エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

『豊かな自然写生 感動書き添える』

2018-01-25 | エッセイ

 数日前に、新聞に掲載されたエッセイ。 

  『豊かな自然写生 感動書き添える』

 

                  いつか描いたスケッチ

 

快晴の猪苗代湖・崎川浜に水鳥を訪ねた。

 蒼い湖水に浮かぶ真白な会津嶺が、凛として神々しく聳え、静寂にコハクチョウの鳴き交う声が響いていた。

 描いた数葉のスケッチに、感動を添えた。

 

 『磐梯を讃える』 


 厳寒の大自然を前に 

  立ち尽くすしあわせ 

 凍える顔、手、指先


 景色を構成するものわずか

 雪の原、湖水、磐梯、水鳥、松の緑 

 すべてうるわし すがすがし

 対岸の山々 湖に浮かび 

 コハクチョウ 列をなし 静かに流れる 

 大自然の使者よ お前たちは素晴らしい 

 この静寂に しばしやすらぎ、遊べ 

 生きている喜びを 共にせん


 全身に 豊かなる大自然 

 涙あふるる静寂

 青き磐梯 うるわし ありがたし   

 

 感動に震えながら、どこまでも清らかな湖水を後にした。

 


晴れのち吹雪

2018-01-25 | 日々の生活

昨夜の新年会、足がなく30分、吹雪の中を会場へ。

スノー帽をかぶらず、耳や手が凍える厳寒の中、心筋梗塞など不安を抱きながら

小走りで急いだ。

Iさん、Yさんから、別々にお酒を注がれる。 何と、二人の話は、それぞれに「新聞投稿の詩『磐梯を讃える』に感動したと。

嬉しく、そのうちスケッチを提供しますと。温かいひとときを過ごせた。

 

一夜明け、昼過ぎまでは素晴らしい陽が降り注ぎ、雪かたしもハカイッタ(方言だろうか?)。

雪道の小一時間の散歩、隣接の区長宅数軒へ、全戸配布のチラシを配りに出た。

地区の「青少協」〈青少年健全育成推進協議会〉の広報誌で、小中学生の、あいづっこ宣言の特選作文が載っていた。

あらためて、会津の心を思った。

       

あいづっこ宣言                                                                                           什の掟

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〈参考〉会津藩校日新館 什の掟

一、年長者(としうえのひと)の言ふことに背いてはなりませぬ
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
一、嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ
一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
一、弱い者をいぢめてはなりませぬ
一、戸外で物を食べてはなりませぬ
一、戸外で婦人(おんな)と言葉を交へてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです

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途中、街中の雪景色を撮る。   

  

不動川                       白虎隊士が仮埋葬された妙国寺

                                                                   http://www.asahi-net.or.jp/~de3m-ozw/0aizu/0byako/myokoku/myouko00.htm

ちらちら舞い始めた雪が激しくなった。峠は越えたようだが、土曜日までは寒いようだ。

風呂場北側の水道が凍った。しばしの我慢だ。

もう雪はほどほどに願いたい。