tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

奈良市で桜の開花宣言!(2024.3.31)

2024年04月01日 | 写真
昨日(3/31)の奈良市の最高気温は、24.1℃のぽかぽか陽気となり、気象台も開花宣言。陽気に誘われて、カメラを片手に近鉄奈良駅周辺の桜を訪ねた。なお今朝(4/1)の毎日新聞奈良版〈ぽかぽか陽気に桜開花 奈良〉によると、
※トップ写真は、奈良県庁北側の桜(写真はすべて3/31の撮影)


こちらの2枚は、氷室神社の桜

奈良地方気象台は31日、奈良市で桜が開花したと発表した。同市内の奈良女子大付属中等教育学校にある標本木のソメイヨシノで開花を確認した。開花から7~10日後に見ごろを迎える見通し。



気象台によると、平年より3日、2023年より11日遅い開花となった。3月上旬の平均気温は平年より1・3度低い5・9度だったことなどが原因とみられるという。


興福寺境内

「桜まつり」が開かれている奈良市大渕町の御嶽山大和本宮のソメイヨシノは3分咲き。ぽかぽか陽気に誘われ、多くの家族連れでにぎわった。【皆木成実】


伝香寺門前

昨年の開花が異常に早かったので、今年は「まだか、まだか」と開花を待った。やっとこんなに咲いてくれて、「心は身にも添はずなりにき」の気分である。さあ、今週は忙しくなるぞ~っ。
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信貴山朝護孫子寺で、「毘沙門天王二十八使者守護善神練り行列」を拝観!

2023年10月19日 | 写真
日曜日(2023.10.15)、信貴山朝護孫子寺(生駒郡平群町信貴山)で「毘沙門天王二十八使者守護善神練り行列」を拝観した。當麻寺の練供養はよく知られているが、こちらはほとんど知られていない。毎年10月の第3日曜日午後2時から行われている。


スタートの直前、赤門前に整列

二十八使者に加え、お坊さんたちも列に加わるので、長い行列になる。目の前を練り歩くのでよく見えるし、写真も撮りやすい。被写体の前に立ちはだかる人も、ほとんどいない。「毘沙門天二十八使者」とは、Wikipediaによると、


小さい使者は、子どもやおばあさんが扮していた

毘沙門天二十八使者(びしゃもんてんにじゅうはちししゃ)とは毘沙門天に仕える28の夜叉である。毘沙門天曼荼羅で描かれるときには中央(第一院)に毘沙門天と吉祥天、5人の童子が置かれ、2番目(第二院)の枠に剣鎧護法と空鉢護法、八大夜叉大将が囲む。そして一番外の3番目の枠(外枠)に毘沙門天二十八使者が置かれる。韋駄天が第二院に描かれる場合がある。


いよいよ歩き出した。足下が見えないので、介添え役がつく


「二十八使者像」(仏像彫刻)は本堂須弥壇裏に祀られているので、私も拝観したことがある

毘沙門天二十八使者は毘沙門天曼荼羅で表現するとは限らず、像もある。例えば越後浦佐毘沙門堂では28体の毘沙門天二十八使者像を見ることができる。以下に毘沙門天二十八使者を紹介する。なお二十八使者のうち「興生利使」だけは唯一「~使者」という名にならない点に注目したい。


高官使者は、女の子が扮していた。顔(お面)がユニークで、とても楽しい!


行列の先導は、役僧(伴僧)と呼ばれる若いお坊さんだ

隠形使者 香王使者 勝方使者 奇方使者 禁呪使者 高官使者 興生利使 五官使者 金剛使者 座神使者 持斎使者 自在使者 神山使者 神通使者 説法使者 総明多智使者 太山使者 大力使者 田望使者 多魅使者 読誦使者 博識使者 左司命使者 伏蔵使者 北斗使者 右司命使者 龍宮使者 論議使者



朝護孫子寺の参道は急な坂だし、曲がり角も多いので、写真を撮るにはもってこいだ。なお「毘沙門天」とは、日本大百科全書によると、


本堂に登る石段は、急傾斜だ






本堂前に到着、天気はとても良かったので、奈良盆地が見渡せる

仏教の護法神。サンスクリット語バイシュラバナ(Vaiśravana)を吠室囉末拏などと音写し、転じて毘沙門天となる。多聞 (たもん) 天、遍聞 (へんもん) 天とも称する。



信貴山 (朝護孫子寺)では毘沙門天を本尊としており、楠木正成はその申し子として幼名を多聞丸と称するなど、武将の信仰が厚かった。


本堂で読経のあと、今度は復路

また平安時代には、王城鎮護のため北方に建てられた鞍馬寺に左手をかざした毘沙門天像を安置したり、さらに東寺(教王護国寺)の兜跋 (とばつ) 毘沙門天像のように密教において特別の彫像も現れるに至った。後世、武将形のまま七福神の一つに数えられ、福徳を授ける神として民間に信仰された。



インド人なのかペルシャ人なのか、日本人離れしたユーモラスなお面や衣装を拝観するのは、とても楽しい。普通の速度で歩くので、赤門から本堂までは15~20分だ(往路)。本堂で約30分お経を上げたあと、また赤門の手前まで戻る(復路)。



「往路を途中で拝観するツアーを作ってもいいな」などと考えていた。写真を撮る場合も、往路と復路と、2度のシャッターチャンスがあるのが、有り難い。



来年からは、事前にブログなどで紹介することにしたい(例年10月第3日曜日開催)。皆さん、ぜひお参りください!
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激写!般若寺のコスモス 2022

2022年10月08日 | 写真
般若寺(奈良市般若寺町221)のコスモス、テレビのニュース番組(2022.10.3 OA)では「見頃」と報じていたが、知人からは「まだ早い」と聞かされた。 足を運んで確かめようと、水曜日(10/5)にお参りした。





「まあ、まだ2~3分咲き、見頃は来週だな」ということが分かった。しかし元気に咲いている花もあったので、カメラに収めてきた。石田一雄さんが書かれた『奈良百寺巡礼』(京阪奈新書)の文章とともに、以下に紹介する。





般若寺 四季の花に彩られる十三重石塔
舒明元年(六二九)、高句麗僧の慧灌(えかん)が創建したと伝わる古刹(こさつ)です。「平重衡(しげひら)の南都焼討ちで伽藍が焼失するも、鎌倉時代に西大寺の叡尊(えいそん)と忍性(にんしょう)が再興した。国宝の楼門、重要文化財の経蔵(きょうぞう)はその時に再建された鎌倉建築である」(検定本)。






「関西花の寺二十五ヵ所」第十七番札所で、コスモスの寺として有名ですが、四季それぞれ境内に花が咲き乱れます。春はヤマブキ、夏はアジサイと初夏咲コスモス、秋には約25種15万本のピンク、赤、白、黄と色とりどりのコスモスが境内を彩ります。花の少ない冬にはスイセンが咲きます。四季のどの時期に訪れても、その折々の花が出迎えてくれる花の寺です。





境内の外からも見える寺のシンボルは、高さ14㍍の十三重石塔(重文)で、宋の石工、伊行末(いぎょうまつ)の手になります。鎌倉時代に東大寺復興の中心となった重源(ちょうげん)上人は、かつて留学していた中国・宋から技術者を連れてきました。そのうちの一人が伊行末です。



建長5年(1253)の建造後、数度の大地震や兵火、明治時代には廃仏毀釈の嵐などで被害を受けますが、昭和39年(1964)大修理を施して現在に至っています。



初重には東西南北の面にそれぞれ薬師如来、阿弥陀如来、釈迦如来、弥勒如来のいわゆる四方仏が刻まれています。なお修理の際、塔内から発見された白鳳金銅阿弥陀仏とその胎内仏は、秘仏として特別の時に公開されます。



ほかに伊行末の子・伊行吉(いぎょうきち)が父母のために建てた、日本最古の鎌倉時代の笠塔婆(かさとうば)や江戸時代の三十三所観音石像などの石造物が境内のあちこちに見られます。(石田一雄)



(宗)真言律宗 (所)奈良市般若寺町221 (電)0742-22-6287 (交)JR・近鉄奈良駅からバス「般若寺」下車すぐ (拝)9:00~17:00 500円  (P)有(有料)

2~3分咲きとはいえ、咲き始めの花には勢いがあるし、たくさんのつぼみもふくらみ始めていた。般若寺は良い駐車場ができて、車も駐めやすくなった。皆さんも、ぜひお参りください!
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そろそろ見頃、矢田寺のアジサイ2022!

2022年06月10日 | 写真
火曜日(2022.6.7)に矢田寺(大和郡山市矢田町3506)をお参りすると、アジサイは3~5分咲きだった。平日にも関わらず3年ぶりの開園とあって、たくさんの人が訪れていた。この週末からは、そろそろ見頃を迎える。日向と日陰では、色づきに相当の開きがあるので、ぜひ一周していただきたい。奈良まほろばソムリエの会著『お寺参りが楽しくなる 奈良百寺巡礼』(京阪奈新書)によると、





矢田寺【やたでら】(金剛山寺)お地蔵さんとアジサイの寺
「矢田のお地蔵さん」として親しまれている矢田寺( 金剛山寺)は、城下町・郡山から西へ3.5㌖、矢田丘陵の中心・矢田山の中腹にあり、日本最古の延命地蔵菩薩像を安置しています。








今から約千三百年前、大海人皇子(のちの天武天皇)が、壬申の乱の戦勝祈願のため矢田山に登り、即位後の白鳳4年(664)智通僧上に勅し、七堂伽藍四十八ヵ所坊を造営したのが当寺のはじまりといわれています。





当初は十一面観音菩薩と吉祥天女を本尊としていましたが、弘仁年間に満米(まんまい)上人により地蔵菩薩が安置されて以来、地蔵信仰の中心地として栄えてきました。






「各地のお地蔵様の多くは、右手に杖、左手に如意宝珠(にょいほうじゅ)を持たれているスタイルなのですが、矢田寺のお地蔵様は、そのほとんどが右手の親指と人差し指を結んだ独特のスタイルで、『矢田型地蔵』と呼ばれています」(公式HP)





境内ではみそなめ地蔵をはじめたくさんの石のお地蔵さまに迎えられ、眼下には奈良盆地がのびやかに広がります。本堂は江戸時代の建築(県指定文化財)で、中央の厨子内には本尊の木造地蔵菩薩立像(平安時代・重文)に木造十一面観音立像(奈良時代・重文)と吉祥天女立像(室町時代)を加えた等身大の三尊を安置し、左右に二天像(奈良時代)を配しています。



境内には約六十種約一万株のアジサイが咲き誇るところから「アジサイ寺」の別名があり、さまざまに色を変える花を楽しみながら、6月1日~6月30日には本堂の特別拝観もできます。 (水間充)



宗 派 高野山真言宗
住 所 奈良県大和郡山市矢田町3506
電 話 0743-53-1445
交 通 近鉄郡山駅からバス「矢田寺」下車 徒歩約10分
拝観料 アジサイ開花期500円、本堂特別拝観500円
駐車場  有(100 ~500 円)


アジサイは「七変化」と呼ばれるように、土壌中の成分の影響を受け、時間が経つにつれ色が変化する。色の変化が楽しみたいので、私は今年は2回お参りしてそれを見届けるつもりだ。6月中は、本堂と閻魔堂の特別拝観もできる。皆さん、ぜひ矢田寺へお参りください!
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宇陀市大宇陀のしだれ桜/4月3日は「花見記念日」

2022年04月06日 | 写真
またとない機会をいただいた。会社で先輩だったFさんから、「大宇陀にお住まいのAさんのお宅の、しだれ桜を見せてもらいませんか?」とお声かけいただいたのだ。Aさんも会社の先輩で、本部にもいらっしゃったので、お顔はよく存じ上げている。お邪魔したのは日曜日(2022.4.3)だ。Fさんが車を出してくださった。



道路からAさん宅が見えてきた。これはすごい、茅葺き屋根の大邸宅だ!しだれ桜も満開のようだ。あいにくの曇り空だったが、雨は降っていない。







Aさんと奥さんにご歓待いただき、私は心ゆくまでしだれ桜の写真を撮らせていただいた。奥さんはご自宅で簡易郵便局をされている(才ヶ辻簡易郵便局)。









ご近所にも兄弟桜があるとお聞きし、Aさんに案内していただいた。











上の写真は、ご近所の光台寺(宇陀市大宇陀才ヶ辻)のしだれ桜。いい感じに咲いている。下の写真の大きなお屋敷のしだれ桜も、見頃を迎えていた。







これは素晴らしい「花見記念日」になった。帰りにはたくさんの野菜やどんこ椎茸をお土産にいただいてしまった。Aさん、奥さん、そしてお声かけいただいたFさん、ありがとうございました!
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