エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

 緑~が 淡~く 

2017-04-17 | 日々の生活

 

 義兄を見舞った翌日は雲一つない快晴、姉宅の庭からの残雪に輝く乗念が美しかった。

 早春のこの時期は久しぶり、病院へ見舞う前にアルプスを全望出来る長峰山へ登ることにした。

頂上には立派な木造の展望台が建てられていた。

  ウメの花越しに常念岳  (庭から)               

 明科から   山頂から

 

 長峰山山頂の木造の大展望台   

 

常念岳の南に南岳、北穂高、蝶ケ岳が連なり、北に横道岳 大天井岳、少し離れて有明山の後ろに燕岳が、さらに立山から鹿島槍から白馬連峰までが見渡せた。 

 ↓蝶ケ岳               ↓常念岳2857m ↓ 横道岳        ↓ 大天上岳2922m     展望台より    

  

           ↓燕岳 ↓有明山(前山)

 

 

     立山  蓮華岳      爺ケ岳  鹿島槍ヶ岳  五竜岳     白馬 と続く

 

妻と二人っきり.四方を眺望しながら声を出して歌った。

「緑が淡く野に萌えて 残雪白き山肌を 友よ登らん信濃の山へ 友よ忘れじ 信濃の山を 」

 この歌には四季がある。たしか山の友と言ったか。
 まえにもブログに書いたことがあった。

http://blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/f4938be4f7847384e4ad28026f74a9ee

またネットで調べた。

緑が淡く野に萌えて 残雪白き山肌を
友よ登らん 信濃の山に 友よ忘れじ 信濃の山を

可憐な花が咲き出ずる 黒い岩肌 青い空
友よ登らん 北アの峰に 友よ忘れじ 北アの峰を

秋の時雨(しぐれ)に濡れる道 落葉を友に一人行く
友よ歩まん 峠の道を 友よ忘れじ 峠の道を

粉雪の峰滑り行く 日々の思い出 遠い日の
友よ語らん 燈火(ともしび)の もと 友よ語らん 燈火のもと

信大入学の時に覚えた。

寮歌前誓 友に告ぐ

玲瓏(れいろう)として高き吾妻(あづま)の霊峰(れいほう)
千私(せんしゅう)の白雪燦(はくせつさん)として蒼穹(そうきゅう)に映え
淙々(そうそう)として尽きぬ千曲の清流厳かに千古の神秘を語る

いざや歌わんかな アイン ツバイ ドライ~

いくつもの寮歌と共に覚え、大声で歌った青春の歌だった。

まさに、あの青い、蒼い、碧い山肌はアルプスのものだ。

言葉に尽くせない美しさとはこのことか。