福島に生まれて、福島で育って、福島で働いて、福島で結婚して、
福島で子供を産んで、福島で子供を育てて、福島で孫を見て、
福島でひ孫を見て、福島で最期を過ごす。それが私の夢なのです。
先日病院の廊下に書道クラブの展示でこの台詞を見つけた。
また、今朝の朝刊で《「ふくしまから」世界配信》(朝日新聞(第2福島欄))の記事をみた。 この記事のサブタイトルは「飾らぬ前向きな言葉 首相も引用・英語字幕」 8月の全国高等学校総合文化祭での福島県の高校生が演じた創作劇のセリフが英語字付きでユーチューブでネット配信されている。と言う中身だ。
http://www.youtube.com/watch?v=SpQkIhaTNXw (この台詞は0:47:30の箇所)
野田総理は所信表明演説でこの創作劇の「福島に生まれ・・・」を引用し、原発収束の決意を語った。 そして 『原発事故の収束は「国家の挑戦」です。福島の再生なくして日本の信用回復はありません』と。また、『先祖代々の土地を離れざるを得ない無念さ悲しみをしっかり胸に刻み、放射性物質を取り除く大規模な除染を、自治体の協力を仰つつ、国の責任として全力で取り組みます。』と述べた。
小学校に通う孫たちに、先月市から一人一人に積算線量計が配られた。孫たちは、毎日首に提げたり、ランドセルに入れたりして通学している。また、まだ生まれて間もない悠くんにも送られてきて驚いた。孫は冬休み前に線量計を提出して数値を知らされるという 孫たちは時折子供なりに放射能についていろいろ聞いてくる。息子、娘の家族も食品心配をしているし、我が家も妻が気を遣っている。
隣近所に仮設住宅が建ち、浜通りから多くの方々が避難してきている。
こんな現状に、日々沈みがちなこころもあるが、元気にふるさとを再生させなければなない。原発事故が早く安全に収束し、うつくしまふくしまの復興を願わざるを得ない。