オオルリボシヤンマの産卵
9時を回ったころ、薄日が射してきた。
先日、我が家から10分ほどの池へ行った。この時期恒例のオオルリボシヤンマの飛翔撮影だ。
結構良い写真を撮り終えて楽しみに帰った。帰宅後、PCで見る何と肝心の飛翔場面が真っ白だ。
カメラを点検すると、ダイアルがずれて絞りモードになっていた。ときどきやるポカだった。
今日はその再挑戦だ。
そう多くはないが、オオルリボシヤンマがさかんに産卵していた。
なかなかピントが合わないが、連写した。♀の産卵をホバリングしながら見守る♂,この場面が撮りやすい。
♀の産卵は,池の端の草が邪魔になるがゆっくり撮れる。
これから10月中半まで産卵風景が見られる。
そう言えば、この池でも今年はチョウトンボは見られなかった。どうしたのだろうか。
♀には、斑紋が緑の個体から、青色(♂型)の個体まで変異がある。
緑の個体の♀ 青い個体の♀
産卵を見守る♂(左)
♂
午後,Kuriさんがトンボの種類を訪ねに来た。どこかの圃場整備のための環境調査らしい。
彼は三角紙にトンボを数種類持参したが、いずれも小さく感じられた。僕は採集しないが、トンボは乾燥し一回り小さくなるのだろうか。
また、トンボは変色し特に翅胸の模様などはほとんど見えなくなっていた。
今日も虫の写真整理、コピーに追われた。
合間に気晴らしに庭を巡ると、真っ赤なマユタテアカネがきていた。未だ、アキアカネは戻ってこない。
キクイモの花の上に,すっかり大人になったアシグロツユムシが止まっていた。
緑の羽の黒い霜降り模様が美しい。綺麗なツユムシだ。自慢の黒い後ろ脚が一本欠けていた。どうしたのだろうか。
7/12撮影 8/27撮影
また、書斎の横のツツジにコオニヤンマが止まっていた。どうしたことかじっとして動かない。
よく見るとこれまた左の前足が欠落していた。どうしたのだろうか。
そうそう、嬉しいことがあった。6月ころ見かけたホシミスジ、今年はその1頭だけだったが、今日見かけることが出来た。
少し小型だったのでコミスジと思いきや、ばっちり星のマークだ。
いよいよ今年で終わりかと思っていたが、オスのようだが、何とか彼女と巡り会い、これまで通り庭のユキヤナギに産卵して欲しいと願っている。
ホシミスジ サンショウが色づいてきた。
ゼミの抜け殻があちこちに、今年はやけに多い。こすもすにはのぼりにくかったろう。
めっきり秋めいた。