tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

奈良の醤油屋祭り、11月8日(土)開催!(2014Topic)

2014年09月30日 | 奈良にこだわる
奈良県内の醤油メーカー12社が協力して、初の「奈良の醤油屋祭り」を開催される。初回のサブタイトルは「奈良のしょうゆはおいしいらしいで!」。奈良新聞(9/26付)の「奈良の醤油 美味再発見 御所で初の蔵開きイベント 11月」によると、

県産醤油(しょうゆ)のおいしさ、奥深さを再発見して―。県醤油工業協同組合(大方豊理事長、20社)は11月8日、御所市森脇の片上醤油で、初の蔵開きイベント「奈良の醤油屋祭り」を開催する。同組合の大方理事長と片上裕之専務理事、吉川修理事が25日、奈良新聞社を訪れてPR。大方理事長は「奈良の醤油はネットなどで商品が知られるようになっているが、このイベントを通してさらにファンづくりにつなげたい」と話した。



蔵見学のほか醤油の味見、卵かけご飯、マグロの刺し身などの試食を通じて、県産醤油の地域ブランドを高めるのが狙い。同組合の12社が参加。イベントは午前10時30分からと、午前11時30分からの2回。醤油についての疑問に専門家が答える時間もある。定員30人。参加費3000円で、一家族2人目からは1000円。小学生以下無料。醤油の土産付き。

参加希望者は所定の用紙に名前、人数、住所、電話番号、交通手段、希望時間帯を明記して、大門醤油にファクスか電子メールで申し込む。受け付けは10月1日~同20日。問い合わせは同店、電話0744(45)2331。FAX0744(45)2384。メールアドレスkurabiraki@109star.com


この写真は奈良新聞のHPから拝借。向かって左から、奈良県醤油
工業協同組合の片上裕之専務理事、大方豊理事長、吉川修理事

県醤油工業協同組合の大方豊理事長は斑鳩町の「ニシキ醤油」、片上(かたかみ)裕之専務理事は御所市の「片上醤油」、吉川修理事は奈良市の「イゲタ醤油」(井上本店)のそれぞれご代表者で、いずれも名だたる醤油屋さんだ。組合に加入しているのは20社というから、醤油屋さんの数もずいぶん少なくなったのだ。


この写真は、片上裕之さんから送っていただいた

味にうるさくても、醤油に無頓着な人が多いのが残念だ。私は片上醤油さんとは遠縁の親戚なので、もっぱらここの醤油を愛用している。「つけ・かけ」専用として冷蔵庫に保管し、大切にいただいている。最近はお洒落な小瓶「しあわせの青い鳥」シリーズも出て、お土産用にも重宝している(JR奈良駅構内の「奈良のうまいものプラザ」でバラ売りしている)。蔵開きイベントのHPには、


この写真は、片上裕之さんのFacebookから拝借

基礎調味料として普段あまりに身近な醤油ですが、洗練された日本の食文化を支える存在として、もう一度見直し、より深く知りたいと考える生活者が増えています。そんな意識の高いしょうゆ好きの方々に存分に楽しんでいただきたいとの思いから企画しています。

日頃は商売敵(かたき)として切磋琢磨している醤油のプロが集まり、しょうゆ好きのために充実した内容で、蔵見学、しょうゆ物知り博士教室、美味しい食材で試食、味見と、しょうゆに関する実体験と知識を得られるイベントとします。

今回の開催場所は奈良県御所市森脇329にある片上醤油。今後第2弾として醤油作り教室を来年3月に予定しています。さらに蔵開きイベントを県内各メーカーで開催していきます。


本物の醤油の製造工程を知り、味わう。これは立派な「食育」イベントだ。参加費は3,000円だが、1,000円以上のお土産がつく。お申し込みは、こちらから。片上醤油は、葛城一言主神社から東へ少し歩いたところである。皆さん、ぜひご参加ください!

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ライオンスパイスの2種合いがけカレー by ランチパスポート奈良2014

2014年09月29日 | 奈良のカレー
好評発売中のぱーぷる別冊『ランチパスポート奈良』(2014/9/1~11/30)は1冊994円(税込み)。これを掲載店に持参すれば、指定のランチが500円になる(1冊につき1名限り・各店3回まで・有効期間は2014/11/30まで)。「麺屋空間1/2」「ねぎ茶屋」「りきいち西大寺店」「中国料理ニュー北京」に続いて私が訪れたのは、「ライオンスパイス」(奈良市東向南町13-2)だ。

ここの「2種合いがけカレー+パパド(インドのクラッカー)」800円が500円になる。この店は、転勤前の職場に近かったので、何度か訪れた。しかし考えてみれば、当ブログでは紹介していなかったので、ちょうど良い機会である。ランチパスによると、

マイルドな味わいが人気のキーマカレーと、ピリ辛でスパイシーなチキンカレーのWソースがポイント! テーブルの上にはお好みで辛さが調節できるホットソースがあるので、辛いのが得意な人はチャレンジしてみて。また、ターメリックライスの大盛りが無料なのもうれしいところ。ランチタイムではカレーとナンのセットもあるので他の味も楽しんでみよう♪


この写真は、奈良経済新聞から拝借

奈良のタウン情報誌『ぱ~ぷる』(2014年3月号)の記事「奈良市はカレー王国」によると《今、いろんなブームが巻き起こっている。奈良市から目が離せない。ここ1年以内に、カレーの新店が10店舗以上現れている事実》等々とあり、「ライオンスパイス」が紹介されている。

賑やかな商店街に面していながらも、店内は落ち着いたゆったり空間。ひとりでふらっとランチしたり、みんなでワイワイカレーパーティをしたり♪ 本場のシェフが作るとっておきの「合いがけカレー」は、チキンチリとキーマのWカリー。

「奈良市はカレー王国」であるばかりでなく、インド人が作る本格的なお店が多い。ごさっぱりとして落ち着いた店内でいただく「合いがけカレー」は、本場の味ながらちょうど良い辛さに調節されている。大盛り無料のターメリックライスも、有り難い。これはおススメだ。奈良のど真ん中でいただく本場のカレー、菩提僊那(インドの僧で、大仏開眼の導師を務めた)も食べたのだろうか?

『ランチパスポート奈良』の収支を計算すると、これまでの416円+(800円-500円)=716円と大幅プラスとなった。ぱ~ぷるさん、どうも有難う!

tetsudaおススメ度(ランチパス使用時の満足度。最高点は3つ星)は、★★★!

営業時間など詳しいお店の情報は、ぐるなびをご覧ください。
コメント (2)
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室生の龍穴祭(産経新聞「なら再発見」第92回)

2014年09月28日 | なら再発見(産経新聞)
紹介が遅れてしまった。産経新聞奈良版・三重版ほかに好評連載中の「なら再発見」、92回目となる今回(9/20付)は、「室生の龍縄と龍穴神社の秋祭 龍神と弘法大師の歴史に触れ」、筆者はNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」のカリスマ観光ガイド・雑賀耕三郎さんだ。雑賀さんは桜井市に住み、桜井から宇陀方面にお詳しい。今回はホームグラウンドといえる宇陀市室生周辺のお話である。まずは全文を紹介する。
※写真は2点とも、雑賀さんのブログ「奈良・桜井の歴史と社会」から拝借

 女人高野として知られる宇陀市の室生寺を訪ねてみよう。太鼓橋を渡り仁王門から入山する。72段の鎧坂(よろいさか)を登っていくと金堂が徐々にその姿を現してくる。至福の時である。
 金堂前の広場に上がりきると左側は弥勒堂だ。祭られている国宝仏に期待が膨らむところだが、振り返って右側を見てみると小さな社が置かれている。この社は天(てん)神社といい、社前の大樹に勧請綱(かんじょうつな)が架けられている。



 この綱は龍の形を模して作られて頭があり、紙で作られた幣やモミジが取り付けられて龍縄(りゅうじょう)という名で呼ばれている。
 同じ形の龍縄は室生寺の境内から1キロほど離れた龍穴(りゅうけつ)神社の鳥居の外、室生川畔の杉にも架けられており、一対をなしている。
 龍神は、室生の龍穴祭の日にこの龍縄に下ってくるのだ。
      ※   ※   ※
 龍穴祭は10月の中旬に行われる。前日から垣内(かいと)と呼ばれる各字(あざ)で宵宮祭を行い、当日は午後1時に室生寺の太鼓橋に集まって祭りが始まる。
 祭りを主宰する当屋(とうや)と獅子頭を先頭にして絵馬、日(ひ)の丸(まる)を描いた大型の御幣(ごへい)や採り入れたばかりの野菜を串刺した須供(すこ)と呼ばれるお供えを携えて、村人が集まる。
 祭りは室生寺境内の天神社への参拝から始まるが、まずは集まった村人から室生寺住職に入山許可を求める呼び使いが出される。
 この使いは寺内に入り、まずは「一度(いちど)の使い~」と声を上げるのだ。室生寺の住職は、ここでは出座してこない。出直した使いは、次は「二度の使い~」と口上(こうじょう)を述べるが、住職の出座はまだだ。これが七度(ななたび)繰り返されて、いわゆる「七度半(しちどはん)の使い」を経て、住職は出座となる。



 門前に出た住職は弘法大師の代理として龍王の代理である当屋を迎え、三々九度(さんさんくど)の杯で契(ちぎ)りを固める。その後、行列は境内に入り、金堂前の広場で天神社と龍縄への獅子舞の奉納を行うのである。
 行列はここで龍神を迎え龍神のお渡りとして、獅子と村人に守られて龍穴神社へと向かう。龍穴神社でも境内に入る前に神杉に架けられた龍縄に参拝してその後、境内に入り、国と村の平穏を祈り、豊作を願って獅子舞が繰り返し奉納される。
      ※   ※   ※ 
 室生寺は真言宗の道場として弘法大師が興したとの説があり、奥の院には弘法大師を祭る御影堂が置かれている。弘法大師が亡くなった21日には、住職をはじめ多くの僧侶が御影堂に参詣し、法要をおこなっている。
 一方、興福寺の僧が山部親王(やまべしんのう)(桓武天皇)の病気平癒を室生の地で祈り、龍穴神社の龍神の力も得て治癒したとの縁起もあり、その功労に報いるために室生寺が開基されたという説も有力である。室生寺はこの龍神を守護する神宮寺として建てられたということだ。
 その後、室生寺は、弘法大師によって開かれた真言宗の大きな影響を受けて隆盛を迎えた。この室生寺の成り立ちと歴史を考えると、龍穴神社の龍神と弘法大師が大きな役割を果たしたことは間違いないところであり、龍穴祭はその歴史を形にして今に示している。
 龍神と弘法大師の契りの杯があり、室生寺境内と龍穴神社に龍縄が架けられ、獅子舞が奉納される龍穴祭は今年10月13日(月・祝)に斎行される。
 いつもは静かな室生の郷が、明るく華やぐ龍穴祭をぜひ訪れたいものだ。(NPO法人奈良まほろばソムリエの会 雑賀 耕三郎)


この記事は、すでに雑賀さんのブログ「奈良・桜井の歴史と社会」に掲載されていて、雑賀さんはお祭りの見どころについて、紹介されている。

祭りの見どころポイントもふれてみたい。今年の祭りは13日であるが、午前9時には室生に入りたい。午前中には各垣内の集会所に 神楽(獅子舞)がやってくる。初めにひとしきりかまどの前(屋内)で獅子舞が舞われる。

そして集会所の広場で餅をつく、その間中は神楽が舞われる。村のみなさんと交流できる最大の場である。室生の祭りはここから入りたい。それが無理なら、正午に太鼓橋である。太鼓橋、出るところからお渡りを追っかけて、室生の祭り、存分に楽しもう。


これを参考にされて、ぜひ龍穴祭をお訪ねいただきたい。雑賀さん、貴重な情報を有難うございました!

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ニュー北京の北京定食 by ランチパスポート奈良2014

2014年09月27日 | グルメガイド
好評発売中のぱーぷる別冊『ランチパスポート奈良』(2014/9/1~11/30)は1冊994円(税込み)。これを掲載店に持参すれば、指定のランチが500円になる(1冊につき1名限り・各店3回まで・有効期間は2014/11/30まで)。「麺屋空間1/2」「ねぎ茶屋」「りきいち西大寺店」に続いて私が訪れたのは、「中国料理ニュー北京」(大和郡山市横田町75-1)だ。ここのランチパス用メニューの「北京定食」980円相当が500円と、約半額になる(通常の「北京定食」950円とは、具が違う)。

ここは創業30年だそうだ。以前は「245北京」という名前で、よく家族連れでお邪魔したものだ。その頃から、安くて美味しいと評判の店だった。駐車場も広くて駐めやすい。『ランチパスポート奈良』によると、

創業30年を迎える中華料理の老舗「ニュー北京」。こちらでは、なんと通常の約半額のお値段で盛りだくさんの「北京定食」をいただける!ガッツリ食べたいランチタイムにうれしいボリュームで、無料で大盛りにも ♪30年間変わらず守り続けられてきた酢豚の秘伝タレは絶品で、一度食べるとヤミツキになることまたがいなし!プラス100円でドリンクバーも付けられるよ。

見よ、この雄姿。しかも美味しいのだ!

おお、これはボリュームたっぷりだ。しかも美味しい!通常メニューなら小エビ天のところ、ランチパス用は大ぶりの鶏から揚げになっていて、「ガッツリ感」が増している。ご飯も大盛りにしたので「残さずに食べられるかな」と心配したが、すぅっと全部お腹に収まった。さすが、秘伝タレの酢豚が光っていた。

「ニュー北京」は2階にあり、1階には「回転寿司ととぎん 郡山本店」が入っている。ここもランチパスを持参すると777円相当の「得盛ぱーぷるランチ」(10種類の寿司と赤だし)が500円になる。今度はこちらにもお邪魔したい。

『ランチパスポート奈良』の収支を計算すると、これまでの△64円+(980円-500円)=416円と一挙に大幅黒字となった。ぱ~ぷるさん、どうも有難う!

tetsudaおススメ度(ランチパス使用時の満足度。最高点は3つ星)は、★★★!

営業時間など詳しいお店の情報は、ぐるなびをご覧ください。
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勝手に奈良検定(ええ古都なら連載)、2014年9月の問題

2014年09月26日 | 奈良検定
 改訂新版 奈良まほろばソムリエ検定 公式テキストブック
 網干善教 監修
 山と溪谷社

いよいよ「奈良まほろばソムリエ検定」第9回(2015年1月11日実施)の募集要項も発表された。受験準備は進んでいるだろうか。1級・2級の受験者の方には、クラブツーリズム(奈良旅行センター)の受験対策講座の受講をお薦めしたい(ソムリエは終了した)。

南都銀行の観光情報サイト「ええ古都なら」に好評連載中の「勝手に奈良検定」、9月の問題が掲載された。今回も、結構難しい。

Q1.写真は奈良の秋を代表する灯りのイベント。さて、これが開催される池の名前は次のどれでしょう。
1.奈良市の蛙股池 2.曽爾村のお亀池 3.香芝市の旗尾池 4.下北山村の明神池



Q2.奈良県にはかわいい〝ゆるキャラ〟たちがいっぱい。では会話の語尾に「ペアー」とつける口癖をもつゆるキャラは、次のうちのだれでしょう。
1.吉野町の吉野ピンクル 2.奈良県のせんとくん 3.黒滝村のくろたん 4.大淀町のよどりちゃん

Q3.それは天平勝宝4年(752)、東大寺の大仏開眼法要の日のこと。急きょ、法要にひっぱり出された鯖(サバ)売りのおじいさんの鯖が、法要後、あるものに変わっていたという不思議な話が伝えられています。さて、いったい鯖は、何に変わったのでしょうか。
1.お経 2.仏像 3.筆 4.香炉

いかがだろう。Q1は「奈良の秋を代表する」とあるが、さほど知名度が高いわけではないので、難しいだろう。ヒントは「ススキの名所」だ。Q2は「ペアー」(pear)という英語の意味が分かれば、それがヒントになる。「pear」が特産品という地域が選択肢にあるのだ。Q3は『今昔物語集』に載っている話だが、さほど有名な話ではない。ヒントは、お坊さん必修。正解は、こちらに掲載されている。

解けなくても、あくまで「勝手に」作られた問題なので、ガッカリすることはない。このような豆知識を知ることで奈良に関心を持ち、芋づる式にいろんなことを調べていけば、そのうち見えなかったものが見えてくる。関連のなかったものが、関連してくる。解説文の詳しいのが、また有り難い。2級からまほろばソムリエまで、奈良検定受験者はぜひ毎月チャレンジしてください!
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