エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

無心に遊ぶ孫

2008-02-13 | 日々の生活
 

 午前中は久々の快晴、すがすがしい春の陽が暖かかった。
我が家は無落雪の屋根で、このところの寒さで2階の軒から40~50センチほど雪がせり出していた。下は5,6センチほど厚い氷だったが、気温も5度ほどまで上がったようで、日中ドスンと大きな音を立て屋根から落ちた。

夜の間に積もった新雪を片づけ、孫たちと造った庭のゲレンデで遊んだ。武琉君は幼稚園3連休、春の穏やかさ一杯の雪の庭で妹と一緒に本当によく遊んだ。

【苦労してできたかまくらに満足】
 武琉君はしばらく放っておいた小さなかまくらを直し、萌香ちゃんはおばちゃんとソリで遊んだ。大分長い時間遊んで、今度は家に入りミニカーで遊んだ。

何の憂いもなく無心で遊ぶ孫たちを見つめた。この無心なこころが羨ましく尊く思われ、願わくばこのまま小さいままでいて欲しいと思った。いずれ社会の荒波に出て行かなければならないことが辛い。

 廊下の大きい窓を開け放ち、陽のあたる縁側でお茶を飲んだ。雪解けの雨だれがひたひたと落ちていた。こんなささやかな幸せがいつまで続くだろうか。止まって欲しいときを思った。
(2008.2.11)