tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

平城京天平祭☆夏 2014は、8月29日(金)~31日(日)開催!(Topic)

2014年07月31日 | お知らせ
今年(2014年)の「平城京天平祭☆夏」は、8月29日(金)から31日(日)まで開催される。時間は18:30~21:00(飲食・物販は16:00~21:00)。同祭の公式HPによると、
※トップ画像は同祭の公式ホームページより

平城宮跡の夜を光と灯りで彩る毎年恒例のイベント。幻想的なろうそくの灯りがゆらめく第一次大極殿前の燈花会や、現代アート作家によるライトアップなどお楽しみが盛りだくさん。特設ステージではスペシャルイベントを上演。ご当地グルメが並ぶ「シルクロード・フードコート」も要チェック。

現在、「燈花会@大極殿」のサポーターと、「光の天平行列」の参加者を募集している。今年はイベントも充実していて、ざっとHP(イベント案内)から拾うと、

燈花会@大極殿
日時:8/29(金)~31(日)18:30~21:00
場所:第一次大極殿 前庭

一期一会の極彩デジタル掛軸
日時:8/29(金)~31(日)18:30~21:00
場所:朱雀門

夜空に煌めく四神・ミラーボーラー
日時:8/29(金)~31(日)
場所:第一次朝堂院

ウォーターアートプロジェクション・天平五つの彩り
日時:8/29(金)~31(日)19:15以降30分に1回上映
場所:第一次朝堂院

宵闇に浮かぶ光の朝堂院・GINGA
日時:8/29(金)~31(日)
場所:第一次朝堂院基壇

キッズアートバッグ
日時:8/29(金)~31(日)
場所:佐伯門~桜並木通り

光の天平行列
日時:8/29(金)・31(日)19:30~20:00
場所:第一次朝堂院~

シルクロード・フードコート&夏の夜市
日時:8/29(金)~31(日)16:00~21:00
場所:佐伯門東側広場


ますます充実の平城京天平祭☆夏、ぜひ今年も足をお運びいただきたい。「燈花会@大極殿」のサポーターや「光の天平行列」へのご参加も、ぜひお早めにお申し込みください!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なら燈花会(2014年)は、8月5日(火)~14日(木)まで!(Topic)

2014年07月30日 | お知らせ
毎年たくさんの方が訪れる「なら燈花会」、今年(2014年)は8月5日(火)から8月14日(木)まで、奈良公園周辺で開催される。燈花会のHPによると、
※トップ画像は、なら燈花会のFacebookより

1300年前に都として栄えた奈良。広大な自然の中に古代日本のおもかげが今も残る。そんな奈良にふさわしい、どこか懐かしさを感じ、心を癒してくれるろうそくのやさしい灯り。『なら燈花会』はゆったりと時の流れる世界遺産の地、奈良に集う人々の祈りをろうそくの灯りで照らし出します。

1999年に誕生した『なら燈花会』。古都奈良にろうそくの灯りがとけ込み、人々の心にさまざまな感動を与えてきました。夏のたった10日間だけ、広大な奈良の緑と歴史の中にろうそくの花が咲きます。『燈花』とは、灯心の先にできる花の形のかたまり。これができると縁起が良いと言われています。『なら燈花会』を訪れた人々が幸せになりますように。そんな願いを込めてろうそく一つ一つに灯りをともします。


ろうそくが灯るエリアは、10ヵ所である(詳しくは、こちら)。初日の8月5日(火)には、新公会堂前でバイオリンの演奏も行われる(こちらに詳しい情報が掲載されている)。また8月13日には、「プロムナードコンサート」も開かれる。

以前、当ブログで「なら燈花会の歩き方&食事処」という記事を掲載したところ、ご好評いただいた。初めて行かれる方は、ぜひこの情報を頭に入れてお訪ねいただきたい。

奈良の漆黒の闇を照らすろうそくの灯り、今年もぜひ、なら燈花会にお越し下さい!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おんぱら祭り奉納花火大会(第58回)は、7月31日(木)開催!(2014Topic)

2014年07月29日 | お知らせ


桜井市三輪の大神(おおみわ)神社の摂社、綱越(つなこし)神社では、7/30~8/1に「おんぱら祭り」が行われる。7/31(木)19時半からは「おんぱら祭り奉納花火大会」が開催される。大神神社のHPによると、

綱越神社例祭(おんぱら祭)のご案内

7月30日・31日・8月1日の三日間にわたって行われる「おんぱら祭」は当地の代表的な夏祭りで、特に7月30日・31日には多くの神賑行事が執り行われます。30日の午後5時30分頃からは市中パレードがあり、引き続いて6時頃おんぱら広場で「おんぱら音頭踊り」や音楽隊の演奏会があります。

31日の午後7時半からは県下でも有数の「おんぱら祭奉納花火大会」があり、約2000発の色とりどりの大花火が大和平野の夜空を彩ります。両日は、境内付近は多くの夜店が立ち並び、遠近からたくさんの人々がお参りに訪れます。


3日間の詳しいスケジュールなどは、こちら、また花火大会の情報は、こちらに掲載されている。NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」の雑賀耕三郎さんのブログによると、

おんぱら祭りは大神神社摂社、祓戸社である綱越(つなこし)神社の祭祀である。桜井では年間を通しての一番のお祭り。(7/31の)午前10時からの祭祀では、神馬と人の茅の輪くぐりがある。「水無月(みなづき)の夏越(なごし)の祓(はらえ)する人は千歳(ちとせ)の命 延(の)ぶといふなり」の古歌を唱えながらくぐる茅の輪をくぐる。

総じて、奈良の祭祀は夏の備えに重点があるというのが僕の感想である。古代から人口の密集、盆地の閉塞性、夏の暑さなどにより、夏季の疾病が厳しかったという見方はないだろうか。


今年も暑さが厳しいが、日が陰ると、グッとしのぎやすくなる。ぜひ、おんぱら祭り奉納花火大会に足をお運びください!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奈良ひとまち大学「なんと、素敵な、レトロ建築」 8月22日(金)開講!(2014Topic)

2014年07月28日 | 奈良にこだわる
「奈良ひとまち大学」をご存じだろうか。奈良で魅力的な「人」に出会い、「まち」の文化・自然・モノを学ぶ場として設けられた、生涯学習推進の公的団体である。事務局は「公益財団法人 奈良市生涯学習財団」にある。公式HPは、こちら

ここで、8月22日(金)13:30~15:30、私が講師を務めることになった。タイトルは「なんと、素敵な、レトロ建築~南都銀行の歴史と経営理念~」。まず、南都銀行本店の建物(外部、内部、屋上)を見学していただき、そのあと会議室で、今年で80周年を迎えた南都銀行の「歴史」や「地域社会への貢献」、その背後にある「経営理念」を学んでいただく、という仕掛けである。参加費は無料だ。

先日、スタッフの方と下見をした。その様子が「ひとまちブログ」に紹介されている。屋上からの眺めを喜んでいただけたようである。当日の授業の概要は以下のとおりだ。

なんと、素敵な、レトロ建築~南都銀行の歴史と経営理念~

日時:2014年8月22日(金)13:30~15:30
教室:南都銀行本店(奈良市橋本町16番地)

●授業について
1926(大正15)年に建てられた南都銀行本店は、国の登録有形文化財でもある洋式近代建築。通常は非公開の建物内部や屋上を含む、その内外を特別に見学。さらに、奈良県に本店を置く地方銀行として取り組んでいる、観光振興や地域活性化について伺います。
☆スタッフブログ
「ぜっけ~かなぁ!!」

【先 生】 鉄田 憲男 氏(南都銀行 公務・地域活力創造部)
【参加費】 無料
【定 員】20人
【申込締切】 8月15日(金)09:00 ※申込多数の場合は、抽選となります。


参加申し込みフォームは、こちら。たくさんの方のお申し込みをお待ちしています!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大和神社 ご祭神は「戦艦大和」にも分祀(産経新聞「なら再発見」第86回)

2014年07月27日 | なら再発見(産経新聞)
産経新聞奈良版・三重版ほかに好評連載中の「なら再発見」、第86回の今回(7/26)のタイトルは《大和(おおやまと)神社 ご祭神は「戦艦大和」にも分祀》、久々に私が執筆した。本年5月、「天理市制60周年記念連携イベント」として、「奈良まほろばソムリエと行く!天理のいいとこ再発見!“春”のバスツアー」(主催:NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」)を実施した。そのときに訪ねたのが大和神社だ。下見の際、宮司さんから興味深いお話しを伺い、この原稿を書いた。では、全文を紹介する。
※トップ写真は大和神社拝殿=天理市新泉町



 奈良県には「祭りはじめはちゃんちゃん祭、祭りおさめはおん祭」という俗謡(ぞくよう)がある。大和の祭りは4月1日の大和(おおやまと)神社の「ちゃんちゃん祭」に始まり、12月15日~18日の春日大社の「春日若宮おん祭」で終わるという意味だ。
 大和神社は天理市新泉(にいずみ)町にある。延喜式にも記された古社だ。ご祭神は日本大国魂大神(やまとおおくにたまのおおかみ)(主祭神)、八千戈(やちほこ)大神、御歳(みとしの)大神。大和の地霊神の日本大国魂大神と武神の八千戈大神は、どちらも大国主(おおくにぬしの)神の異名。御歳大神は、豊作の守り神だ。



「奈良まほろばソムリエと行く!天理のいいとこ再発見!“春”のバスツアー」で(本年5月)

 第10代崇神天皇は、天照(あまてらす)大神と日本大国魂大神の2神を宮中に祀(まつ)っていたが、その神威(しんい)を畏(おそ)れていた。そこで豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)に託し、天照大神を笠縫邑(かさぬいのむら)に祀らせた。
          ◇
 日本大国魂大神は、渟名城入姫(ぬなきいりひめの)命に託して祀らせたが、命は髪が落ち体が痩せて祀ることができなかった。そこで改めて倭直(やまとのあたい)の一族である市磯長尾市(いちしのながおち)に日本大国魂大神を祭らせた。これが大和神社の起源とされる。
 そんな由緒があるので、昔から神封(じんぷ)(俸禄(ほうろく))は伊勢神宮(1130戸)に次いで多く、平安時代初期には大和をはじめ、尾張、常陸、武蔵、出雲、安芸の6カ国において327戸に及び、朝廷も厚く尊ぶ格式の高い神社だった。
 この神社の祭祀(さいし)を行った倭直は記紀に登場し、明石海峡で神武天皇の水先案内人を務めた。淡路島、四国の吉野川流域、大阪湾沿岸に分布する海の民を支配した氏族だとされる。
 万葉集」に、山上憶良が遣唐使の無事の帰国を同神社の日本大国魂大神に祈った歌がある。海の民を支配した氏族が祀るこの神に、航海の無事を祈ったのだろう。  
          ◇
 平成24年8月、この神社に「戦艦大和ゆかりの神社」の大きな石碑が建立された。
 戦艦大和とは、太平洋戦争当時、日本海軍によって建造された史上最大の戦艦だ。航海の無事を祈り、戦艦大和には同神社の日本大国魂大神が分祀されていた。「海の民を支配した氏族が祀る神」という縁もあった。しかも戦艦大和の全長は、同神社の参道の長さとほぼ同じ263メートルだった。



「戦艦大和ゆかりの神社」石碑。左は祖霊社

 昭和17年には神符遷座(しんぷせんざ)祭が営まれ、同神社の護符(お札(ふだ))が大和の船内に祀られた。その後も艦長や乗組員が同神社をたびたび参拝したという。戦艦大和は昭和20年4月、九州南方海域で撃沈された。そして今日、大和の戦死者2736人の霊は、護衛艦の戦死者985人の霊とともに、境内の石碑の隣にある祖霊社に祀られている。
 大和神社の4月1日の例祭では、祭礼一行は神社の東南1キロにあるお旅所へ向かう。そのときに鉦鼓(しょうこ)をチャンチャンと鳴らしながら行くので「ちゃんちゃん祭」の名が付いたといわれる。
 また9月23日の秋の大祭では、紅幣(べにしで)踊りが奉納される。江戸時代、干魃(かんばつ)に苦しむ農民が大和神社に雨乞いを行い、願いが成就し豊作となった。その感謝の気持ちを踊りで奉納したことにちなむという。
 大和神社へはJR長柄駅から徒歩7分。ぜひ、お参りいただきたい。(NPO法人奈良まほろばソムリエの会専務理事 鉄田憲男)


戦艦大和の全長と、この神社の参道の長さがほぼ同じ(263m)というのは、下見の時にお聞きした。境内には「戦艦大和関連展示室」もある。知らない間に、大きな「戦艦大和ゆかりの神社」という石碑が建っていた。戦艦大和への「分祀」は聞いていたが、それは護符(お札)を移したのだということも、この時に知った。私たちはバスでお参りしたが、JR長柄駅からも近い。まもなく終戦記念日。参道を歩いて、戦艦大和の巨大さを体感するのも良いだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする