エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

ギンイチモンジセセリ クロスジギンヤンマ

2009-06-02 | 自然観察
              【産卵中のクロスジギンヤンマ】

 数日曇りや雨の日が続いた。昨日は午前中から雲が多かったが青空が見えてきた。しばらくぶりに里山に虫たちに会いに行った。
 ギンイチモンジセセリやクロスジギンヤンマと1年ぶりの再会ができた。

 晴れ間がのぞくとウスバシロチョウが4,5頭、ふわふわ舞い始めた。産卵の時期、周囲にはムラサキケマンがいっぱいだった。陽がかげるとすぐに見えなくなった。
 ギンイチモンジセセリが飛び立ったので、写真を撮ろうと近づくと、すぐ横に黒いハラビロトンボとコサナエがじっと止まっていた。数日間、雨模様の日が続いたが、じっと止まって晴れ間を待っていたのだろう。
ハラビロトンボの顔の青く光る額がとても魅力的だった。

池では、ヨツボシトンボが多かった。時折、ヤンマが来るがなかなか止まらず同定出来なかった。4,5日前に見かけたヤンマも同じだ。丁度5㍍ほどのところで産卵行動を始めたのはクロスジギンヤンマだった。メスが一匹だけで、長い時間産卵していた。胸の2本の黒いすじが見えた。

 毎年変わらず繰り返す自然の営み。それをいつもと変わらず見つめる自分。
年々歳々花相似たりだが、我が日々も何ら変わることなく過ぎていく。健康で、来年も3年、5年後も、同じこころで小さな虫たちを眺めたいものだと思っている。

【ギンイチモンジセセリ春型】
  


【成熟前の黒いハラビロトンボ】
  

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