エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

ゆく秋寂し

2015-10-28 | 日々の生活

”山の淋しい 湖に
  ひとり来たのも 悲しい心
  胸のいたみに 耐えかねて・・・”         http://www13.big.or.jp/~sparrow/MIDI-kohannoyado.html

「湖畔の宿」  里山の池に来ると、口をついて口ずさむ歌だ。

別に感傷的な気持ちではないが、静かな池の端に佇みゆく秋を眺めていると、なんだか切なくなった。

みんな姿を消してしまった。

コバネアオイトトンボ、オオイトトンボ、キトンボ、オオルリボシヤンマ、ギンヤンマ、つい昨日まで乱舞していたアキアカネも・・・。

あれほどいたアジアイトトンボも♀1頭を見つけただけ、かつて産卵に訪れたマダラナニワトンボが浮かんだ。何千枚社ターを切ったかシャッターを切ったことか。

   

八田野の林に寄った。オオアオイトトンボ、ナツアカネ、アキアカネとキチョウがわずか、いよいよ虫たちのシーズンが終わる。

刈り取りを終えた田の轍で何組ものアキアカネが産卵していたが、♀単独での産卵も見られた。

ナツアカネ  アキアカネ

 

 アキアカネ産卵  

飯豊に雪が見える。週末、吾妻、安達太良に冠雪があったようだ。遠くからの磐梯もうっすら白く見えたが、初冠雪はまだだろうか。

 

珍しいものを見つけた。カラタチの実は久しぶりだ。お城や会工のカラタチはどうだろうか。そういえば、最近アゲハチョウの幼虫も見ていない。(2015.10.27)