飼育していたヒメシロチョウ、すべてが蛹化したと思っていたが、11/19朝 1頭の終令幼虫を発見した。
気温が零下まで下がる寒さのためかじっと動かず。
益々寒くなり、このままでは蛹化できないだろうと思いながら、ツルフジバカマの植わるプランターを室内に取り込んだ。
しばらく食事の形跡もなく、じっと動かなかったが、11/25朝、前蛹態を発見し喜ぶ。嬉しかった。
また時間が経過し半ばあきらめていたが、11/30朝、蛹化している姿を確認した。
実に、前蛹してから6日目の蛹化だった。
一夜明けた緑色の美しい蛹を撮った。
冬の陽差しに透き通る緑の蛹は、美しく神秘的だった。
尾部に、頭部としわしわに畳まれた皮膚が未だ付いている。
前回観察したように、何度も身体を捩って精一杯脱皮したであろう。
室内に置けば、早い羽化となってしまう。プランターを戸外に出した。
計5頭の蛹が、雪の季節の厳しい寒さを乗り越え、あたらしい緑が萌えるころ無事に羽化してほしい。
我が家近くに昨年からツルフジバカマを殖やしはじめたが、未だ少ない。
もう少しこの食草を殖えてからヒメシロチョウを放チョウしたいと思う。
局地的にも発生を繰り返せる街を夢見ている。それまでは、生まれふるさとへ戻してやろう。
蛹の色は緑色と茶褐色があり、保護色と言われるが、確かに蛹化した5頭の蛹は,それぞれ色が違う。
蛹化の場所により違うようだ。緑色の茎で蛹化したものは緑色で、茶色い茎で蛹化したものは蛹は褐色のようだ。
蛹化後は緑色だったが、徐々に薄いクリーム色に変わってきているものもある。
緑 → 少し茶色に
枯れた茎では褐色 緑の茎では緑色