tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

感動!奥大和で見つける私(シンポジウム)

2015年01月31日 | 奈良にこだわる
1月24日(土)、「奥大和で見つける私―神と仏に出会う」というシンポジウムが東京国際フォーラムで開催された。私はこの翌日(1/25)、奈良まほろば館(東京・日本橋三越前)で講話することになっていたので、1日早く上京し、このシンポジウムを拝聴した。
※トップ写真は田中利典師のFacebookから拝借。ポーズがキマッている

冒頭、春日大社宮司の花山院弘匡氏、県観光局次長の中西康博氏などのご挨拶があった。春日大社権宮司・岡本彰夫氏のお姿も見えた。中西次長と岡本権宮司は、前々日(1/22)にウチの講演会で講演していただいたばかりだ。ご多忙の中、駆けつけて来られたのだ。シンポジウムの概要が、奈良新聞(1/29付)に《「気」で思い出す自然観 東京で県南部社寺のシンポ》という見出しで掲載されたので、以下に紹介する。

県南部地域の社寺の魅力を伝える首都圏シンポジウム「奥大和で見つける私―神と仏に出会う」(県主催)が24日、東京都千代田区の東京国際フォーラムで開かれ、約1100人が来場した。

第1部は石上神宮の森正光宮司と長谷寺の加藤精一化主、映画作家の河瀬直美さんが対談。「山の辺の道」や同寺から望む大和の風景が、古代の人々が眺めたものと変わらないことや、日本人のアイデンティティーが今も奈良に残っていることなどを語り合った。

第2部では金峯山寺の田中利典宗務総長をコーディネーターに室生寺の網代智明座主、吉野神宮の河崎宏宮司、岡寺の川俣海淳住職、高鴨神社の鈴鹿義胤宮司、信貴山朝護孫子寺の鈴木貴晶管長がパネル討論。現代の日本人は、自然観や生命観が薄れて自己中心的になっていると指摘した上で、「自然豊かな奥大和の社寺を訪れ、その場の『気』を体感することで、忘れている日本人の自然観を思い出してほしい」などと意見を交換した。

このほか金峯山寺の山伏が法螺(ほら)を、長谷寺の僧侶が声明(しょうみょう)を、それぞれ披露。会場は荘厳な雰囲気に包まれた。


第2部のコーディネーターを務められた田中利典師は、ご自身のFacebookに「東京国際フォーラム第2部、本番直前です。ひさしぶりにどぎまぎしてます」とお書きだったが、閉会後は「tetsudaさん、おいでいただきありがとうございました。まあまあ、なんとか役目を果たせたのかなあと思います」とコメントされた。

それにしてもスゴい顔ぶれだった。関係者によると「毎日新聞が共催だったので何度も告知していただき、1,000人の募集に3,000人も応募していただいた」とのこと。「奈良県内で開催してほしかったですね」と申し上げると「県内では、こんなに集まりませんよ」と言われてしまったが、まぁ、そうかも知れない。残念なことだが、それが奈良県の現状である。

豪華メンバー勢揃いでなくても、今回登壇された県中南部の社寺の皆さんには、ぜひ講演会やシンポジウムなどでじっくりとお話を拝聴したいものである。県中南部の自治体やNPOの皆さん、よろしくお願いします!
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第4回奈良食祭は、1月31日(土)と2月1日(日)開催!(2015Topic)

2015年01月30日 | お知らせ
今年も「まるごと味わう 奈良食祭」が、奈良県立橿原公苑駐車場で開催される。主催は奈良県(農林部マーケティング課)、企画・運営はNPO法人「奈良元気もんプロジェクト」である。開催日時は2015年1月31日(土)~2月1日(日)10:00~16:00。入場無料・雨天決行。イベントのチラシはこちら(PDF)からダウンロードできる。イベントを紹介したデジタルぱ~ぷるによると、

奈良をまるごと食べつくす2日間!グルメ自慢大集合!!
今年も奈良元気もんが蓄積してきた「地域おこし関連事業」や「観光案内事業」等のネットワークを活用して、各団体・事業所のノウハウや力を集めた食のイベントを開催!朝市など特産物の販売や郷土料理で奈良の味が楽しめ、おいしいものが目白押し。

さらに、大和野菜と一緒に食べるラーメンで心も体もポカポカに。各店の食べ比べにぜひ挑戦してみよう!お酒好きな方には奈良の銘酒の飲み比べもできるよ。また、せんとくんをはじめ、奈良県内のゆるキャラが大集合!県外のゆるキャラも見られるかも…!? 奈良の魅力がたくさん集まった「第4回奈良食祭2015」にぜひ足を運んでみて!!

また同イベントの公式ホームページによると、

まるごと味わう「第4回奈良食祭2015」
開催期間 : 平成27年1月31日(土)~2月1日(日)
時   間 : 午前10時~午後4時
場   所 : 奈良県立橿原公苑

奈良をまるごと食べつくす2日間!グルメ自慢が大集合!!
◆奈良まるごと大食堂!◆
◎奈良のうまいもん店大集合!
◎温ったか汁もん屋!
◎大和野菜、行列 ラーメン横丁
◎奈良の銘酒・飲みくらべ処!
◎奈良のええもん販売と手作り体験コーナー
◎初めて食べるおいしい味!チョコベジ体験試食(1/31のみ)
◎新鮮な大和野菜と奈良産の冬野菜即売会
◎十津川温泉の足湯が楽しめる!
◎青森のおいしいリンゴがやってくる
◎イベントパフォーマンス・ステージ
◎子供も大人も楽しめるスポーツコーナー
◎奈良県のゆるキャラ大集合!
奈良の味をいっぱいご用意して、皆様をお待ちしております。


これは楽しそうなイベントである。皆さん、ぜひ足をお運びください!


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樟利セット by 大阪樟蔭女子大学&池利千寿亭

2015年01月29日 | 奈良にこだわる
昨日(1/28)、朝から三輪(桜井市)方面に出張し、帰りがちょうどランチタイムになった。いつもは「そうめん処 三輪茶屋」で済ませるのだが、今回は「池利三輪素麺茶屋 千寿亭」(桜井市芝)に立ち寄った。このお店も、たくさんのお客さんで賑わっている。写真入りのランチメニューを見ていると、「樟利(しょうり)セット」(税込み1,080円)に目が止まった。「大阪樟蔭女子大学と池利のコラボレーション」とある。「私たちが作りました!ぜひどうぞ」と、6人の若い女性がピースサインをしている。


池利三輪素麺茶屋 千寿亭

聞くと、株式会社池利は大阪樟蔭女子大学とインターンシップ(企業での就業体験)の取り組みを行っていて、その中で産まれたアイデア料理だという。「温かい担々麺 和風だしで優しい辛さ」「冷やしトマト豆乳つけ麺 豆乳をふんだんに使用 ミンチとネギはつけ麺たれの中へ」「いがぐり坊や 素麺を使ったデザート 外はカリッ中はモチッ。アイスと一緒にどうぞ」「スッキリ味のサラダ付」とあり、栄養バランスも良い。「これは」とばかりに注文した。運ばれてきたのがトップ写真の料理である。

そうめんを使った料理というと、冷も温もほとんどが醤油味(および味噌味)となる。それはそれで美味しいのだが、どうしても味に変化が乏しくなる。樟利セットでは、ゴマと豆乳のつけダレとか、ピリ辛味の担々麺スープなどで変化をつけていて、とても美味しい料理に仕上がっている。。中華ちまきも付いているので、ボリューム的にも満足できる。これは楽しいセット料理である。同社の公式ブログ(2013.8.31付)によると、


樟利セットのデザート。そうめんでコーティングしたお餅とアイスクリーム

若きパワー!! 池利では大阪樟蔭女子大学の学生さん達とインターシップの取組を行っています。近い未来の熱き力のお役にたてればとの思いからです。幾度かの打合せを経て、池利三輪素麺茶屋「千寿亭」の新メニュー開発を取り組む事に決めました。提案してくれたメニューそれぞれに女性ならではの〝こだわり″をしっかり盛り込んでくれて、我々も目からうろこ。いやはや勉強させられます。

そして今日は「試作」の日。千寿亭店長も予習を行いいざスタート。何より関心は皆が真面目。もっと女の子っぽくワイワイするのかと思いきや、あれこれ試行錯誤の話し合いが続き、最後には『儲け』の話まで出てきて、もうすっかり商売人!みんな、立派な社会人になれますね。



こちらは同行したYくんのメニュー。「冷やしとろろ素麺」864円と「おにぎり」324円(いずれも税込み)

いつも思うのです。この年代の時自分は何を考えていたか・・・恥ずかしくて語れません。目の前の彼女たちの方がはるかにしっかりしていますし、立派な大人に見えます。近頃「今の若者は~」と聞きますが、それは一部の話でしょう。日本の未来は明るいですよ!!
さて、提案されたメニューと店長の創作が合わさり、どうにかメモは取れたようですが、この後の復習につかえるでしょうか? どんな形でメニューに仕上げるか。彼女たちの腕(若いパワー)の見せ所!楽しみしています。


それが見事結実したのが「樟利セット」という訳だ。「樟利」は「勝利」の掛け言葉なのだろう。「若い世代は、あまりそうめんを食べない」という話を聞いたことがある。ツユを用意しないといけない、具材を作るのが面倒、ゆで加減が難しい。そもそも、にゅうめん(煮麺=温かいツユをかける)を知らないので、真夏にしか食べない…。これはもったいない。そうめんはどの季節でも美味しいのだ。


割烹桝谷(桜井市金屋)の鍋焼きそうめんセット(特別メニュー)

昨年11月、「鍋焼きそうめん」をいただいたことがある。女子高生(奈良朱雀高校)が企画した「大神神社酒祭り うま酒ツアー」のランチメニューに出てきたのだ。三輪そうめんはゆで伸びしないので、少しくらい時間が経っても美味しく食べられる。こちらも高校生という「若きパワー」のアイデア料理だった。

奈良時代に中国から伝えられた「そうめん」というシンプルな素材は、既成概念にとらわれず応用すれば、面白い料理に発展する。「樟利セット」や「鍋焼きそうめん」のようなメニューで、ぜひ発祥地の桜井市を、そして奈良県を大いに盛り上げていただきたいものだ。
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富本憲吉展は、3月15日(日)まで!(2015Topic)

2015年01月28日 | お知らせ
安堵町が産んだ陶芸家・富本憲吉は、日本近代陶芸の巨匠で、人間国宝(重要無形文化財保持者)にも認定されている。そんな富本の作品展「富本憲吉展~華麗なる色絵・金銀彩~」が、奈良県立美術館で開催されている。入館料は400円(一般)である。県のHPによると、

富本憲吉展~華麗なる色絵・金銀彩~
2015年1月17日(土)~3月15日(日)

休 館 日  月曜日
開館時間 午前9時~午後5時(入館は閉館の30分前まで。)

陶芸家・富本憲吉(1886-1963)は、奈良県が生んだ芸術家であり、また日本近代陶芸の巨匠でもあります。1955年には重要無形文化財保持者(人間国宝)にも認定されました。富本は楽焼制作に始まり、土焼・白磁・染付と多様な創作活動を展開しましたが、中でも代表的なものは豊かな色彩が印象的な色絵磁器、そこに金と銀を焼き付けた金銀彩の作品でしょう。本展では、その色絵・金銀彩の作品を中心に約110件を展示します。


「色絵円に花模様飾筥」。作品の画像は、すべて県立美術館のHPから拝借  
 
また本展の開催にあたり、全国13県の知事が組織する「ふるさと知事ネットワーク」の美術館交流により、石川県内の博物館・美術館から富本憲吉と九谷焼の作品をご出品いただきます。富本は石川県で色絵技法を研究しており、そこでの日々は彼にとっても、また九谷の陶芸家たちにとっても大きな刺激になりました。独創の人・富本憲吉の陶業と、日本有数の色絵磁器・九谷焼の伝統とが交わった先に何が生まれたのかーそれをたどりながら、伝統工芸の美の神髄をお楽しみいただければ幸いです。


「色絵罌粟大飾皿」

主催:奈良県立美術館
後援:NHK奈良放送局 奈良テレビ放送株式会社 株式会社奈良新聞社 
   西日本旅客鉄道株式会社 近畿日本鉄道株式会社 阪神電気鉄道株式会社 
   奈良交通株式会社 奈良県商工会議所連合会 奈良県商工会連合会
   奈良県中小企業団体中央会 株式会社南都銀行 (一社)日本旅行業協会
   (一社)全国旅行業協会 (一社)国際観光日本レストラン協会
   (一財)奈良県ビジターズビューロー 奈良市観光協会 
   奈良県旅館・ホテル生活衛生同業組合


  
「赤地金銀彩羊歯模様蓋付飾壺」

【関連事業】※いずれも参加無料。ただしマンドリンコンサート以外の催しは本展の観覧券が必要です。
 ◇講演会「富本憲吉と九谷焼」
   講師:中矢進一氏(石川県九谷焼美術館 副館長)
   1月24日(土)午後2時~ レクチャールーム 60席・先着順
 ◇美術講座「富本憲吉と色絵・金銀彩」
   講師:飯島礼子(当館主任学芸員)
   2月15日(日)午後2時~ レクチャールーム 60席・先着順    
 ◇マンドリンコンサート  出演:奈良マンドリンギター合奏団
   1月17日(土)、1月25日(日)、2月8日(日)、2月22日(日)、3月8日(日)
    いずれも午後1時30分~/午後3時30分~
 ◇当館学芸員によるギャラリートーク(1月24日をのぞく毎週土曜日午後2時~・展示室にて)
 ◇ボランテイアによる展示解説を実施します。(不定期)

【同時開催展示】  ※観覧無料 会場:当館1Fギャラリー 
安堵町との連携展示「陶芸のさと安堵 ~富本憲吉の足跡をたどる~」
  …富本憲吉の出身地・安堵町を紹介します。また、ふるさとに想いをはせながら
   活躍した彼の戦時中を中心とした作陶の足跡をたどります。
◆安堵町のイベント
 1月24日(土)、2月21日(土)、3月7日(土)、3月8日(日)
 ①灯芯ひき体験    ②和ろうそく製作説明  
 各回とも午前10時~午後3時30分まで随時(※②は上記期日のいずれかで実施)


私は1月16日に開催された開会式・内覧会にお邪魔した。これはとても見応えのある展示だった。私がこれまで見てきた富本作品は、墨絵のようなモノトーンのものが多かったが、ここでは豊かな色づかいの色絵磁器や、そこに金と銀を焼き付けた豪華作品、また石川県内の博物館・美術館から出品された富本憲吉と九谷焼の作品など、きらびやかで華麗なる作品がずらりと並んでいる。同時開催している安堵町の展示「陶芸のさと安堵~富本憲吉の足跡をたどる~」も、好企画だ。

半日かけてじっくり観覧したい「富本憲吉展~華麗なる色絵・金銀彩~」、ぜひ足をお運びください!

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聖徳太子ゆかりの王寺の里ウォーク、3月11日(水)開催!(2015Topic)

2015年01月27日 | お知らせ
3月11日(水)、「聖徳太子ゆかりの王寺の里ウォーク」(第14回 王寺観光ウォークイベント)が開催される。JR西日本が展開する「JRふれあいハイキング」の一環である。イベントを主催する「王寺観光ボランティアガイドの会」(阪本光弘代表)のHPによると、
※トップ写真は、王寺町の公式Facebook「雪丸おさんぽタイムfrom王寺町」から拝借

梅花香る記紀万葉のロマン 聖徳太子ゆかりの王寺の里ウォーク
JRふれあいハイキング 第14回 王寺観光ウォークイベント 歩程10km

王寺の里は記紀万葉のロマンが漂うエリア。聖徳太子ゆかりの達磨寺を始め、第7代孝霊天皇陵、万葉歌の芦田池など、さまざまな歴史スポットが点在します。全コースを観光ボランティアガイドがご案内します。

日  時 3月11日(水)AM9:05出発 (解散予定:PM2:30)
集  合 JR王寺駅中央改札前 AM9:00集合 雨天決行
募集人員 100名(予約先着順)
参加費用 300円(保険代、資料費、地図代)
持 ち 物 飲み物、タオル、雨具、弁当等
※当日6:00 奈良県北西部に警報が発表されている場合は中止。

■コース
JR王寺駅(集合)→和の鐘→達磨寺→乳たれ地蔵→尼寺廃寺跡→白山姫神社→永福寺→火幡神社→泉の広場(昼食)→芦田池→親殿神社→孝霊天皇陵→放光寺・片岡神社→王寺駅(解散)
 
■ポイント
王寺駅を南下し王寺町のシンボル・和の鐘を見ながら、葛下川遊歩道沿いに
弘法大師由来の薬井を背に、聖徳太子と飢人伝説の達磨寺へ 
雪丸くんに別れを告げ、葛下川遊歩道を南下する
左の丘陵に片岡城跡を偲び、推古天皇ゆかりの乳たれ地蔵へ
太子道を尼寺廃寺跡から白山姫神社を見て、鐘楼と行基開基の永福寺へ
家並みを抜け、機織りの神様・火幡神社へ、泉の広場で昼食 
万葉の昔を偲び芦田池から、片岡武士の戦勝祈願の地・親殿神社へ
王寺唯一の天皇陵・桃太郎と卑弥呼のお父さんの第7代孝霊天皇陵へ
御陵の横道から、町名由来の放光寺・片岡神社へ、古い家並みを抜け、王寺駅に戻る


お申し込みは「王寺観光ボランティアガイドの会」、お申込書は、こちら(PDF)
郵送 〒636-0003 奈良県北葛城郡王寺町久度2丁目2番1-501号 王寺町観光協会内
TEL 0745-33-6668
FAX 0745-33-3001
E-mail yukimaru@oji-kanko.jp
緊急連絡 阪本光弘代表(090-4768-2520)

お申し込み締め切りは 3月3日(火)である(ただし定員に達し次第締め切り)。 奮ってお申し込みください!

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