かつてお世話になったAka先生宅へご年始に伺った。毎年お邪魔し楽しい話を伺っている。
もう退職されて25年とのこと、懐かしい在職の頃の話に花が咲いた。
少し長居をした帰りに、珍しいお酒「国富論」をお土産にいただいた。 奥様が西会津のご出身で、同町の栄川酒造の製造のお酒だ。
家に戻りネットで検索した。(http://www.junmai.com/mart/sakaegawa003.html)
この大吟醸「富国論」は福島県新酒鑑評会で2年連続金賞のお酒であること、そして石川瑛作なる人物を知った。
アダムスミスの国富論、名前だけは知っていたが、その翻訳者が西会津出身の石川瑛作で、彼は酒造元の先祖とのことだった。
4合瓶の「冨國論」には格調の高いユニークなラベルが貼ってあった。
明治15年4月 英國 亜當斯蜜 著 アダム・スミス・・・亜當斯蜜 なるほど
日本 石川暎作 譯
瓶には白い短冊に「うすにごり」、金ラベルの「大吟醸」が、また裏のラベルには解説 が、
「暎作は、15歳まで学業の傍らこの地で酒造に従事しました。 ・・・ 15代目 石川屋 市十郎 敬白」とあった。
近々おいしいお酒をご馳走になるが、あらためて「富国論」についても少し勉強してみたいと思っている。
(参)ときどき呑んでいるのが榮川酒造(若松)、西会津のは栄川酒造