エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

セミの幼虫

2017-04-07 | 自然観察


チオノドグサが咲きはじめた。毎年増えて、春先一番に咲いてくれる。

ネットには《名前はギリシア語のチオン(chion:雪)とドクサ(doxa:輝き・栄光)の2語からなり、雪解けの頃に咲いている姿を発見されたことにちなみます。》とある。

同時に咲き出すのが雪割草だ。昨年日陰でかわいそうだと移植した場所の落ち葉をよけると、もやしのような元気な姿がごっそり現れた。

アズマイチゲやスイセンも咲き始めた。クリスマスローズは明日開くだろう。

  

   

 

サンシュ弾け、雨に濡れて雫が輝く   花粉症も一服で有り難し

 

 庭のレンガの敷き板がぐらぐらするのではがしてみてびっくり。太い根の脇に空いた穴に、何とセミの幼虫がいるではないか。

一瞬抜け殻と思いきや、いや脱出できなかった昨年の幼虫かと手を近づけると、弱々しく動いた。

もう終令のようで、暖かくなるのを待っているのかと思った。

ニイニイゼミだろうか。 取りあえず写真撮影。

感覚的にもっと深いところで生長すると思っていたが、地上すぐ近くに来ていたのだ。

   

 

周囲の土は硬い。別のやわらかいところに穴を掘り離した。薄く土をかぶせ落ち葉で覆った。

無事の生長、羽化を祈った。