たちのアイドルです」などの応援メッセージも寄せられている。アワードは、博物館の設計などを手掛ける東京のインテリア設計施工会社が運営する「インターネットミュージアム」が主催している。


なおイワミンは、「ミュージアムキャラクターアワード2013」の公式HPによると、
【イワミンとは】
埴輪の男の子。橿原考古学研究所のマスコットキャラクター
【イワミンのモデルとは】
橿原考古学研究所附属博物館に展示されている、石見遺跡(6世紀ごろの古墳)から発掘された人物埴輪の椅子に座る男性像がイワミンのモデルになった。




Facebookの私のタイムラインにも、橿原市在住のYさんから、こんな呼びかけが入った。

地元・奈良盆地で土地を守り続けた人々の祈りを込めた橿原考古学研究所キャラ、イワミンも素敵です。日本一になってほしい大和の大地のメッセンジャー→奈良県の考古学史が誇る清楚なアイドル「イワミン」危うし!

昨日から2位に後退。インターネットミュージアム博物館キャラ総選挙28日2374票と前日より275票増なるも東京富士博物館キャラのガオミューが前日の2149票から517票増の大量集票で一挙2667票、参考→前日は359(前々日154)票増=組織票を得意とする団体票の猛追加速)。

県立橿原考古学研究所附属博物館の癒し系アイドルキャラ「イワミン」埴輪ハニカミ王子。イワミンをぜひとも国民的アイドルに。8月15日終戦の日に国民の安寧と幸せを祈ったイワミン。引き続き奈良と全国の古墳と埴輪ファン挙げて日本の恒久平和のために応援しよう!総選挙は8月30日10時まで。




「ミュージアムキャラクターアワード」の公式HPによると、現時点(8/28午前6時30分)での得票数は、

1位 ガオー&ミュー(東京富士美術館) 3,175票
2位 イワミン(橿原考古学研究所附属博物館) 2,893票
3位 あいちゃん・ゆうくん(キッズプラザ大阪) 1,306票


と、わずか282票の差で2位に甘んじている。東京富士美術館(東京都八王子市)は創価大学に隣接し、創立者も池田大作氏(創価学会インタナショナル会長)なので、「団体票の猛追加速」とは、創価学会関係者の組織票ということなのだろう。

蓮舫の「2位じゃダメなんでしょうか?」ではないが、やはり2位ではダメだ。当ブログをお読みの1,800人の方のお力添えがあれば、282票差を縮め、逆転することは十分可能である。

《1名の方からの複数投稿と思われる場合、事務局の判断で無効票とする場合があります》とあるので、投票はお1人(パソコン1台)につき1回限りである。まずはこのサイトにアクセスしていただきたい。イワミンのエントリー番号は「3番」なので、そこの○印をクリックし、さらにページ下部の「投票する!」をクリックするだけである。

イワミンを、そして大和を愛する皆さん、ぜひイワミンに清き1票を!
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東京で興福寺仏頭展、大阪で東大寺宝物展(2013Topic)

2013年08月28日 | お知らせ
いよいよ9月3日(火)から、「国宝 興福寺仏頭展」が始まる。日本経済新聞(8/22付)の記事「国宝の銅造仏頭を送り出す法要 興福寺、仏頭展出展で」によると、
※トップ写真は、かつてなら奈良館に展示されていた旧山田寺仏頭の精巧なレプリカ

奈良・興福寺は21日、国宝・銅造仏頭(7世紀)を一時的に東京に送り出すための法要を営んだ。9月3日から東京・上野で開く「国宝 興福寺仏頭展」に出展するのに先立ち、移動中の無事を願って仏頭から魂を抜く意味がある。

法要は同寺国宝館で閉館後の午後5時に始まり、多川俊映貫首ら僧侶6人と関係者約30人が参列。仏頭の前で読経や散華、焼香などを行い、展覧会の成功と宝物の安全を祈った。

同展は寺の創建1300年を記念し、11月24日まで東京芸術大学大学美術館で開く。仏頭のほか、国宝・木造十二神将立像(13世紀)など、約70点が出展される。多川貫首は「しばらく国宝館の光の一つが不在となるが、代わりに東日本を照らしてもらうことができる」と語った。


展示の詳細は、同展のHPに掲載されている。みうらじゅんといとうせいこうが「仏頭大使」を務めるのだそうだ。興福寺国宝館では、いつも阿修羅像が一番人気だが、私はこの(旧山田寺)仏頭を偏愛している。かつて相田みつをはこの仏頭をモチーフに、「こんな顔で」という詩を書いた。出だしの部分を引用すると、

この顔は/かなしみに堪えた顔である/くるしみに堪えた顔である/人の世の様々な批判に/じっと堪えた顔である/そして/ひとことも弁解をしない顔である/なんにも言いわけをしない顔である/そしてまた/どんなにくるしくても/どんなにつらくても/決して弱音を吐かない顔である/絶対にぐちを言わない顔である

仏頭の数奇な運命については、『奈良まほろばソムリエ検定 公式テキストブック』(山と渓谷社刊)に出ている。

国宝館の仏像中、唯一の白鳳仏が銅造仏頭である。もともとは興福寺の仏像ではなく、山田寺の講堂に祀られていた。南都焼討ち後、諸堂・諸仏の復興が進む中で、東金堂の造仏が進捗しないことに業を煮やした堂衆たちが、文治三年(一一八七)に山田寺講堂から丈六の銅造薬師三尊像を奪取し東金堂の本尊として移安した。

その後、応永十八年(一四一一)、東金堂が再び落雷で焼失した際に、本尊は頭部のみが灰中から救い出され、新たに鋳造された現本尊像の台座の内部に秘されるように納置された。この頭部が昭和十二年(一九三七)、堂の解体修理時に約五百年ぶりに、まさに劇的に発見されたのである。




さて、今朝(8/28付)の奈良新聞によると、来年(2014年)3月22日にオープンする「あべのハルカス美術館」では、開館記念特別展として、「東大寺宝物展」を開催する。同館のHPによると、

あべのハルカス美術館 開館記念特別展 東大寺
2014年3月22日(土)~5月18日(日)


あべのハルカス美術館の開館記念特別展覧会として、東大寺の宝物展を開催します。東大寺は聖武天皇が創建して以来、1250年近く我が国の宗教的なシンボルであり続けています。新しい美術館の誕生を祝う初回の特別展は、国宝『誕生釈迦仏立像』をはじめ、創建当初の姿を伝える宝物、東大寺の伝統を伝える宝物、数度にわたる被災からの再興の歴史を物語る宝物などを精選して展示し、いつの時代も朝廷・幕府から民衆まであらゆる人々とともにあった東大寺の姿を紹介します。

大阪の新しいシンボルとなる「あべのハルカス」に生まれる美術館で身近に宝物を拝観していただき、時代を超えたすばらしさや作品を生み出した人々に思いを馳せてください。


奈良の住民は、地元にこんなすごい「お宝」があることに無頓着である。だから「奈良には何もない」などと、罰当たりなことをよく口にする。2009年に東京などで開催された「国宝阿修羅展」の入場者数が190万人を超えたり、1日当たりの入場者数が世界一だった(今の世界一は「正倉院展」)と聞いても、驚く様子もない。今回の2つの展示は、おそらく大きな反響があることだろう。地元民にとっては、奈良の良さを再認識する良い機会である。東京の皆さん、大阪の皆さん、ぜひ奈良の「お宝」をじっくりと拝観してください!
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カウンター焼肉 絆(Kizuna:Japanese-style beef barbeque Nara City , Japan)

2013年08月27日 | グルメガイド
「カウンター焼肉 絆(きずな)」をご存じだろうか。同店のmixiには「古都奈良を感じられる『奈良町』にある焼肉屋さん。カウンター席のみながら 落ち着いた雰囲気で食べる極上黒毛和牛は格別!!」とある。お店には外国人もよく訪れるという。不思議に思ってネットで検索してみると、「Nara Explorer」のHPのEnjoy Nara’s great food selectionというページがヒットした。これを見て来られるのだろうか。バイリンガル(bilingual)の記事みたいになってしまうが、原文(英文)を示すと

Yakiniku Kizuna  
(Central Nara/ Japanese-style beef barbeque )
Savor top quality Japanese beef in a stylish restaurant


<Overview>
Kizuna is a stylish yakiniku Japanese-style barbeque restaurant using only extra-fine quality Japanese beef (black cattle) from all of Japan’s principal farms. The tender and savory taste of this top quality Japanese beef is internationally famous and satisfies gourmets all around the world. They select the best part of the beef every day, if diners want to try the best of the day, just order the Assorted Beef of the Day which comes with several kinds of beef on one plate. Their reasonably-priced, yet large serving and quality lunch sets are also highly recommended.



「1日限定5食!黒毛和牛切り落とし定食(980円)」( Extra fine beef yakiniku lunch set)
お肉の量は150gもある!

<Recommended Items>
Assorted beef of the day: 1,780-2,480 yen / Assorted 4 beef flavored with salt: 1,480 yen / Extra fine Tsurami (cheek meat): 980 yen / Extra fine beef yakiniku lunch set: 980 yen (5 servings a day only; with drink, salad, rice, soup and dessert)

<Shop Data>
Tel: 0742-22-1129 / 4 Minamiichi-cho, Nara (1F of Uehata Bldg.) /
Open: 11:00-15:00 (L.O. 14:00), 17:00-23:00 (L.O. 22:00) /
Closed: Mon. (open if Mon. is a national holiday)
https://www.facebook.com/yakiniku.kizuna




ざっと訳すと、

焼肉 絆(奈良市中央部 / 日本式焼肉)
スタイリッシュなお店で、最高品質の和牛を味わってください

<概要>
絆は、日本中の主要な牧場から、とても品質の高い黒毛和牛だけを使う、スタイリッシュな日本式焼肉レストランです。 最高品質の和牛のまろやかで深い味わいは国際的に有名であり、世界中のグルメを満足させます。

その日のベストをお望みなら、数種類の肉を1つの皿に盛った「店長お薦め盛り合わせ」をオーダーすれば、最高の肉を選んでくれる。リーズナブルな値段で、ボリュームがあって質の高いランチセットも、大いにお薦めできる。

<お薦めメニュー>
店長お薦め盛り合わせ:1,780~2,480円。塩もの4種盛り合わせ:1,480円。とても美味しいツラミ肉(ほほ肉):980円。とても美味しい焼き肉ランチセット(黒毛和牛切り落とし定食):980円(1日限定5食。ソフトドリンク、サラダ、ご飯、スープ付き)。



「宝石・時計・メガネのイシガミ奈良店」の角を東に折れる(It turns of ISHIGAMI east.)

お店のFacebookには「Great place!」「Nice place. Good food. Friendly staff - pay them a visit when in Nara.」との書き込みもある。

「カウンター焼肉 絆」(奈良市南市町4植畑ビル1階)の場所は、奈良もちいどのセンター街の「宝石・時計・メガネのイシガミ奈良店」の角を東に折れて少し歩いたところだ。斜め向かいは「遊 中川」(中川政七商店)である。カウンターだけのとてもお洒落な店だ。私はランチタイム(11:00~15:00 ラストオーダーは14:00)にお邪魔した。


Signboard of Kizuna(In Front of ISHIGAMI)

ランチセットは、目の前の鉄板で焼くシステムである。メニューは「1日限定5食!黒毛和牛切り落とし定食(150g)」980円、「ホルモン5種定食」980円、「カルビ&ロース&ホルモン定食」(ホルモンは豚トロバジルに変更可)1,280円、「焼肉絆の極上4種定食」1,980円の4種類である。



ランチは、これらセットメニューへのほか「黒毛和牛とろとろ牛すじカレー」980円、「黒毛和牛とろとろ牛すじ丼」880円、「黒毛和牛ホルモン丼」880円がある。ランチにはソフトドリンク、サラダ、ご飯、スープ、デザートがついている。しかもサラダ、ご飯、スープはお代わり自由!である。


Lunch set of extra fine beef yakiniku(\980)

まずは「黒毛和牛切り落とし定食」を注文。メニューには「お肉を切る時にどうしても出てしまう、形が不揃いな端っこのお肉。いろんな部分が食べられこの値段!絶対お得なランチ限定定食」とある。いろんな部位が混じっているが、150gとボリュームがあり、これはおトクだ。


Lunch set of beef and pork yakiniku(\1,280)

別の日には、「カルビ&ロース&ホルモン定食」1,280円。「ホルモンは豚(とん)トロバジルに変更可」とのことだったので、こちらに代えていただいた。カルビもロースも、柔らかくてとても美味しい。豚トロバジルははじめていただいたが、バジルと豚肉がこんなに相性が良いとは、初めて知った。量もたっぷりだ。


Lunch set of top quality beef yakiniku(\1,980)

最後は「焼肉絆の極上4種定食」1,980円。メニューには「その日のおススメのお肉を盛り合わせた極上定食!」とある。確かに良いお肉ばかりを使っていて、これはイケる。とりわけ大根おろしをつけて焼く「とんび(とうがらし)」と呼ばれる肩の筋肉部分は、とても美味しい。



夜のメニューは、「店長お薦め盛り合わせ」(霜降りメイン、赤身メイン・ハーフの中からお選びください。店長吟味のおすすめです)1,780円~2,480円、「はじめの塩もの4種盛り合わせ」(特製塩ツラミ、特製塩タン、上塩タン、コリコリねぎ塩タンの4種。お得な塩もの味比べ)1,480円など。

開業されたのは昨年(2012年)11月5日だそうだが、私は見逃していた。リーズナブルなお値段ながらお肉は上等で、お店はきれい、店長や店員さんの応対も丁寧で好感が持てる。近鉄奈良駅から歩いても10分足らずだ。ぜひ、いちど足をお運びいただきたい。
※詳しくは、食べログ
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