エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

オツネントンボ

2017-12-29 | 自然観察

町内のYosiさんから、部屋で珍しいトンボを見つけたと電話があった。

多分、オツネントンボと思い、特徴を聞いた。この時期見つかるのはそれ以外にない。

薄いポリエチの袋に捕まえて持参したトンボは、やはりオツネントンボだった。

部屋のカニサボテンに移した。静かにしていたが、じきに動き始めた。

動き回るかも知れないが、零下の雪の野外ではかわいそう、吸水もできるだろうと風防室に移した。

秋の終わり、林に群れをなして舞っていたオツネントンボだが、、成虫は氷点下の低温に長期間耐えられる。

各地で、特に北陸や関東地区などでは激減している地域もあるらしい。

 

7-9月にヤゴが羽化して成虫となり、未熟のまま越冬し翌年交尾、植物の組織内に卵を産み付ける。

昔の写真をHDで拾った。

2011.9.17撮  2013.5.12撮

珍しい!緑色に輝いている。2012.10.8撮

 2011.5.17撮影 成熟眼が青い2012.9.25撮 未成熟

 翅の付け根が青くなる

日本で越冬するのは3種 オツネントンボ、ホソミオツネントンボ、ホソミイトトンボだ。

ホソミオツネントンボ 2009.5.9撮

 雪の季節、シーズンオフ中に,愛おしいチョウやトンボたちの生態について勉強しよう。