tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

第5回クイズ大会「ゆきまるQ」、王寺町で2月15日開催。ぜひご観覧ください!(2025 Topic)

2025年02月07日 | お知らせ
いよいよ今年も2月15日(土)、王寺町で第5回クイズ大会「ゆきまるQ」が開催される。前回は初めて、大人チーム(王寺観光ボランティアガイドの会)が中高生チームを押さえて優勝し、会場は大いに盛り上がった(前回の様子は、こちら)。

当日は無料で観覧できるし、出入りも自由だ。西友のある建物の5階なので、お買い物の合間に立ち寄ることもできる。私も、クイズ問題の解説者として登壇する。王寺町観光協会のHPによると、

【観覧者募集!】第5回クイズ大会 「ゆきまるQ!」開催~♪
奈良のご当地検定である「奈良まほろばソムリエ検定」(奈良検定)の試験問題を中心に、クイズ研究部や観光事業に携わる事業者、ガイドさんなどが王寺や奈良についての「誰かに話したくなる」「知れば訪れたくなる」クイズで熱い闘いを繰り広げます。
今年は、テレビや様々な著書で大人気の西大和学園社会科教諭の浮世博史先生制作問題も登場!めったに聞けない現役教諭の解説も楽しみです。

観覧しながら、あなたもクイズにチャレンジしてみませんか~♪

日程:令和7年2月15日(土)
開催時間:14時00分~17時00分頃(予定)
会場:王寺町地域交流センター リーベルホールにて
*会場内は出入り自由ですので、お買物の合間などにお立ち寄り頂くことも可能です
主催:奈良まほろばソムリエの会・王寺町観光協会(共催)
解説:浮世博史先生(西大和学園社会科教諭)/鉄田憲男氏(奈良まほろばソムリエの会専務理事)
問題制作:奈良まほろばソムリエの会/浮世博史先生

後援:王寺町/王寺町教育委員会
協賛:奈良商工会議所
出題:「奈良まほろばソムリエ検定」(奈良商工会議所主催)試験問題 など
*以下の過去問題 https://www.nara-cci.or.jp/narakentei/06/(奈良商工会議所HP) ほか、奈良県や王寺町に関連したクイズを出題

<出場チーム>10チーム(1チーム3名)
①斑鳩の里観光ボランティアの会
②王寺観光ボランティアガイドの会
③大阪星光学院中・高等学校クイズ研究会
④近鉄「KINTETSU オールアボード」
⑤JR西日本
⑥四天王寺中・高等学校クイズ研究部
⑦東大寺学園中・高等学校クイズ研究部
⑧東横イン
⑨奈良交通
⑩西大和学園中・高等学校クイズ研究部

【予選A(5チーム)】10問 / 【予選B(5チーム)】10問→各リーグ上位2チームが決勝へ進出
【敗者復活戦(6チーム)】5問→上位1チーム決勝へ
【決勝(5チーム)】15問→優勝チーム決定!

過去の結果:
第1回(H30年度)優勝:東大寺学園中・高等学校
第2回(R元年度) 優勝:東大寺学園中・高等学校
第3回(令和4年度) 優勝:大阪星光学院中・高等学校
第4回(令和5年度)優勝:王寺観光ボランティアガイドの会


たくさんの方のご観覧を、お待ちしています!

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田中利典師の「休養宣言」

2025年02月06日 | 田中利典師曰く
今日の「田中利典師曰く」は、〈休養宣言…?〉(師のブログ 2017.9.4 付)。この頃、利典師は「怒濤の毎日」を過ごしておられた。そうとも知らずに私はこの頃、南都銀行が主催する「第8回観光力創造塾」(同年7/19開催)のパネリストとして、利典師をお招きしてしまった。
※トップ画像は、桜井竜生著『カラダにいいことをやめてみる』(講談社刊)

マイコプラズマ肺炎から回復されたと見て、いきなりお呼びしたので気になっていたのだが、こんなご多忙な日々を送っておられたとは!なお観光力創造塾の内容は、奈良新聞に記事広告(全面広告)として掲載された。その記事は、末尾に掲載している(PDFは、こちら(PDF))。

師のブログに登場する桜井竜生氏のご著書の内容と、氏のプロフィールは、講談社BOOK倶楽部のサイトに出ていた。引用すると、

〇〇を食べると長生きできる? ××を温めると健康になる? 人は究極の雑種にして、体は常に変化している。それなのに、流行する「健康法」、さらには「現代医学」は、人をあたかも同じ「機械」のようにしか見ていない。今日のあなたに合った健康法が、明日のあなたにも合っているとは限らないのだ。自分の体の声を聞き、自分という「計測器」の精度を上げよう。元外科医の漢方医が、本当の意味で健康に生きる方法を伝授する。

著者紹介 著:桜井 竜生(サクライ リュウセイ)本名:櫻井正智 日本東洋医学会専門医
北里大学東洋医学総合研究所、聖マリアンナ医科大学勤務 消化器一般外科を専攻後、漢方専門医に 著書に『クスリで病気は治らない』(大和書房)


前置きが長くなった。利典師の全文を引用すると、

「休養宣言…?」
この半月、かなり忙しかったです。8月18日の漢方医桜井竜生先生とのラジオ収録で、さんざん「しばらくは休みなさい!」と注意をされながら、ここ半月は怒濤の毎日。

大阪1泊2日、東京2泊3日、東京1泊2日、北陸加賀1泊2日、北海道2泊3日、吉野1泊2日、京都1泊2日と、ずーーーと毎夜寝るところが違う毎日でした。9月2日に吉野で目覚めたとき、どこにいるのか一瞬わからなかった位です。①人と会うな ②家から出るな… と桜井ドクターにきつく言われたが、考えると全く言うことを聞いていないわけで(^^;) 

「私はこうみえて、結構高名でりっぱな医者なのですよ。そんな私のクライアントの中でも、田中先生はトップクラスの、言うことを聞かない患者です。いい加減にしてください」と18日にはラジオ収録の前後できつく叱られたのだが、振り返れば、先生の仰せの通りでした。

昨日も護摩を終えて、野宮神社さま主催の斎宮セミナーに出かけて、植島(啓司)先生たちと盛り上がって、そのまま神声天眼学会の倉田宇山さんのお家に泊めていただいたが、これを最後にしばらくは自宅で引きこもろうと思います。

最近、出会う人出会う人に、「お体、大丈夫ですか?」と口を揃えて、心配していただく。昨日のセミナーでも3,4人の方に声をかけられました。まあ、フェイスブックなどSNSで体調不良を吹聴しているので、そんなはめになるのであるから、全て私の責任ですけど…。ご心配いただいて本当に申し訳ありません。

とりあえず元気で、ここ半月は毎日飲んだくれていました。でも今日最後にちょこっと飲んだら、しばらくはお酒もおやすみをさせていただき、じっくりと静養にあてたいと思います。

なにがあってもともかく家に籠もりますので…。その間、シコシコと依頼原稿などを…というのが、まあなんとも貧乏性の悪い性分でして…。


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中家住宅(奈良県生駒郡安堵町)の修復に、ご支援を。3月31日(月)23時まで!(2025 Topic)

2025年02月05日 | お知らせ
※2/7(金)、毎日新聞奈良版(トップ画像)と奈良新聞(下のカラー画像)の記事を追加しました(いずれも2/6付)

以下のショッキングな写真を見て、唖然とした。奈良まほろばソムリエの会副理事長の小倉つき子さんが撮影され、『月刊大和路ならら』(なら文化交流機構刊)2024年11月号に、ご自身の文章とともに掲載されたものである。記事の見出しは「あの美しい大和棟をもう一度見たい~重要文化財・中家(なかけ)住宅の火災とその後~」。



2024年7月29日午後、奈良県生駒郡安堵町(あんどちょう)にある中家住宅の主屋(築365年)を覆う茅(かや)葺きの大和棟が、焼損した。風のある真夏の炎天下で、枯れ枝を燃やしていた隣家からの延焼ということだった。



そしていよいよ今日から、目標金額を500万円としたクラウドファンディングがスタートすることになった。募集期間は2025年2月5日(水)から3月31日(月)まで。なおクラウドファンディングの取り扱いは、READYFORで、南都銀行がコーディネートした。READYFORのサイトによると、



奈良県 安堵町、中家住宅 被災した重要文化財を修復し、未来へ受け継ぎたい
中家住宅は、奈良県生駒郡安堵町に位置する江戸時代初期に建築された環濠屋敷です。内濠は戦国時代の遺構が残り、主屋は万治2年(1659年)に建てられ、特徴的な大和棟の屋根構造を持つ歴史的建造物で、戦後は主に家族で維持管理してきました。

しかし、2024年7月、隣家の焚き火から出火した火災により、中家住宅は茅葺屋根や建具、所蔵品などが焼失し、見るも無惨な状態となってしまいました。先祖代々、大切に受け継いできた歴史と思い出が一瞬にして損なわれてしまったことを思うと、今でも悲しみと怒りで涙がこぼれます。

私たちは、文化財を守ることの重要性と難しさを広く知っていただき、このような悲しい出来事を一つでも減らせるようにとの思いから、このたびクラウドファンディングを立ち上げることにいたしました。

修復にあたっての費用について、「国指定なら国で修理してもらえるでしょう?えっ?自己負担があるんですか?」また「補助金や保険で賄えるのでは?」とのお声もいただきます。しかし、建築基準法に適合した建物ではなく、茅葺は燃えやすいので火災保険に加入できなかったこともあり、国、県、町からの補助金はいただけますが総額は約5〜7億円と大変高額になるため、個人として3,000万円を超える負担が見込まれています。

クラウドファンディングを通じて、皆さまのお力をお借りし、主屋・大和棟の再建を目指したいと考えています。江戸時代から現代まで、約350年にわたり守り継いできた中家住宅という貴重な文化財を未来へとつなぐため、皆さまの温かいご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。


小倉副理事長は、READYFORのサイトに「応援のメッセージ」を寄せている。引用すると、

小倉つき子 NPO法人・奈良まほろばソムリエの会 副理事長
美しい茅葺の大和棟を、ふたたび

大和の典型的な環濠住宅が中家住宅です。火事に見舞われた主屋は、大和棟と称される急勾配の茅葺屋根の建物。近世奈良の暮らしを伝える貴重な文化財です。

2024年夏、隣家の火の不始末による火災で、先祖代々受け継がれてきた歴史が一瞬にして損なわれてしまいました。消防隊員により1時間以上放水されましたが、屋根の火は消えません。茅葺屋根は表面からの消火は難しく、茅材の中や裏面からも水を入れないと効果がないからです。

「屋根の中の茅を取り出して、水を注入するのだ」との命令が出され、消防隊員たちは茅を取り出し始めました。二人の隊員が熱中症で倒れたほどの、猛暑の中でした。

柱の多くは黒く焦げてしまいましたが、懸命の消火活動の甲斐あって、屋根の梁や太い柱は残りました。焼け残っている部材から、重要文化財としての価値が失われずにすんだのです。茅を葺けば、またあの美しい大和棟をみることができます。多くの方にご支援いただけますよう、よろしくお願いいたします。


些少ながら、私も早速、支援させていただいた。皆さまのご支援・ご協力、どうぞよろしくお願いいたします!



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高取町の町家の雛めぐり、主催者を変え、継続!(2025 Topic)

2025年02月04日 | お知らせ
これは朗報だ! 昨年(2024年)で一旦終了した高取町(奈良県高市郡)の「町家の雛めぐり」が、主催者を変え、「高取城下 町家のひな祭り」として継続されることになったのだ、おめでとうございます!
※トップ写真は、過去の雛めぐり(2010.3.6 撮影)。黄色のジャンパーが、野村幸治さん

町家の雛めぐりには、私も思い入れがある。真田昌幸・幸村(信繁)父子が流されていた九度山町(和歌山県伊都郡)で、雛めぐりに倣(なら)った「町家の人形めぐり」が、毎年4月1日~5月5日に開催されているのである。九度山町出身の私が、「真田まつり」(毎年5/4~5開催)の関係者に提案し、それが受け入れられたのである。

「分家が頑張っているのに、ご本家が終了とは、寂しいな」と思っていたので、これは嬉しい。毎日新聞奈良版(2025.1.19 付)に大きく紹介されていたので、以下に全文を紹介する。皆さん、ぜひ足をお運びください!

城下町にまた春が来る 終了の「ひなイベント」 主催変え継続へ
2024年3月に一旦終了した奈良県高取町の「町家の雛(ひな)めぐり」が、町商工会などがつくる実行委員会に主催者を変え、今年も継続されることが決まった。「高取城下 町家のひな祭り」の新名称で、2月23日~3月16日に開催。メンバーの高齢化で継続を諦めた旧主催団体関係者は「今年も高取に春が来る」と喜んでいる。【皆木成実】

 「雛めぐり」は07年、まちおこしグループ「天の川実行委員会(24年解散)」代表の野村幸治さん(82)が始めた。子供が巣立って各家に残されたひな人形と、高取城下町・土佐街道の街並みを生かしたイベントで、低予算ながら最盛期には約5万人を集め、15年に国土交通省の「地域づくり表彰」も受けた。

野村さんが23年5月に病に倒れ、他のメンバーも高齢になったため、同グループは24年3月の「雛めぐり」をもって終えることにした。しかし、これを残念に思った町商工会副会長で美術商の西川貴康さん(52)が商工会、町、町観光協会で実行委を結成。後継の「町家のひな祭り」開催にこぎ着けた。

「雛めぐり」と同様、土佐街道沿いの約50軒の町家や商店が、秘蔵のひな人形を店先などに展示。主会場「雛の里親館」には、ひな壇17段に500体を飾る。新たに土佐街道沿いに町家を改装した「高取雛の資料館」を開設し、地元の陶芸作家、山本義博さん(77)が収集した明治時代の「御殿雛」や江戸時代の「享保雛」を展示する予定だ。

西川さんは「雛めぐりをきっかけにオープンしたカフェもあり、高取町に最も人が来るイベントをやめるわけにはいけないと思った」と話す。病床の野村さんの妻美千子さん(75)は「若い人が継承してくれて本当にうれしい」と話している。

 「町家のひな祭り」の問い合わせは観光案内所「夢創舘」(0744・52・1150)へ。また同町の壺阪寺(0744・52・2016)も恒例の協賛行事「大雛曼荼羅(まんだら)」を2月23日~4月20日に開催する。


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田中利典師の「佐藤愛子著 『私の遺言』」

2025年02月03日 | 田中利典師曰く
今日の「田中利典師曰く」は、〈佐藤愛子著/私の遺言…〉(師のブログ 2017.9.6 付)。これまで当ブログでも3回にわたり紹介した故・山口順昭大和尚に関係したブログ記事である。

佐藤愛子さんの 『私の遺言』(2002年刊)は最近、ラジオでも紹介されていて、「不思議なことが起きるものだな」と思って、車の中で首をひねっていたことがある。ebookjapanのサイトには、

北海道に山荘を建てたときからそれは始まった。屋根の上の足音、ラップ音、家具の移動をともなう様々な超常現象、激しい頭痛。私はあらゆる霊能者に相談してその原因を探った。そうせずにはいられなかった。

やがてわかった佐藤家の先祖とアイヌとの因縁。霊界の実相を正しく伝えることが私に与えられた使命だったのか。浄化のための30年に及ぶ苛烈な戦いを記した渾身のメッセージ。


ベストセラー『九十歳。何がめでたい』(2016年8月刊)は、草笛光子さんの主演で映画にもなったが、1923年(大正12年)11月にお生まれの佐藤愛子さんは、はや101歳!

『私の遺言』が刊行されたのは、佐藤さんが79歳のときだ。遺言を書いてから23年も健筆をふるわれるとは、ご本人も思っておられなかったことだろう。では、以下に師のブログ全文を紹介する。

「佐藤愛子著/私の遺言…」
佐藤愛子さんの『私の遺言』(新潮社/2002年10月刊)、本書の64頁に、先に逝去された北海道のくま先生=山口順昭大和尚のことが、実名で紹介されています。

すでに書きましたが、私は先生のご自坊、新冠(にいかっぷ)の馬頭観音寺に半年ほど寄宿していました。そのとき2度ほど、佐藤愛子さんの別荘に先生とともにお邪魔したことがあり、先生と佐藤さんとの交情を目の当たりにしました。文章の中に、その交情のほどを垣間見る気がします。

狐憑(きつねつ)きのお祓いの話が載っています。「ヨシのキツネ」という短編小説になっていますが、そんなような場面は、新冠での半年の間で、私も何度が経験しましたし、その後の私の大きな力になりました。祈祷師/里山伏(さとやまぶし)はそういうことを経て、一人前にしていただくわけですから…。

まあ、私はあまり得意な分野の活動ではありませんので、あらかじめ、そこのところは、お断りしておきます。くま先生とは違って、なにぶんともへなちょこ山伏ですからねえ。

アイヌのひとたちのことも含めて、北海道はまだまだ前近代的な精霊とか、動物霊や魔物との垣根が低くて、そういう世界が広がっていました。いわゆる霊媒体質ともいえる佐藤さんの本、面白いですね。
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