エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

湯のみの絵付け

2009-06-12 | 文芸

茶碗に絵付けを頼まれた。いろいろな形の素焼きの湯のみが届いた。
 昔勤務していた高校の同窓会から、東京地区の同窓会記念品の湯のみにデザインを頼まれた。
 勤務していたころ、創立百周年の記念行事で、マグカップや湯飲みに磐梯山をデザインしたをことがあった。それは、猪苗代湖に浮かぶ磐梯山に、校歌の一節「峰は秀づる磐梯山 水はたとうる猪苗代」と添えたものだった。

 しばらく絵筆を握っていなかった。準備された筆と明るい青の呉須で、いつも描き慣れている磐梯山を描いた。猪苗代湖にハクチョウを浮かべた。
 弘法筆を選ばずだが、粘っこい呉須で、特に細い文字は難しく思うように書けなかった。小さい同窓会名と日付は、鉄筆で掘って呉須で埋めることにした。
 約20個の茶碗に2時間ほどで磐梯山を描き上げた。どのように焼けるのか、できばえが心配だ。

ついでながら、思い立って久々に色塗りを楽しんだ。
 スタンド形のカレンダーの裏面を利用して、数枚の麗しの磐梯を描いた。
 1枚4~5分の仕事なので、いまいちである。


 【静寂の湖 笹山浜から郡山方面】


 【早春の磐梯 河東・大工川付近】


 【磐梯雪景色 崎川浜 赤や青の屋根は廃校になった学校】