澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

日本は「地球環境」と「世界遺産」で食っていけるのか?

2008年06月02日 11時13分22秒 | 社会
このところ、TVなどでやたらに目に付くのが、「地球環境」と「世界遺産」。
NHKなどは特に顕著で、「エコ」を啓蒙する「お知らせ」や「世界遺産」を紹介するミニ番組が目白押しだ。

この傾向はいったい何なのだろうか?
京都議定書を無視する大国がさっさと二酸化炭素をはき出す中で、日本では子ども達に対して節電の努力があたかも地球を救うかのようなPRが続けられている。
「公務員による税金の無駄遣い」キャンペーンも同様だ。両者に共通するのは、もはや小さな節約などでは、問題を解決できないということなのに…。

日本中で一生懸命省エネを試みても、中国が垂れ流しではどうしようもないだろう。税金の無駄遣いを止めても、財源不足のほんの一部に補填できるに過ぎないのだ。

省エネ技術が世界一とか言っても、自動車や家電産業に匹敵するような経済的利益は望めない。今まだ「経済大国」とかおだてられていても、この先「地球環境」保護の十字架を不当に重く負わされた、お人好しの日本は、国際社会で隣国に伍していけるのだろうか。

いくらブームとはいえ、「世界遺産」関連の番組が多いのも気になる。世界遺産はすべて失われた文明、文化そのものだ。バイタリティとは対極の「死」をイメージさせる世界だ。
日本人は、無意識のうちに自らの”没落”を予感しているのだろうか?