澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

モダン・プレイボーイズの「暗い港のブルース」

2008年06月29日 01時21分20秒 | 音楽・映画
モダン・プレイボーイズと言っても、ぴんとこない人が多いかも知れない。
1960年代に「暗い港のブルース」というインストルメンタル・ヒットを飛ばした楽団なのだが、ヒット曲はこの1曲だけだった。
この曲は、「哀愁のトランペット」「トランペット・ムード」というコピーがぴったりだった。そのマイナーのメロディは、ブルースというよりも、どこか童謡を思い起こさせる響きがあった。

ザ・キングトーンズやザ・スプートニクスなど多くのミュージシャンが、この曲を録音している。

モダン・プレイボーイズは、日本人のスタジオ・ミュージシャンによるバンドだった。トランペットは、早川博二で、「暗い港のブルース」は彼が作曲したと記憶している。
「暗い港」「夜霧の国道」「霧の波止場」などは、当時の歌謡曲の常套句でもあった。

今やロマンティックな「暗い港」など存在しなくなった。コンテナが積み上がられ、煌々ととライトに照らされる港では、こんなメロディは浮かんでこないだろう。

改めて演奏を聴いてみると、リズムのノリが極めて悪い。お手本となった(はずの)ベルト・ケムプフェルト楽団と比べると、リズム感に雲泥の差がある。特に電気ベースが下手だと思う。一世を風靡した名曲なのだが、今や古びた「古酒」のようだ。それも年代物の…。