《金色に輝く キンエノコロ》
早朝の散歩道に、地味で目立たないが、個性的な秋の草々との対話を楽しんでいる。
田の畦に繁茂するキンエノコロの穂が金色に輝き風に揺れ、ツユクサが次々と鮮やかな青い花を咲かせていた。その青色と、小さな紅花を多数付けたイヌタデのコントラストが何とも言えず美しかった。そして夜露に濡れたメシヒバの穂に、ヤマトシジミがじっと朝日を待っていた。
私の秋の七草を挙れば、イヌタデ、エノコログサ、アキノキリンソウ、ヨメナ、ミズヒキ、ミソソバ、チジミザサなどだろうか。ひっそりと生きずき秋を感じさせるこれらは、いずれも山上憶良の秋の七草に劣らぬ私の好きな道端の草々だ。
庭には急につぼみを膨らませたキンモクセイが香り、ムラサキシキブの紫の実が宝石のように美しい。長い首を伸ばしたツワブキの黄色い頭花が一枚ずつ開き始めた。
ようやく巡った秋、それぞれの緑の個性を楽しんでいる。
早朝の散歩道に、地味で目立たないが、個性的な秋の草々との対話を楽しんでいる。
田の畦に繁茂するキンエノコロの穂が金色に輝き風に揺れ、ツユクサが次々と鮮やかな青い花を咲かせていた。その青色と、小さな紅花を多数付けたイヌタデのコントラストが何とも言えず美しかった。そして夜露に濡れたメシヒバの穂に、ヤマトシジミがじっと朝日を待っていた。
私の秋の七草を挙れば、イヌタデ、エノコログサ、アキノキリンソウ、ヨメナ、ミズヒキ、ミソソバ、チジミザサなどだろうか。ひっそりと生きずき秋を感じさせるこれらは、いずれも山上憶良の秋の七草に劣らぬ私の好きな道端の草々だ。
庭には急につぼみを膨らませたキンモクセイが香り、ムラサキシキブの紫の実が宝石のように美しい。長い首を伸ばしたツワブキの黄色い頭花が一枚ずつ開き始めた。
ようやく巡った秋、それぞれの緑の個性を楽しんでいる。