tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

真田祭り近づく!

2007年04月30日 | 九度山町
九度山町(和歌山県伊都郡)最大のイベント、真田祭り(5/3~5)がいよいよ近づいてきた。

私の生まれ故郷なので4/28・29に帰ってきたのだが、真田庵(善名称院)では名物のボタンが満開だった(4/28 宝物資料館前で撮影)。

真田昌幸・幸村父子はこの寺で隠棲していたので、5/5には菩提を弔う法要も行われる。
※祭りの日程(実家の向かい・松本商店さんのサイト)
http://www.page.sannet.ne.jp/ja3ifa/2007sana/07prog.html

祭りのメインは5/5の武者行列だが、餅まきや御輿(みこし)、紀の国やっちょん(バサラ祭りのような踊り&パレード)などの催しがある。祭りを対象とした写真コンテストも行われるので、例年大阪府下などからも、たくさんのアマチュアカメラマンが訪れる。

九度山町へは、南海高野線・九度山駅下車(交通規制が実施されるので、車は避けた方が良い)。今年は天気も良さそうだ。ぜひお訪ねいただきたい。
※祭りを紹介する商工会のホームページ
http://www2.w-shokokai.or.jp/kudoyama/index.htm
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皿そば 文楽

2007年04月26日 | グルメガイド
一昨日(4/24)に引き続き、奈良市内のそば屋さんを紹介する。

「皿そば 文楽 奈良店」(奈良市東向南町)は、今年2月にオープンしたばかりのお店だ。写真はショーウインドーの見本だが、奈良では初の「出石の皿そば」という物珍しさと、東向商店街のど真ん中(マクドナルドの北隣)という地の利もあって、お昼どきには満席になる。

姫路市に本社のある(株)文楽のチェーン店で、このブログで紹介している「こだわりの手打ちそば店」とはまた違った楽しさがある。
※(株)文楽のホームページ
http://www.bunraku-soba.co.jp/

「文楽名物 皿そば」は800円で、そばの追加は一皿100円だ。山の芋や卵の黄身をたっぷりつけていただく。私は皿そばに白ご飯(200円)を追加した(計千円)。ご飯ものも含め、メニューはとても多いのでファミリー向けにもお勧めできる(食事をすると、割引券がもらえる)。いちどお試しいただきたい。
※奈良店の紹介サイト
http://www.narakko.com/gourmet/Y20409.html
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蕎麦戯 さか本

2007年04月24日 | グルメガイド
このお店のことは、グルメ本などで見て以前から知っていたのだが、いまひとつ場所がよく分からなかった。地図を片手に訪ねてみたところ、何のことはない奈良女子大・南門の斜め前だった(ガイド本ライターの皆さん、ぜひそう書いて下さい)。

阪本さん姉弟が営む店で、「蕎麦戯(そばぎ)」とあるとおり、アイデアいっぱいの「変わりそば」が用意されている。前回訪ねたときは「よもぎそば」だったが、2度目のこの日は「唐辛子そば」だった。レモン、わさび、大和茶など50種類を越えるレパートリーがあるという(まだ食べたことはない)。

前回は、3つの味が楽しめる「3種そば」(1番粉、2番粉、3番粉の盛合せで1.5人前の分量がある=千円)をいただいたが、この日は月替わりメニュー「花巻」の大盛りにした(750円に250円プラス=写真)。

ノリが載っているが「ごはんですよ」のような佃煮ではなく、焼き海苔を練ったものだ。冷・温が選べるので、私は冷たいツユをかけてもらった。そばの甘み・旨みとノリの香りがマッチして、とても美味しい。

お昼はサービスでちらし寿司(写真左)orそば寿司がつくので、お腹がいっぱいになる。なお2人前以上で予約すれば、3千円のコース料理も食べられる。

それにしても奈良市内中心部だけでも、そばの名店が驚くほど増えた。ブログで紹介した「かえる庵」をはじめ、「百夜月(ももよづき)」「季のせ」「そば福」「吟松(ぎんしょう)」…。

折をみて紹介するつもりだが、これら名店をぐるっと回れる年間(月間)パスポートができれば、観光客にも便利だと思うのだが。

※蕎麦戯 さか本(奈良市坊屋敷町36-2 0742-26-1086)の紹介サイト
http://members.at.infoseek.co.jp/non01/wasyoku/sakamoto.htm
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奈良の鹿愛護会

2007年04月22日 | 奈良にこだわる
4/16(月)に開かれたならまち座の月例会、今回のゲストスピーカーは、「財団法人 奈良の鹿愛護会」事務局長・池田佐知子さんだった。

私は以前から(人に頼まれて)奈良の鹿愛護会の賛助会員として、毎年3千円也を納めていたのだが、実は池田さんの話を聞くまで、この会を反捕鯨の活動をする「グリーンピース」(NGO)のような団体だと思いこんでいた。皆さんの中にもそういう方がおられると思うので、この日のお話をもとに同会について紹介したい(写真は昨年夏の奈良公園)。

この会のルーツは明治24年に結成された「春日神鹿(しんろく)保護会」で、昭和9年に財団法人化し、昭和22年に現在の名称になった。現在の鹿の頭数は約1200頭(うちメスが800頭)。明治維新の時は35頭(有害獣として射殺した)、第二次大戦時は79頭にまで減っていたという。

今も交通事故が多発し、毎年約100頭(全体の8%)が事故死している。会では6人のメンバーが24時間の緊急連絡体制を敷き、通報があれば軽トラックで駆けつけて保護している。年間出動回数は約1400回に上るという。
 
「鹿の角(つの)きり」は奈良の秋の風物詩だが、実は毎年8月中旬~3月末まで取り組んでいる日常業務だそうだ。公園内で角が生えた鹿を見つけては、麻酔銃で撃って捕獲し、公園内の鹿苑(ろくえん)に運んで角を切る。その数は毎年3百数十頭にもなる。

また3月下旬にもなると、妊娠したメス鹿の捕獲が始まる。母鹿は子供を産むと警戒心が強くなり人を攻撃することがあるため、鹿苑で出産させ大きくなるまで飼育する。約250頭の子鹿が母鹿とともに公園に放されるのは、7月半ばだ。その1か月後にはまた角切りの季節がやってくる…。

鹿は畑を荒らす「害獣」だと言われることがあるが、これは鹿に不用意に野菜を与える人間の行動が関係しているそうだ。最近は奈良県立大学の学生たちが、鹿が野菜の味を覚えて農家の畑を荒らしたり、慣れない食物を消化しきれずに死んだりするのを防ぐため、チラシを配っている。

チラシには「生ゴミを捨てている業者や、エサをあげている人を見たら注意して止めさせてください」と書かれているそうだ。私もよく浮見堂の近くなどで、パンくずや野菜くずを与えている人たち(ゴミ処理業者?)を見かけるが、これからは注意喚起することにしたい。
※奈良のシカ・まもり隊(産経新聞・イザ!)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/39289/

それにしても、大変なご苦労だ。「鹿を守る」というより「人間を守る」「人間と鹿を共生させる」というのが会の使命なのだ。「アニマルセラピー」という言葉もあるが、駅も近い都市公園で、たくさんの野生の鹿と触れ合えるというのは、素晴らしい。鹿のいない奈良公園んて、想像もできない。

しかしこの会も、事業収入(修学旅行生の減少で鹿せんべいが売れない)・利息収入が減るとともに、県からの補助金も昨年度から180万円カットされ、財政危機が深刻だ。角きりも中止に追い込まれるかも知れないという。
※奈良新聞が詳述(「奈良のシカ」保護ピンチ)
http://narashikanko.jp/j/whatsnew/aigo/news.html

この事態を救うには、同会に入るのが早道だ。別に池田さんに頼まれたわけではないのだが、奈良の鹿を、そして奈良を愛する人のご協力をぜひお願いしたい。
※奈良の鹿愛護会・入会申込書
http://naradeer.com/feedback.htm

※その他の関連サイト
奈良の名物が泣いている(NEWSゆう)
http://webnews.asahi.co.jp/you/special/2006/t20060719.html
「奈良の鹿愛護会」財政難深刻(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/kikaku/019/17.htm
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観光の地産地消

2007年04月21日 | 奈良にこだわる
今朝(4/21)の日本経済新聞に「GW『近場で手短に』 曜日配列、長期休暇難しく 」という見出しの記事が載っていた(近畿経済面)。

記事には《前半の3連休と後半の4連休に分かれ「近場で手短に過ごす」人が増えそうだ》とある。

一方奈良新聞(4/21付)には《県観光に必要なのは流行や新奇さを追う姿勢ではなく、豊かな歴史や自然に恥じない、深みのある観光サービスなのだろう》《多少の散財も悪くない。観光の地産地消に協力しながら郷土の良さを見直し、来県者をもてなす県民のホスピタリティー向上も心掛けたい》と出ていた(「国原譜」)。

「安・近・短」となれば、奈良だ。グランドオープンしたなんばパークスや、USJの屋外型ジェットコースターも良いが、平城宮跡では「平城(なら)遷都祭」(4/29~30)が開かれる。もちいどのの「夢CUBE」もオープンしたし、県庁裏の八重桜(写真)は満開だ。「けふ九重に匂ひぬるかな」と歌われた「ナラノヤエザクラ」(東大寺・知足院)も、そろそろだろう。
※平城遷都祭のホームページ
http://www.sentosai.jp/

「観光の地産地消」に努めるとともに、道に迷っている来県客に対しては、あたたかい「もてなし」で接し、奈良の「観光価値」を上げようではないか。
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