tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

名勝「依水園(いすいえん)」のお茶室見学会、2月3日(木)~6日(日)まで!(2022 Topic)

2022年01月31日 | お知らせ
名勝「依水園」では、恒例のお茶室見学会が、2月3日(木)~6日(日)開催される。私は2月4日(金)の午後に、お邪魔するつもりである。「なら旅ネット」(奈良県観光公式サイト)によると、

依水園では毎年2月に、通常時は非公開の園内茶室などの建物が公開されます。裏千家十二代・又玅斎(ゆうみょうさい)の指導により明治時代に建てられた清秀庵(又隠写)や氷心亭の内部を、解説付きの案内で見学いただけます。国の名勝に指定された庭園では、敷松葉や菰巻きが施された冬ならではの風情をお楽しみいただけます。また、一般公開に先駆けて依水園ゆかりのひな人形もご覧いただけます。

開催名 名勝依水園お茶室見学会 
開催期間 2022年2月3日(木) ~ 2022年2月6日(日) 1日2回
 午前の部10:30~、午後の部13:30~
開催場所 名勝依水園内(茶室:清秀庵・氷心亭、庭園)
お問合わせ先 0742-25-0781
料金 お1人様3,000円(お抹茶・お菓子付き)

申込みについて
定 員:各回6名様 ※要予約
参加費:お1人様 3,500円(お抹茶・お菓子付き)
    ※ 参加費には以下が含まれます
     ○ 清秀庵、氷心亭の茶室見学(ご案内)
     ○ ひな人形の見学(ご案内)
     ○ 名勝庭園入園(自由見学)
ご予約:依水園事務局へお電話ください 0742-25-0781


また2月7日(月)~3月6日(日)には、「依水園のひなまつり」と題し、「曲水の宴」を再現した豪華ひな飾りを見学することができる。「なら旅ネット」(奈良県観光公式サイト)には、



朝日新聞奈良版(2022.02.12付 同日追記)

水の流れがある庭園で行われる「曲水の宴」。曲水の宴とは、出席者が流れのそばに座り、上流から流れてくる盃が自分の前を通り過ぎるまでに和歌などを詠み、盃のお酒を飲んで次へ流すという風流な遊びです。この曲水の宴を模してつくられた平飾りの雛人形や、子どもの姿の雛人形「稚児雛」など、珍しいお雛様が公開されます。

開催名 依水園のひなまつり
開催期間 2022年2月7日(月) ~ 2022年3月6日(日) 9:30~16:30(受付は16:00まで)
開催場所 名勝依水園・主屋内
お問合わせ先 0742-25-0781
料金 大人 1,200円 高校生 500円 小中学生 300円(庭園入園含む)
休園日:毎火曜日(会期中は、臨時休園されていた水曜日も開園されます)


皆さん、ぜひ足をお運びください!



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初代神武天皇祀(まつ)る橿原神宮/毎日新聞「かるたで知るなら」第38回

2022年01月30日 | かるたで知るなら(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は同会が制作した「奈良まほろばかるた」の各札を題材に毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「かるたで知るなら」を連載している。先週(2022.1.27)掲載されたのは〈「神武さん」と親しまれ/橿原神宮(橿原市)〉、執筆されたのは吉野町のご出身で橿原市在住の亀田幸英さんだった(同会元理事)。地元愛にあふれた記事を、以下に紹介する。

〈初代神武天皇祀る橿原神宮〉
『日本書紀』によると、神武天皇は九州の日向国(ひゅうがのくに)高千穂から大和を目指して出発され、6年をかけて東征し、大和三山の一つ、畝傍山の東南麓の橿原の地で初代天皇として即位されました。皇后は事代主(ことしろぬし)の御娘の媛蹈韛五十鈴媛(ひめたたらいすずひめ)。お二人を祭神としてお祀(まつ)りしているのが橿原神宮です。

東南麓の橿原の宮跡は畑地でしたが、明治になると、民間から建立の請願が相次ぎ、1890(明治23)年4月2日、官幣大社として創建されました。明治天皇から京都御所の賢所(かしこどころ)と神嘉殿(しんかでん)を下賜(かし)され、移築して本殿(重文)、神楽殿(かぐらでん)として受け継がれています。

境内は約53万平方㍍と非常に広く、甲子園球場の約13個分の大きさです。神武天皇即位から2600年とされる1940(昭和15)年には国を挙げて奉祝記念事業が実施されました。その一環で宮域の拡張整備が行われ、全国から集まった延べ約120万人の奉仕員の人々が建設に参加しました。その際、約7万6000本の樹木が植栽され、現在の緑豊かな神宮の森になっています。

2月11日の「建国記念の日」に同神宮で最も重要な祭典(例祭)である「紀元祭」が勅使参向(さんこう)の下、厳粛に行われます。神武天皇が崩御したとされる4月3日には神武天皇祭(春季大祭)が執り行われます。地元や近郊の人々から「神武さん」と親しみを込めて呼ばれ、各種の行事で終日、にぎわいます。橿原神宮を参拝後は、北へ徒歩約15分で、畝傍山の東北にある神武天皇陵を参拝されては、いかがでしょうか。(奈良まほろばソムリエの会会員 亀田幸英)

【橿原神宮】
(住 所)橿原市久米町934
(交 通)近鉄橿原神宮前駅から徒歩約10分
(拝 観)境内自由
(宝物館)土・日曜、祝日のみ開館(平日は要予約)。入館料は大人300円
(駐車場)普通車500円
(電 話)0744・22・3271


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薬師寺で、梅が咲き始めました!(2022 Topic)

2022年01月29日 | お知らせ
「梅が香にのっと日の出る山路かな」(松尾芭蕉)。薬師寺(奈良市西ノ京町457)の梅はいつも早く咲く。一昨年は1月23日に結構咲いていたのを思い出し、木曜日(2022.1.27)に訪ねてみた。梅があるのは白鳳伽藍ではなく、お写経道場に向かう道の両脇である。なお薬師寺とは、『奈良まほろばソムリエ検定 公式テキストブック』(山と渓谷社刊)によると、


今冬の寒さが厳しいからだろうか、例年ほどには咲いていなかった

薬師寺(奈良市西ノ京町) 
天武天皇9年(680)に天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒を願って薬師如来を祀る寺を藤原京の地に建て始めたが、完成を見ることなく朱鳥元年(686)に崩御したため、代わって持統天皇が寺院の造営を継続した。持統天皇11年(697)に本尊が開眼し、文武天皇2年(698)になって伽藍が整った。これが薬師寺の前身である。






平城京遷都後の養老2年(718)に薬師寺は平城京右京六条二坊の現在地へ移されたが、藤原京の旧寺も平安後期まで法灯を保ち、本薬師寺と呼ばれた。平城京の薬師寺は東西の双塔を含む七堂伽藍を誇り、南都七大寺のひとつに数えられる大寺となったが、天延元年(973)の火災で金堂と東西両塔を除く堂宇が焼失。





その後も数度の災害に遭い、享禄元年(1528)に起こった大和の地侍らの兵乱によって東塔を除くすべての堂宇が焼失した。昭和43年(1968)以来、般若心経百万巻の写経勧進によって寺勢が回復し、創建当初の様式をもって金堂・西塔・中門・回廊(一部)・大講堂が再建された。



天平2年(730)造立の東塔(国宝)は各階に裳階が巡り、六層にも見える三重塔であり、日本の古代建築を代表する遺構であるとともに、最も美しい木塔であると称される。笛吹童子や飛天の透かしをもつ相輪の水煙も芸術的価値が高い。長屋王の妻である吉備内親王が元明天皇のために建てたという東院堂は鎌倉時代後期の再建ながらも国宝に指定されている。





講堂内に祀られた仏足石(国宝)は黄文連本実が長安普光寺の仏足石を写した図をもとに天平勝宝5年(753)に文室真人智努が亡き夫人のために刻んだものであるといわれている。同じく講堂に安置された天平時代の仏足跡歌碑(国宝)は仏足礼賛などを含む二十一首の歌を万葉仮名で刻んだもの。



寺宝の絵画には、宝亀3年(772)の制作とされ、光明皇后の画像とも伝えられる吉祥天画像や玄奘の弟子で法相宗の開祖とされる慈恩大師の肖像があり、いずれも国宝。西国薬師第一番札所である。

そういえば、3月13日(日)に実施される奈良検定、1級の特集問題(10問が出題される)のテーマは「薬師寺」だ。勉強と観梅を兼ねて、薬師寺にお参りするのは、いかがだろう。
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ぱーぷる(エヌ・アイ・プランニング)と奈良まほろばソムリエの会がコラボ!

2022年01月28日 | 奈良にこだわる
「日刊Webタウン情報ぱーぷる」を運営するエヌ・アイ・プランニングと奈良まほろばソムリエの会は、コラボレーション(協働)することといたしました。ソムリエの会は本年(2022年)2月1日(火)から、同社の「ぱーぷるアプリ」に、奈良に関するご当地クイズ(四択問題)を提供いたします!本件に関するニュースリリースには、
※向かって左は、ぱーぷる編集長・椿野唯仁(つばきの・ゆいと)さん、1/26(水)撮影

エヌ・アイ・プランニングと奈良まほろばソムリエの会
奈良県の地域魅力発信で、コラボレーション!

株式会社エヌ・アイ・プランニング(生駒市元町1-6-12 代表取締役 鐵東敦史)と特定非営利活動法人奈良まほろばソムリエの会(奈良市橋本町3-1 理事長 豊田敏雄)は、本年1月26日(水)、地域の魅力を発信する事業において、コラボレーション(協働)することを決定いたしました。



具体的には、同社が展開する「ぱーぷるアプリ」に、同法人が奈良に関するご当地クイズ(四択問題)を出題、同アプリを使用するユーザーがそれに正解すると、ポイントがたまる(1回につき3ポイント)、という仕組みです(タイトル名「ぱーぷるご当地クイズ(仮)」)。貯まったポイントはお得なクーポンやプレゼント応募に交換できます。クイズのスタートは本年2月1日(火)で、2日につき1題を出題します(2月中に計14題)。

「奈良県民は、案外地元のことを知らない。」と言われます。同アプリのユーザー(平均年齢39.5歳)に地元のことを知ってもらうきっかけを提供することで、シビックプライド(地元愛)を育んでもらうことを狙いとします。両者は今後ともクイズにとどまらず、様々な手法で奈良県の魅力発信に取り組んでまいります。




奈良を中心に数多くのユーザー抱えるぱーぷると、奈良の情報に精通するソムリエの会がコラボすることで、地域情報の発信など、さまざまな展開が可能になることと思います。また「奈良まほろばソムリエ検定」への関心も高まることでしょう。

クイズの次は何を発信しようか、今、ワクワクしながら考えているところです。皆さん、ぜひご期待ください、そしてぱーぷるアプリをダウンロードしてください!
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大和郡山市の金魚、コロナで苦戦も/産経新聞「データで見る奈良」

2022年01月27日 | 奈良にこだわる
産経新聞奈良版で火曜日(2022.1.25)から、「データで見る奈良」の連載が始まった(隔週火曜日掲載)。南都経済研究所の研究員が、交代で記事を執筆するという。初回の執筆者は、主任研究員の秋山利隆さんだった。

コロナ禍で夏祭りや縁日が軒並み中止となり、金魚すくい用の和金(小赤[こあか]と呼ばれる小型の和金)の需要が減り、金魚の王様「らんちゅう」など、個人鑑賞用の大型種の需要が増えた。それで和金供給が主力の大和郡山市は、厳しい状況に置かれているということだ。生き物の管理は難しい。

同研究所の『ナント経済月報』は難解な記事が多いので、このような一般向けの読み物は有り難い。記事全文は、以下の画像をご覧いただきたい。秋山さん、興味深い情報をありがとうございました!

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