エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

大吟醸 「冨國論」

2015-01-13 | 日々の生活

 

 かつてお世話になったAka先生宅へご年始に伺った。毎年お邪魔し楽しい話を伺っている。

 もう退職されて25年とのこと、懐かしい在職の頃の話に花が咲いた。

 少し長居をした帰りに、珍しいお酒「国富論」をお土産にいただいた。 奥様が西会津のご出身で、同町の栄川酒造の製造のお酒だ。

 家に戻りネットで検索した。(http://www.junmai.com/mart/sakaegawa003.html

この大吟醸「富国論」は福島県新酒鑑評会で2年連続金賞のお酒であること、そして石川瑛作なる人物を知った。 

アダムスミスの国富論、名前だけは知っていたが、その翻訳者が西会津出身の石川瑛作で、彼は酒造元の先祖とのことだった。


 4合瓶の「冨國論」には格調の高いユニークなラベルが貼ってあった。 

    明治15年4月  英國 亜當斯蜜 著                   アダム・スミス・・・亜當斯蜜  なるほど
                        日本 石川暎作 譯   
     瓶には白い短冊に「うすにごり」、金ラベルの「大吟醸」が、また裏のラベルには解説 が、

  「暎作は、15歳まで学業の傍らこの地で酒造に従事しました。     ・・・   15代目 石川屋 市十郎 敬白」とあった。

    近々おいしいお酒をご馳走になるが、あらためて「富国論」についても少し勉強してみたいと思っている。  

 

(参)ときどき呑んでいるのが榮川酒造(若松)、西会津のは栄川酒造